アキメネスの玉髄
第四話です。誤字脱字等の間違いがあるかもしれませんが温かく見てください。
※残酷な描写があります。苦手な方はご注意下さい。あと、結構長いので暇な時に読んで下さい
前回のあらすじ
警察署から逃げ途方に迷う
本編
私は凪の両肩に手を置きブンブン肩を揺らし「どうするの!!杉畑も言ってたけどあいつらメチャクチャ強いんだよ。
そして、あいつらは、銃などの武器を持ってるんだぞ。どうするの!!マジで!」と半泣き状態で言った。凪は少し頭を抱えて顔を上げ「まぁ、何とかなるでしょう。」と余裕な表情で言った。
私はこいつ(凪)れっきとした脳筋野郎だと確信し落胆しているとムッツリマンが「まずは、その詩音ちゃんの家に行ってみないか?そしたら何か分かるんじゃないか」と珍しくムッツリマンがいいことを言うので私たちは詩音の家に行くことにした。
なんて、私は愚かなんだろうお姉ちゃんに会いたいからって悪い人に捕まえるなんてと両足・両手を拘束されてる詩音はそんなことを思っていた。
そして、詩音はあの夏の日を思い出していた。
あれは確か去年の今頃だったかな。
あの日、お姉ちゃんは大学の仕事が終わり朝帰りをしていた。私はお姉ちゃんに「おはよう」と言った。お姉ちゃんも私の声に気づいて「おはよう」と返してくれた。お姉ちゃんは急いで身支度をしていた。
私は「お姉ちゃん大丈夫?」と言い。お姉ちゃんは「うん、これくらいやらないとお姉ちゃん死んじゃうかもしれないから」とにこやかな笑顔で私に言った。
私は学校で作ったビーズブレスレットをお姉ちゃんにプレゼントした。
私は「お姉ちゃん、大学の研究が忙しいのはわかるけどたまには、朝帰りじゃなくて夕方に帰ってお母さんの美味しい夜ご飯を一緒に食べようよ。」とブレスレットをお姉ちゃんの腕にはめながら言い。
お姉ちゃんは「そうだね。多分明日くらいには研究が終わりそうだから明日は、夕方に帰ってお母さん特製カレーを一緒に食べよう。」と私の頭をポンポンして言いお姉ちゃんは「じゃあ、私そろそろ行かないといけないから」と言い玄関に向かった。
私は「今、した約束絶対だからね。明日は帰ってきてね。」とお姉ちゃんに言い。お姉ちゃんは「私が約束を破るわけがないでしょ。じゃ、いってきます。」と手を振りながら言い私も「いってらっしゃい」と手を振りながら言った。それが最後の会話だった。
そのあとは、警察の人が言っていた話によるとお姉ちゃんは大学の付近の交差点を歩いていたら飲酒運転をした2tトラックにぶつかったらしい。お姉ちゃんは、その場で、即死だったらしい。私は、そのことを学校で知った。
私は急いで帰った。つこけたりもしたけど急いで帰った。家に帰ると喪服姿のお母さんがいた。
私はすぐに車に乗せられ警察署に行った。警察署に着くと窓口から遠い白い部屋に連れていかれた。そこは安置室らしい。安置室の扉が開いてすぐにベットらしきものがあった。
お母さんは急いでそのベットらしきものに向かって走った。そしてお母さんがお姉ちゃんの遺体を見ると絶句していた。
それもそうだ遺体の損傷が激しく顔が歪んでいたからだ。お母さんはベッドらしきもので倒れこむように泣いていた。
お母さんが倒れこんで泣いているとき私は、少しお姉ちゃんの身体が見えたそこには今朝、私があげたブレスレットが血とともに光り輝いていた。
お姉ちゃんの身体は左足、左手が引きちぎれていたらしい。
お姉ちゃんあんなに約束破ったことなかったのにこんなので約束破るなんてあんまりだよ。
もっとお姉ちゃんとご飯食べたかった。お母さんのカレー食べて美味しいねと言い合いたかった。
もっとお喋りしたかった。彼氏いるのとか最近学校どうとかいっぱい、いっぱいお喋りしたかった。
