絶望を生き抜け。
これは警告だ。
忌々しき人間どもよ、我が怒りに触れるとき
貴様達の命はない。さあ来るがいい
自然の恐怖を教えてやろう。
「…え、待ってください!クビですか?
俺が?ま…じ…で、ですか…。」
「ああ、今すぐにね。理由は分かるだろう?」
「いや、皆目見当もつかねえんですが…。」
とは言いつつ何となく蓮実善希は予感していた。
今週に入ってからというものロクに
寝てなくてやっと採用してもらえたバイトに
支障が出始めている。
昨日は皿を割った、50枚くらい。
それにオーダーを連発して店長にどやされて
明日話があるから来てと言われて来たら
クビ宣告をくらったわけだ。
「明日からまたバイト探しか……。」
一人呟きつつ、センター街を抜けて家路へ向かう
善希の頭の中には様々な思いが駆け巡っていた。
どうして隊を辞めちゃったんだろうな…。
重い足取りでコンビニに立ち寄って
晩御飯を買い、自宅アパートへと付いた。
部屋がある2階に上る前にポストを確認すると
一枚のビラ紙が入っている。
「なんだ?これ。」
見たところ求人募集の案内のようで
真ん中にはでかでかとこう記してある。
”日本最大級‼︎のテーマパーク建造中‼︎従業員急募‼︎”
「あぁ、今話題のやつか。新しく発見された
無人島の開はつ…。」
言い終える前にビラ紙の右下を見て驚いた。
3か月住み込みで働いて80万円と書いており
気がついたら携帯で応募の電話をかけていた。
この先に待ち受ける地獄を知る由も無く……。