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青い紬  作者: 神田一二
第四節 B.P篇

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B.P.黒鳩のなかに月桂樹はいるのか?

第十四話です。誤字脱字等の間違いがあるかもしれませんが温かく見てください。

国際連邦

それは、国際連合の失敗・反省からうまれた組織である。


 秋晴の候国際連邦第三議会場では何かが始まろうとしている。


「え~それでは、国際連邦緊急議会を始める。」アイストール議長が続けて「今回の議案はBLACK DOVEを今のギャング認定からマフィア認定にするかのどうかの審議だ。では、まず最近のBLACK DOVEの動向について報告を」


「はい、アイストール議長。ヨーロッパでは、BLACK DOVEの幹部シスの影響で健常者以外の障碍者、健康悪者が頻繁にヘイト行為に遭ってると各ヨーロッパの国から報告を受けています。こちらとしてはもうあいつ等をマフィア認定していいと思います。」


「私も同感です。アフリカでもヨーロッパと同じでヘイト行為もあるがそれに加え麦田の爆発物騒ぎがアフリカ各地で起きています。アフリカ側としてもマフィア認定を」

「北アメリカとしてもマフィア認定を」


「南アメリカも」


「私たちオセアニアも」


「中央・西アジアからもマフィア認定を。麦田の爆発物のテロや櫻の銃や麻薬の密売が横行しています。どうかマフィア認定してもらえると。」


「東南アジアからもマフィア認定してもらえると凄く有り難いです。日本以外の国では麻薬中毒者が国民のほぼ六割を占めています。そして、日本はアイツらの本拠地である東京では山が爆発、強盗事件、拉致誘拐、学校への爆破行為という事が起きています。直ちにマフィア認定を!!」


「なるほど。それでは、議決にうつる。BLACK DOVEを原ギャンググループからマフィアグループにする。賛成するものは拍手を」


狭い会議室から反響する拍手。


「それでは、皆、賛成と言う事で本議案は可決。そして、これからBLACK DOVEは国際連邦法第二十条組織の意義第七項によりマフィアとして認定する。マフィアとなった組織はIPO(国際警察機構)により武力行使もいとわない壊滅・解散させる事が出来る。それでは、本緊急議会を終わる。十分後緊急会見を行う。第二国際ポーラム会見室にて行うのでお前らはそこに行っとけ。私は一服。解散」