私、あと4日で誕生日だったのに・・・こんな、こんなのいやだよ。私も連れ去られたし死ぬのかな?もしそうだとしたら早くお姉ちゃんのところに行きたい。
「へ~ここが詩音ちゃんの家なんですね。」と凪
「意外と普通の家なんだな」とあの有名な尾山財閥の家と聞いてさぞ豪邸だと思って案外庶民的な家だなと思って勝手に落胆するムッツリマン。
私は「まぁ、豪邸に住んだら強盗に襲われる可能性もあるしな」と言いながら私は凪とムッツリマンを詩音の家の裏庭に移動させる。
裏庭に移動した時女の人の大きな泣き声が聞こえた。女の人ギャンギャン泣きながら「去年、詩織を亡くしたばっかりなのに今度は、詩音が連れ去られるなんて、どうしてどうして、神様私たちが何をしたというの」と言っている。
そして警察が女の人をなだめてるのが聞こえる。私は、詩音のお母さんだろうなと思いながら‘あれ‘を探す。
凪は、詩音のお母さんの言葉を聞きまた、自分のせいだと責める。ムッツリマンは「本当、神様何やってんだ。」とバカなことを言っている。
そんなことを聴き耳で聞いていたら、私はようやく例のあれを見つけた。そして、自分を責める脳筋女子とバカなことを言っている禿げ頭に肩をトントンした。
振り向いた二人は尻もちを搗くほど驚いていた。それもそのはず二人の前に立っているのはクソでかい力士型エレベーター‘ドッスン君‘なのだから。
私は、尻もちをついている二人を立たせドッスン君に入らせるが凪が嫌がった。なんでだろう?そんなに口から入るのが嫌なのかと思いながら半ば強引に入れさせた。
中に入った時凪が「なんちゅう物を詩音ちゃんに作らせたのよ。華ちゃん。」と結構ご立腹な様子だったので私は「これは、詩織姐さんが作ったんだよ。」と言った。すると凪は「詩音ちゃんのお姉さん?」と聞いてきたので私は「そうだよ。詩音がこんな気持ち悪い物を作る訳ないじゃん。詩織姐さんが相撲が大好きで詩織姐さんが作った初めての発明品だよ。
このドッスン君のために好きな力士を呼んで身体のあちらこちらをコンピュータースキャンした。ヤバイ女だぞ。」と言うと凪は「じゃ、この臭さもコンピューターが・・すごいですね。」とおかしなことを言う凪。
確かに凪が言う通り何か臭いこんなに精密に作るなんて詩織姐さんはやらないいつもは大雑把なはずと考えているとムッツリマンが「それ僕のおならの匂いだと思うよ」とか言ってきた。私は凪に「こいつ、ぶん殴っていい」と言うと凪は「私も一緒に殴るわ」と言い。ムッツリマンは「やめてくれ、やめてくれ」と言っているが私たちにその言葉はきこえなかった。
ムッツリマンをボこし引きずり私たちはエレベーターを降りた。凪は「この部屋なんですか?」と聞いてきた。私は「ここかい。詩織姐さんの部屋だよ。」と答えた。凪は「えっ、ここが詩織さんの部屋ですか?」と首をかしげる。
まぁ、それもそのはずだ。棚にはいろんな動物の脳のホルマリン漬けがきれいに一列に並んで机はぐちゃぐちゃに本が乱雑されているこれを見て女子の部屋と思う人いない。と思っていたがムッツリマンが起き上がり「女の人の匂いがする」と言ってきたので驚きだ。ムッツリマン曰く、人間特有の女性ホルモンを嗅げるとのこと流石に私は、気持ち悪いと思った。
そんなことを考えていると凪が「というか、どうして詩織さんの部屋に来たんですか。」と聞いてきた。私は「詩織姐さん、生物の博士号を取って大学で研究とかしてたみたいだけど休日とかはほぼほぼ発明品の開発に熱中していろんな発明品があるんだよね。
そいつらを使ってあいつらを倒すと私は考えた。」とニヤリと言った。凪は「なるほど、じゃ速く探しましょう。」と言い。私は「あそこの箱からバック詰めるだけ詰めてくれ」と二人に指示し二人は「「イエッサー」」と言った。
