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運命という言葉がある。天命によって定められた、人の運。
僕の人生に運命的な出会いはあるのだろうか、16年生きてきて好きな女など出来たことなどなかった。
女性と付き合ったことは何度かあるがどれも納得出来るようなものではなかった。受け身だけの恋愛、告白され、付き合い、振られる。この過程になにか意味があったのだろうか。
せめて一度だけでいいから女性という生き物に恋慕を抱いてみたいものだ。僕は女性は別の生き物だと思っている。何を考えているかわからないし、すぐ泣くし、影口が大好きだし、僕とは全く別の生き物だと感じる。
だけどそれはあちらも同じらしい僕はいままで付き合った女性は全員僕がなにを考えているかわからないという理由だけで振られてきた。
テレビで結婚した芸能人がこう話していた。
『彼女に一目ぼれでした。運命だと感じました』
羨ましかった。
ある漫画を読んだ。有名な鬱漫画らしい、僕はこの漫画のヒロインに主人公と一緒に一目ぼれした。結末は切なかったがとても心に響くものだった。
僕も、俺も、運命だと、この人しかいない、この人になら人生を捧げてもいい。そんな女性と出会ってみたいと思った。
少し破滅願望のようなものがあると思っている。
恋人と一緒に身を滅ぼしたい昔からそう考えることが多かった。
もしかしたら気づかなかっただけで運命の人とは出会っていたのかもしれない、それならなんて嬉しいことだろう。僕はその人と幸せな時間を過ごして幸せなまま消えていきたい。
明日死んでもおかしくない世の中で生き急いで何が悪いのだろう。
理想のタイプはある。顔が小さくて目の大きいリスのような女の子がいい。そんな女の子などテレビや動画サイトでしかみたことないがそんな女の子がいい。
出会って二人で水族館や映画館などにいって海を眺めながら二人で消えていきたい。そんな願望。聖杯があれば俺はそんな理想の子と一緒に死ぬことを選ぶだろう。まあ俺にはアヴァ〇ンなど埋め込まれていないし魔術なんてもの存在しないのだから。
馬鹿な事だとは思っているがそれほどまでに俺は運命の人というものに取りつかれていた。
明日は新学期。高校2年になる。
俺が好きになるような女の子、現れないかな