各地域の大使たちは狭い会議室を出て会見会場に向かった。

だが、アイストール議長はその会議にとどまり一服し始めた。

「幸。元気かな?」

アイストール議長は日本にいる旧友を思い出していた。






夏休みが終わり早二週間

最初は学校だるいと思っていたがだんだんと慣れてきた。

《速報です!!国際連邦はきょう未明BLACK DOVEをギャングからマフィアに組織移行する決定をしました。ここで会見の様子を》


「お、アイストールだ。久々見たな。元気してるのか?」幸おじさんはテレビを見ながらそう言った。

「え、知り合いなの?幸おじさん?」私は牛乳コーヒーを飲みながら幸おじさんに聞いた。

「うん、高校時代俺のクラスに来た。留学生でメチャ仲良かった。」メチャクチャ嬉しそうに言った。

「あっ、そうなんだ。」私は適当に会釈した。

「そういえば、今日の晩御飯何がいい?」

別にと言おうとしたがそれで昔キノコの炊き込みご飯が出たことを思い出し

私は「じゃあ、南蛮チキンで」

「は~い、分かった。」と幸おじさんは会釈した。

「じゃ、行ってきます。」

「いってら~しゃ~い」

これが普通の日常。うん、日常。幸おじさんの変なイントネーションの「いってらしゃい」も普通の日常である。多分。







学校に着き少し異変を感じた。

あれ今日何か・・・すると

「おはようございます。華ちゃん」と凪が来た。

「おはよう。凪。今日なんか人・・」という途中に凪は私の言いたい事を汲み取ったのか

「あぁ、今日は二年生がインターシップでいないっぽいですよ。」

「あっ、だからいないんだ。」と私は納得した。

すると、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴとヘリコプターの音

私たちが上を向くと詩音がなにか言っている


「jdfはうghfzすふぇhふえjfずいvhdkj」

「「は?」」

私たちは声が聞き取れなかった。


「だから!!fふいrっぐあhjgbvふえjvzvじゅhz」

「は?」

やっぱり聞き取れなかった。

「ちょっと詩音降りて来て」と言うと

詩音も「なんて?」と言う。

「いや、降りろ!!!」と私は詩音にツッコんだ。





詩音が降りて来て

「いや~おはよう。おはよう。凪先輩と華。あれ、今日人少なくない?」詩音が言ってくる。

「二年生がインターンシップらしいですよ。」と凪が言うと

「へえ~そうなんですね。」と会釈した。


「なぜにヘリコプターで来たの?詩音」私は詩音の横にあるヘリコプターをチラチラ見ながら言う。

「今日眠かったからヘリコプターで来ちゃった。」

「いや、隣家だから言えるんだけど徒歩十分よ。車二分よ!車で行けよ!!!ヘリで行くな」

「別いいじゃん!飛行場から学校まで三十秒なんだし」

「じゃあ、飛行場から学校までは?」と聞くと詩音は嬉しそうに

「一分!!!」と言った。

「ほぼ変わらん」とツッコんだ。






「起立、気を付け礼」

「皆さん、おはようございます。今日のニュースを見た人もいるかもしれませんがBLACK DOVEがマフィア認定されました。構成員を見つけ次第。すぐ通報してくださいと警察からお達しがありました。皆さんは見つけたらまず通報してすぐ逃げてください。」

は~いと教室がは~いで埋め尽くされた。

「それから、明後日から進路決定テストがあるので勉強しておいてね。あと、文化祭も近いから出し物考えておいてね。じゃこれで朝の会は終わり」

「起立気を付け礼」

「ありがとうございました」

こうして朝の会が終わった。







「おい、聞いたか。連邦の奴らがようやく俺らをマフィア認定したようだ。」

麦田が嬉しそうに言った。

「私も今日のニュースを見たよ♥ヨーロッパ地域担当大使が言ってるの分からなかったな♥私はただ教えを布教してるだけなのに?」とシスがヨーロッパ大使に対して文句を言っていた。