そして私は、だいぶ暇なので机の掃除をした。汚たな。うわ、蛙の死体ここに置くなよ。と思いながらカエルの死体をゴミ箱に捨てようとした時。ゴミ箱の中に赤い箱が落ちていた。カエルの死体を捨て赤い箱を拾い上げるときれいな石のついた何の変哲もない指輪があった。
私は急いであるものを探す。机の中、机の上を探して見つかった。それは、本のしおりと化していた。私は、まったく詩織姐さんは大雑把なんだからと思い。赤い箱とそれを自分のポッケにしまった。私は「凪、発明品詰め終わった。」と聞く凪は「うん、一応詰め終わったよ。華ちゃん」と言い。私はよし、撤収と言おうとした瞬間ムッツリマンが「これなんだろう、ポチッ」と言いその直後大きな警報音が鳴った。
私たちはムッツリマンに警報音をやめろとジェスチャーしているがムッツリマンはメチャクチャボタンを押しているが警報音は鳴りやまない。ヤバイ。非常にヤバイ。と思っているとドンドンと足音が聞こえる。まずい警察が来た。ヤバいと思っていると凪が「ドッスン君で逃げましょう」と言い。
私たちは急いでドッスン君に乗ろうとしたがドッスン君が〈今日の営業は終了しました。〉と言っている。詩織姐さんなんで一回しか使えないようにしてんだよ。と故人に怒っていると凪が「窓から逃げよう」と言ってくる。
そして、私はムッツリマンに「窓を探して」と言うが「ない!ない!」と言った。そこで、私はハッとした。そういえばこの部屋行ったことあるけど「窓無いんだった」と無気力気味に言うと二人とも「「えっ、窓ないの?」」と聞き私は、頷き。
二人一斉に「「窓、なァイ」」と叫んだ。
マジでどうしようと考えた時、ムッツリマンが「こんなのあったよ」とクソでかい大砲とロープを出して来た。私は「どこにあったの」と聞くとムッツリマンは「クローゼット」と言った。今の時代はクローゼットにクソでかい大砲が入るんだなと感心した。
「この壁をぶっ壊して逃げよう」ムッツリマンが言ってきた。私は「よし、分かった。でも弾はどうする?」とムッツリマンに聞くそしてムッツリマンは「俺が弾になろう」と漢気を見せる。そして凪は「じゃこれを被って」とムッツリマンにヘルメットらしきものを被せる私が「凪、これ何?」と聞くと「これは全防ヘルメットでどんなものでも守るヘルメットって説明書に書いてありました。
もしこれでヘルメットを被らなかったら六巳君死んじゃうからね。」とニッコリ笑顔言う凪。
そんなこんなで詩織姐さんの部屋脱出計画が始まった。
「じゃ、ムッツリマン大砲の中に入って」と私が言う。ムッツリマンは、呑気に大砲の中に入っていた。今のムッツリマンの状態はア〇パ〇マ〇が空を飛んでいる様子を想像してもらいたい。それと全く一緒である。
そして私たちは、ムッツリマンの両手にロープをグルグル巻いて私たちは、お腹をロープで結んで準備完了だ。私たちはムッツリマンに「「準備完了」」と言った。その時、ガチャガチャと扉が開きそうな音がした。私はまずいと思い大砲の発射ボタンを強く押した。
大砲は尋常じゃない音を出し発射した。ムッツリマンは全防ヘルメットを被っていたおかげなのか壁を一瞬で壊した。
やっぱり、詩織姐さんすごいなと思ったのも束の間そういえば私、ヘルメット被ってたけ?あぁ、被ってないわ。ヤバイヤバイどうしよう。もう壁に着いちゃう。う~~~ん、とこうゆう時は、避ける。ふぅーどうにか避けられた。と思った瞬間‘ドン‘と大きな音。
あっ、凪もそういえば被ってない。凪と思いながら私たちは地上に着陸した。そこは、昼に私たちがいた公園だ。腰が痛く腰を持ちながら立とうとするとムッツリマンと凪は気絶していた。
あっ、凪大丈夫か急いでいかないと私は凪のところまで駆け寄った。「大丈夫、凪」と私は言った。私は、驚いた。壁にぶち当たったのに身体に傷一つもついてない。
私はやっぱりこいつは次世代の吉〇沙保里になる子だと考えていたら凪が起きた。その後ムッツリマンが起き。
私たちは夜の公園で詩音救出作戦のことについて話した。
「え~では今から詩音救出作戦のことについて考える。その前にまず詩織姐さんの発明品を見て作戦を考えようか」と私はムッツリマンと凪に話した。二人は「「イエッサー」」と言い私に発明品を見せた。
一つ目の発明品はサッカーボールだった。いや、正確に言えばサッカーボールに鍵がぶっ刺しているものだった。私は何だ、これはと二人に言ったが凪たちは全運転装置と言うものらしい。まぁすごいも何だろう取っておこう。
二つ目はバナナだった。厳密に言えばバナナの皮だった。私は「こんな、ごみいらね。」とすぐに地面に叩き落した。
三つ目はリンゴの皮だった。私はすぐに「上手に剥けたね」と言いながら地面に叩き落した。
四つ目はミカンを入れる専用のあみあみの赤い袋だった。私はついに「ガラクタしかねのかよ」とツッコンだ。
「まぁ、まぁ」となだめるムッツリマン。すると凪は「これ、ガラクタ入れって書いてある」と言い私は「なんでやねん」とツッコンだ。
笑うムッツリマンに私はビンタをした。「痛っ。」と言ったが私は「お前が間違えて選んだんだろう。ビンタされる罪はあるんだ。」と少し切れ気味に言った。
凪は少し頭を抱えて顔を上げ「少し待っていてください。すぐ戻りますから。」と走って公園を後にした。
私は、詩織姐さんのこと思い出していた。「お~華ちゃん。またこんな所で黄昏てるの?君も暇だね~」と詩織姐さんが言ってくる。
私は『なんだ、詩織姐さんか。ウラは暇ではない。考えていたんだ。この世界の理について』って言って
「じゃ~私もその理について考えようかな。ギャーハッ」
『う、酒臭いぞ。また、酒を飲んだのか。汝そろそろ、やめたらどうだ。』
「別、いいじゃん。私に男なんかできないわけだし。酒に溺れたって」
『そういうことではない、ウラは・・・』
「そうだ君にこれあげるよ。はい。ちゃ、ちゃら、ちゃ、ちゃ、ら、胸が大きくなる薬。はい、どうぞ」とドラえもん風に言った。
『おい、ウラの胸は特大メロンだぞ。』と私は少し怒り気味に言った
「どこに特大メロンがあるのかなチェリーしか見えない」
『汝、ふざけているのか!!』って大激怒した。
「嘘だよ、君の胸は特大メロンだよ。あっ、私そろそろ行かないと詩音の誕生日プレゼント買いに行くんだ。行く?」と聞かれ私は行かないと言い。
「じゃあねー、その薬上げる。バイバイ」と言いながら呑気に帰っていったな。
あの後凪に試しに薬飲ませたけど確かにDカップぐらいになったけど皆からは逆に胸板として間違えられ男見たいって言われるようになったんだよな。そしてまさかその一週間後詩織姐さん交通事故でぽっくり逝くなんて。と思っていた。
その時、凪が帰ってきた。「お待たせしたね。華ちゃん。」と凪が何かを持っている。私は「何もってきたの」と聞いた。凪は「トランシーバー三つと詩音ちゃんを探すために盗聴器や電話の盗聴・逆式装置だよ。」と言う。
私は「マジで、急いで早く使おう。」と言い。私たちさっそく使った。凪は手際よく電話盗聴・逆式装置を使い始めた。いったいどこでそんな事学んだんだと思い凪を見ていたら。「華ちゃんちょっと来て」と言ってくる。
私は、急いで行き「何?」と聞いた。凪は私にヘッドホンを渡した。ヘッドホンで聞こえてくるのはカップルの別れ話。ん?と思い私は凪に「何故に、カップルの別れ話を聞かされているの」と聞くと凪は慌てて装置を押しまくっていた。