櫻はソファーに座り雑誌を読みながら「で、今日はなんで呼ばれたの?」と言っている。

すると、ゆっくりと歩いてくるフォード。

「あっ、フォード様おはようございます。」

「フォード様♥昨日ぶりですか♥」

「うっす」

「今日はちょっと今日のニュースを見ただろう。やっとマフィア認定された。これから大変になると思うがまぁ、いつも通りにしておけ。」


「はっ」

「は~い♥」

「うっす」


「あ、後櫻少し来てくれ」とフォードは櫻を呼んだ。

「はい、分かりました」櫻はフォードに応答した。



「で、何ですか?フォード様」

「今日、例の事を実行する。」

櫻はそれを聞いて顔をこわばらせた。

「作戦を成功させるためにこれとトランシーバーを」

フォードは櫻にナイフとトランシーバーを渡した。

「すまない。お前が得意な銃ではなくナイフを渡して」

「い、いや別に」櫻は元気がない声を吐く

「どうした?浮かない顔して」フォードは聞いてくる。

「いや別に」だが櫻は浮かない顔を続ける。

「アイツのせいで嫌な目に遭ったんだろう。なら殺してもいいじゃないか」

フォードは櫻の耳元で囁く。

櫻も何か悟ったかそれとも諦めたのか

「はい」と一言だけ言いフォードからもらった物をカバンに詰め部屋を後にした。






「さてと、そろそろ帰るか」

幸はそう言うとパソコンを片付け始め仕事場を後にした。


「今日は華が南蛮チキンとか言ってたからな。もも肉買わないとな。ていうか南蛮チキンってなんだ?普通チキン南蛮だろう。ハッハッ。さて、もも肉をさが・・・」


すると、「やっぱり、変な服着てるな。幸」幸の耳元で囁く声が


だが幸は「ん?誰?」と後ろや横、前を見るが声を発した人物は幸に見えなかった。


「やっぱり、いつも通りだな。じゃあな」と声の主は消え去った。


何だったんだ?と幸は思いつつ買い物に戻った。


買い物が終わり家に着き洗濯物を畳んでいると家の電話が幸が電話を取ると


【幸、久しぶりだな。アイストールだ。】

「久しぶり。アイストール。高校以来か。でどうした。」

【いや、お前大丈夫かなと思ってな】

「こっちは大丈夫。テレビに出てたなスゲーな」

【ありがとう。あっ、そろそろ切るわ。じゃあな】

「あぁ~じゃ」

電話を切りまた洗濯物を畳み始める幸



 すると、玄関のチャイムが鳴り幸は玄関を開けると一人ぽつんとする女の人が…









 学校が終わり私は家の岐路に着こうとしていた。

すると、「華、久しぶり」ニッコリ笑顔の志乃さんが来た。

「あっ、久しぶりです。志乃さん」私は志乃さんに挨拶をした。



ポツンと玄関に立つ女の人は幸を見て十秒ほど硬直していたが幸の目を見て

「お久しぶりです。」と一言。

幸も「ひ、久しぶりだな。」とぎこちない言い方



「そういえば、工場での仕事はどうですか?」私は志乃さんに聞く

「楽しいよ!」嬉しそうに言う志乃さん

「それは良かった」私は一安心する。




「玄関じゃあれだろうし家に入ったら?」幸は言うが

「いや、大丈夫です。」と櫻は断る。

「そ、そうか。後、君に謝らないといけない事がある。」

幸はそう言った。

櫻も幸の言葉で背筋がピンとなった。




「本当にありがとうな。華。」

感謝を伝える志乃さん

「いやいや、全然そんな事は・・」

「謙遜するなよ」

「別にそのつも・・」

「そうだ。もし、金が貯まったらなにか奢ってやるよ。」

「マジですか。何でも・・」

「あぁ、何でもいいぞ!!」

「その言葉覚えておいてくださいよ。」

「おう!!あたぼうよ!」と志乃さんは言い

私は志乃さんと別れた。







「本当にすまない。俺のせいであんな事になって」謝る幸

 櫻はこれまでの人生を思い出していた。

私は、四歳で親を亡くしたらしい。

飢餓だったらしい。

だから、自分の名前が分からない。

そんなもんで死ぬ気で生きていた頃幸さんに会った。

幸さんは他の大人たちと違ってノミが付きハエが身体中飛び回ってる私に優しく接してくれた。

ご飯も食べさせてくれお風呂にも入らせそして、私に名前をくれた。

そして、保護施設に行かせてくれた。

だけど、そこはひどい所だった。

一日の食事はたった一食、それも、硬いパンと泥水みたいなスープを夜に食わされる。

お風呂も週一で毎日の農作業が八時間あり逃げたりしたら鞭打ちできつかった。

でも、仲間がいたから頑張れた。

それが、7年間続いた。

そんな日々を過ごしていたある日施設に警察が来た。

私は助けが来たと皆で大喜びしていたが私だけ取り残された。

警察に助けを求めるも高校生は大人だろ働けよと言われ中学生や小学生は保護されていく中唯一の高校生の私だけが取り残された。

また、一人になった。

孤独になった。

そして、フォード様に拾われ今に至る。




「本当にすまない。櫻子ちゃん」

まだ謝る幸

櫻は「いや、大丈夫ですよ。あんな汚い私にお風呂やご飯に名前まで頂いてとっても感謝してます」

「そ、それはよ・・」

「でも、どうして保護施設に送ったんですか!華っていう子みたいに一緒に暮らせば!!!あァァァァ!!」

カバンからナイフを出した。

「櫻子ちゃん、やめなさい。」幸は櫻にナイフを降ろすよう促すが

「私、こんな悪い子になっちゃいました。あなたと暮らせなかったから。BLACK DOVEっていう悪い組織の幹部にもなってるんですよ。そして、今日はフォード様からのお達しであなたを・・」

櫻は幸を押し倒す。

「どうして、私を救ってくれなかったんですか。他の大人と違うと思ったのに」

櫻の手に持ったナイフは幸の腹に一突き刺した。

あっけなかった。

飛び散る血は櫻の顔にべたりと付いた。


幸は最後の力を振り絞り

「ごめんな。君を救えなくて。ごめんな。そして、こんな世界にしてごめ・・・」

幸は何かを言おうとしたが生尽きた。


 櫻は自分が犯した過ちに気づいた。

自分を地獄のような生活から這い出してくれた恩人なのに…

そして、自分の身勝手さを憎み悔やんだ。

櫻も一緒に死のうとしたが自分で自分を殺すのを恐れ怖がり出来なかった。

その、自己中心さにも憎んだ。

そして、頭が真っ白になり幸の身体を覆い被さり泣き喚いた。

「ごめんなさい、恩を仇で返して。ごめんなさい。」と・・・

すると、「ただいま」と華が帰ってきた。


 私が玄関に入るとナイフがお腹に刺され血が吹き出し倒れる幸おじさんとその横で覆いかぶさり泣いている女がいた。

私は正直夢を見ていると思ったが違った。

私は幸おじさんに「幸おじさん。どうしたの?」と聞くが返答は来ない。

女に聞くも泣き叫ぶだけで返答はなかった。

「ねぇ、幸おじさん。い、生きてるよね!生きてたら返事してよ!!!ねぇ!!!!」と言うが返事はやっぱり来なかった。

死んだんだ。と思って私は頭が真っ白になり狂った様に泣いた。


それは、秋晴の候の出来事でした。


読んでくれてありがとうございました。もし面白いと思ったら☆を一つでもいいです。(原作者が大喜びします)あと、ぜひご感想もしてください。

例としては(例:シンプルに物語が面白くない)等をお待ちしてをります。

 そして、誤字脱字があれば即座に報告をお願いします!!!

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