多分間違えたんだろうなと思いヘッドホンを聞いていると若い女の声がする。ん?どっかで聞いたことがある声・・・あっ、赤井霧子の声だ。そして奥では【お嬢ちゃん水いらんか】という声間違えない怖い人Aだ。そして、怖い人Aの隣でん!ん!と言ってる子、おそらく、詩音だ。
私はすぐに凪に「ここは、どこ」と聞くと凪は少し恥ずかしそうにしながら「国立山の上の廃城あそこよ!」と言った。国立山の廃城?あ~ラブホテルか・・・
私たちは急いで国立山の廃城に向かった。「ねぇ~そういえばさ。あの廃城ってもう使われなくて何年だっけ?とムッツリマン」と聞く「えっと、確か二十年前に使われなくなったよ。多分」
私は、へ~と思いながら凪に「そういえばさ、凪、なんでそんなもの持ってたの?」と聞いた。凪は少し驚きつつも「おじいちゃんのものを少し拝借したまでよ」と苦笑いで言った。
私は、へ~と思った。
一方凪の心の中では、やべ~本当は華ちゃんの生活音を聞くためとか絶対に言えね~と思っていた。
そんなこんなで私たちは廃城に着きそうだった。その時ヘリコプターを見つけた。凪が言うにはコンビニ強盗の時に赤井が逃げるのに使ったものらしい。私は詩織姐さんの発明品、全運転装置を試すことにした。
私はヘリコプターによじ登った。凪が「大丈夫?」と言う私は「大丈夫」と返す。そして、私はヘリコプターの操縦席のカギが入る場所を探し全運転装置を入れた。ヘリコプターは急に運転を始め私はヘリコプターから落ちてしまった。
どうにかムッツリマンの背中に着地できたがヘリコプターはどこかに消えて行ってしまった。「おい、早くどけ」と言うムッツリマンの声がする。そういえば、まだムッツリマンの背中に立っていたんだ。「ごめんごめん」と降り。私たちは急いで廃城に向かった。
そしてようやく廃城に着いた。私は「今から作戦を発表する武器や発明品はないからもうこの作戦にする。まず凪、君は怖い人Aの退治を優先的にやってくれ。そしてムッツリマン、君は赤井霧子の退治を優先的にするんだ。そして逃げる以上。」と言った。
二人は「「はい」」と良い返事をした。
だがムッツリマンが手をあげ「赤井霧子って誰ですか?」と聞いてきた。確かに赤井霧子とムッツリマンは出会ってない。なので、私は「スタイル抜群で綺麗なお姉さん幹部だよ。」と答えた。ムッツリマンは、案の定大興奮していた。
やっぱり気持ち悪い。
続いて凪が「華ちゃんは何をするの?」と聞いてきた。
私は『ウラは詩音を探す。』と答えた。こうして、私たちの詩音救出作戦が始まった。
「は~あ、加納麻沙美とその仲間たちのせいでひどい目にあったわ。ねぇ、鬼丸」ため息をつきながら怖い人Aに話す赤井。
「そうだな、全くあいつらのせいでろくな目に合わない。俺らは、フォード様の美しい作戦をことごとく失敗した。は~明日、ここにフォード様が来るそうだ。多分、ご立腹で説教だろうな。まぁ、仕方ない」と鬼丸は赤井に言う。
「まぁ、でもまさか尾山財閥のご令嬢を連れ去れるとは意外な収穫ね」と詩音見て赤井は言った。
「それもそうだな。ハッハッ」と鬼丸は笑いながら詩音を見ていた。
私たちは今から世界最大のギャングと戦う少し私は緊張して廃城の扉を開けきれなかった。
すると凪とムッツリマンが私に手を合わせ大丈夫と言ってきた。
私は二人の勇気をもらって錆びている扉を力ずくで扉を開け『ウラは知性を使い永久不滅の存在となる花の神アロルフラート。お前らか詩音を連れ去り拘束する野蛮な奴は!!』とホテル中に聞こえる大きな声で言った。
「なぜ来たのかしら。加納麻沙美とその仲間たち。」と赤井が言う。
私は『ウラの大切な友、尾山詩音を出してもらおうか。赤井。』と言い。
赤井は「やっぱり、あんたたちにはバレテいたのね。じゃ、私たちが返さないって言ったらどうする。」と言い。
私は『汝たちを殺してでも詩音を奪取する。』と言い。
赤井は「そう、じゃ全面戦争ね。」と高笑いをしながら言う赤井。『あぁ、そうだな。詩音のための聖戦を!!』と私は言い。
赤井は怖い人A(鬼丸)を呼び怖い人A(鬼丸)は、100人近い部下たちを呼んだ。「さぁ、降参するなら今のうちよ。」と赤井は勝ち誇りながら言ったが私は『百人で怖気づくわけないだろう。こっちには強い奴が二人もいるそんなヘナチョコな奴ら、この二人が入れば朝飯前よ』と言い。
それにムカついたのか赤井は「行け、お前たち殺しても構わん。とにかく殺せ」とまるで語彙力のない五歳児みたいなことを言った直後部下たちが一斉に私たちに向かって襲ってきた。私は『じゃ、汝らよろしく頼むぞ』と私は詩音を探しに行った。
一気に襲ってくる部下たちだが凪とムッツリマンはそれに対抗していく。部下たちは銃や剣などで襲ってくるが凪はきれいに攻撃をかわし。
部下、一人一人に凪、お得意のチョークスラムを喰らわせている。
一方ムッツリマンもある部下の棍棒を奪い野球の真似事みたいのしている。
それを見た凪は、もうヤンキーだろアイツと思っているが。ムッツリマンは赤井のスタイル抜群さにひとりでやらぬ妄想をしていた。
そしてムッツリマンはいよいよ赤井との勝負になっていた。
赤井は「あらあら、カワイイ坊やね。」と違う意味で挑発してしまった。
そして、ムッツリマンは、持っていた棍棒を力強く投げ捨て、案の定、別の意味で赤井を襲った。
そして、凪は絶体絶命の大ピンチに陥っていた。「さぁ、昼のお礼をたっぷりしないとな」と凪に銃を突き付け言う怖い人B。怖い人A(鬼丸)は‘よくやった。さすが俺の一番弟子だ‘とか何とか凪の後ろで言っている。
怖い人Bは「さぁ、これで終わ・・」と銃を撃とうとした瞬間何処からともなく高速で回転する棍棒が怖い人Bに綺麗にクリーンヒットした。だが、怖い人Bは、倒れながらも銃を撃った。
だが、しかしそれは凪に当たらず神のミスなのか銃弾は怖い人A(鬼丸)の胸を貫いた。怖い人Bは急いで怖い人A(鬼丸)に行ったが案の定即死したらしい。
「親分、親分」と叫ぶ怖い人B、ムッツリマンに身体をまさぐられる赤井。
こんなカオスな状況に凪は「六巳君。ここは、お願い。私、華ちゃんと詩音ちゃん探してくるから」とムッツリマンに託し華と詩音を探しに行った。
赤井はムッツリマンにいろんなところをまさぐられていた。
赤井は何度も気絶させるチョップをしているがこの不死性欲生物には全然敵わないので赤井はムッツリマンの腕を噛んだそうするとムッツリマンは急に気絶し倒れこんだ。どうやら、赤井が噛みついたのをキスだと思い興奮して気絶したらしい。
赤井は「早く、行かないとあんな奴に尾山詩音は渡さない。急いで、いかないと」と言い走りながら華たちを追いかけた。
『お~い、詩音居るか。ウラが来たぞよ。」と言ってもやっぱり応答ない。
私は、どうしようかと考えた時にトランシーバーから応答が【華ちゃん、今どこにいる。】と凪からきた。私は【『今か今は723号室に居て次は8階の大ホールに行くぞ。というか、汝は大丈夫なのか。』】と言い凪は【私どうにか大丈夫。じゃ、8階の大ホールに私と一緒に行こう。】と返事があった。私は急いで8階の大ホールにエレベーターで向かった。
8階に着くと凪がいた。凪に詩音を見つけたかと聞くとまだ見つかっていないらしい。私たちはくまなく探したが見つからない。
全くどこに居るんだと少し休憩しようと思った時。
凪が大きな声で「詩音ちゃんどこにいるの」と私が聞いたこともない声を出した。その直後、椅子のきしむ音がして、ん?ん?と言った音がした。
私は、音がした方に向かうとそこには、口、両足、両手を拘束されている詩音の姿が我先にと凪が駆け出したが私は凪に『やめろ』と叫び凪の前を急いで通り過ぎた。
私は赤井の不意打ちに気づかなかった。私は頬を触った。手には大量の血が。地面にぽたぽたと滴る血。赤井は血が出ている私を容赦なく叩き続ける。「これで、あんたも終わりね。」と高笑いをし、こん棒を捨て私の首根っこを掴み私に額に銃を突きつけた。
「さぁ、終わりなさい」と強く私の首根っこを握る。
私はこれで死ぬんだなと思いながら目を閉じた。
その直後、ブロロロロと外で音が鳴った。何だろうと思い目を開けると、‘ドゴーン‘と言う大きな爆発音した。
それは、ヘリコプターだった。
私が飛ばしたヘリコプターが帰ってきたのだ。全く詩織姐さんいつも思うけど何を作っているんだ。姉妹両方とも何の発明品を作っているんだ。
まぁ、でも今回は助かったよ。詩織姐さん。と思いながら私は、ヘリコプターに近づくヘリコプターの羽にぶっ刺さっている赤井を見た。
赤井は「助けて、助けて」と命乞いをしている。私は『汝、貴様は愚かな選択をしたそれは、ウラたちと戦ったことだ。反省をしろ。』と言い。
赤井は「おのれ、加納麻沙美。お前たちはぜったいに許さない。一生、組織の人間がお前たちを襲い掛かるだろうな。」と言い。
私は『最期に言う言葉がそれかだったら教えてやろう。ウラの本当の名を!ウラの名はアロルフラートその表の名は「早乙女華だ」』と決めポーズを決めた。赤井はその時にはもう何も喋らなくなった。私も気を抜きそこにぶっ倒れた。
凪と詩音が私に駆け寄りと「「大丈夫、大丈夫」」と肩を揺らしてくる。マジで酔いそうだった。
私は詩音に詩織姐さんの部屋にあった。赤い箱とあれをポッケから出し渡した。
詩音は「この箱何?この手紙何?」聞いてきたので私は詩織姐さんの部屋にあったことを話した。
詩音は、すぐさま手紙を読んだ。
詩音へ
お誕生日おめでとう。もうあなたも13歳だね。
私が8歳の時に生まれて私は念願の妹だったのであなたを溺愛しすぎたかもね。
13年生きて今は楽しい?お姉ちゃんはあなたと一緒にいた13年間すごく楽しかった。
あなたが5歳の時動物園行ったの、覚えている?
あの時一緒に買った、キリンのぬいぐるみ。あれ、今でも大切にしてる。
10歳の時の遊園地、覚えてる?一緒にお揃いのカチューシャ買って写真撮ったね。あの時、キャストさんのサービスでペンダントにしてもらったこと覚えてる。
次は、15歳になったら水族館に行こうね。一緒にイルカショー観ようね。
さて、今年の私のプレゼントだけど、カルセドニーの指輪をあげます。カルセドニーには、兄弟間の絆とか友達の絆を深める効果があるんだって。
確か、詩音言ってたよね?学校とかであんまり友達出来てないって。
だから、今年はお姉ちゃんからこの指輪をプレゼントします。
これで、詩音にいっぱい友達ができるといいな。
そして、さらなる姉妹愛をいっぱい見せちゃおう。
本当に詩音お誕生日おめでとう。
親愛なる姉、詩織より。
詩音は、涙をこらえながら手紙を読んでいた。
そして読み終わると赤い箱を開け光り輝く花形のカルセドニーの指輪をゆっくりと人さし指につけた。
そして、ここで私の記憶もなくなった。
サイレンを鳴らすパトカー、消防車。凪と詩音はしんみりムードになっていたがそういえば、ヘリコプターが衝突して、火事だという事実に今更気づいた。
凪は華を抱きかかえ詩音は、姉に貰ったカルセドニーの指輪を大事に持ち急いで一階に降りてゆくその途中ムッツリマンを抱っこする杉畑警部に会い杉畑警部と一緒に一階に降り凪たちは杉畑警部の車に乗った。
杉畑警部は「やっぱり、お前たちだったんだな。」とため息交じりに言う。凪は「すいません」と言いながら杉畑警部に謝る。杉畑警部は「まぁ、いいよ詩音さんも見つかったことだし。君たちのおかけでギャングを捕まえられたことだし。こいつもこいつなりに頑張ったんだな。」と気絶した華を見て言う。
「これ、コイツの頭に塗ってくれないか」と黄緑色の軟膏を渡す杉畑警部。「これなんですかと?」と聞く凪。杉畑警部は「それね、尾山詩織さんつまり詩音さんのお姉さんが警察と協力して作ったどんな傷でも塗れば治る特殊な軟膏だよ。
まぁ、でも詩織さんが死んで作るのが中断されそうだったけどいろんな人の影響で作り上げたんだ。早くこいつに塗ってみな?」と言い
凪は華の頭の傷口に軟膏を塗った。
すると華の傷が見る見るうちに消えた。「すごいですね傷跡も完ぺきに消えてます。」と凪が言う。
杉畑警部は「すごいだろう。詩織さんの発明品は」と自慢げに言った。それを恥ずかしそうに聞く詩織。
そんなことをしているとムッツリマンが起き上がった。イテテテと言いながら、「あれ、いつの間に、車に乗っていたっけ?確か赤井さんの豊満な身体を触っていてキスされたところまでは覚えているのに」とムチャクチャすごいことを言ってきた。
すぐに凪は詩音の耳を押さえた。「おっ、永瀬君やっと起きたな。よし、じゃこの後の話をしよう。」と杉畑警部は言い続けて「まず詩音さんあなたは、公園にいて私が見つけたことにする。続いて、凪さん、永瀬君、君たちは家に帰す大丈夫親御さんには危険な脅威はなくなったと言っておくから。心配しないで。そして、約束事が二つある。今日、君たちがラブホテルに行ったことを一切公けに言わないと誓ってくれるかい。そして、最後が大事だ、君たちでアイツを守ってくれないかい。アイツは、いろんな事件に巻き着こまれる体質だからこれから先もいろんな事件に巻き込まれると思う。だから、今、気絶しているこいつを守ってくれ。」と冷静に言ってくる。
凪たち三人は「「「しょうがないな。やってやりましょう。」」」と大きく意気込んだ。そうこうしているうちに詩音と華の家が見えてきた。
杉畑警部は二人を家に帰し。凪、六巳も家に帰した。
杉畑警部は仕事がひと段落し安心したが‘上への報告どうしよう‘と考えていた。 終
おまけ
「ほうほう、そうか。赤井と鬼丸が死んだか」と黒電話で話し込む黒い影の男。「で、赤井たちは誰にやられたんだ」と聞く黒い影の男。「なるほど、早乙女華とかいう中学生のやつにやられたのか。情けない。今すぐ、早乙女華の素性を調べろ。」と言い電話を切った。
「あれ~何かあったんすか?」と聞く女「赤井たちが死んだ」男はそう一言言った。
すぐに女は「え~、あの子たちがやられたんですか。マジやばいんですけど。ねぇ、櫻ちゃん」と櫻と言うものに向かって言う。
「まぁ確かにそうだな。アイツらが死ぬなんて。どんなヘマをしたんだ。」と顎掻きながら言う櫻と云う女。
「まぁ、アイツら幹部になって3か月だし仕方ない。」と鎧を被る男。
そして、黒い影の男は鎧の男に「部下からの報告があった早乙女華、市立桜林中学に通ってるごく一般的な女子中学生だそうだ。麦田お前はこの早乙女華を潰せ。」と写真を見せながら言い。
鎧の男こと麦田は「はっ、分かりました。フォード様」と言い部屋を出た。
「早乙女華絶対お前を潰す」と意気込むフォードは華の写真をぐちゃぐちゃにした。
おまけ終
第一節 青い紬 休日編 終
第二節 桜林中学校編 次話 開幕
読んでくれてありがとうございました。もし面白いと思ったら☆を一つでもいいです。(原作者が大喜びします)あと、ぜひご感想もしてください。
例としては(例:シンプルに物語が面白くない)等をお待ちしてをります。
そして、誤字脱字があれば即座に報告してください。お願いします!