人類滅亡のカウントダウンが始まった!
はやぶさくんが縦横無尽に活躍する、魔法少女ラスフちゃん本編も、
よろしかったら読んでみてください、よろしくお願いします。
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●12月15日 夕方 旭日家敷地内 風呂場の窓の外
「はやぶさ兄さん!何をやってるんですか!」
「げえっ!弟のはやぶさ2!なんかすっごい早いお帰りじゃなイnp…!」
「予定通りと言うのです!」
「え?もっとこう困難につぐ困難みたイna…」
「そんな漫画みたいな展開は必要ありません!
それに考えられるすべての困難はもう兄さんの時に出切ってるじゃないですか!」
「フッ…(ドヤァ!)」
「小惑星探査機の神様になって人間の姿で人間の家族に受け入れられて…
それでやってる事が義姉さんのお風呂覗きって何ですかそれ!」
「いや、たまたま出来心デs…」
「全部ばれてますよ今までの全部ッ!」
「ッ!」
「JaXaとNaSaどころか義姉さんと義両親も全部知ってます!
あっ!電柱でスイングバイして逃げようとしないでください!」
前回のチョン星の騒動から約半年が経った、旭日家の養子になったはやぶさくんは今日も元気に小学4年生男子ライフを謳歌していた。
魔法少女であると周知された義姉の旭日 旗子(10歳 小4)もまた、それでもそれまでとさほど変わらない学園生活を送らせてもらっていた。
「なになに~?兄弟そろってエンジョイ覗き見ですか~?
ふふっ、初めましてハタコだよ、こんなカッコで失礼します、よろしくね!」
バスタオルを巻いただけの風呂上りのハタコが登場、ハタコの粋な『おつかいのご褒美』だ。
「はじめまして、兄がお世話になっています、弟のはやぶさ2です、
実は今回のおつかいに関して緊急事態が発生しまして、皆さんに相談しにきました」
前かがみになっているはやぶさくんは背筋をピンと伸ばしたままのとなりの弟を不思議そうに見上げる、
プロジェクトマネージャーさんとお揃いの細い黒縁のメガネを指先でクイッと押えるそのレンズの奥。
なんと!弟くんのまぶたは静かに閉じられていた!コイツ本物の優等生だ!
―――チヨニ!ヤ!チヨニーッ!――― 旭日 旗子は旭日旗の神様と合体し魔法少女ラスフに変身する、旭日旗模様のコスチュームが麗しい
「まずははやぶさ2殿、おつかいご苦労様であったのう(あんまりにも順調でかえって怖かったよ)」
「スタッフと応援してくれた日本国民の皆さまのおかげです」
「(言うことがいちいち優等生だね~)して、緊急事態というのはいったいなんじゃ?」
「実は―――」
「おおーい、はたこー、こっちきてニュース見てみろよ、
上級国民って呼ばれてるクソ野郎どもが急に全員老衰死寸前まで老化したってよ!ザマァ!
ってか、これすぐに市ヶ谷から招集かかりそうだぞー?」
その時、リビングからハタコを呼ぶ彼女の父親、旭日 昇(32歳 自衛官)の声が聞こえてきた。
―――人類滅亡のカウントダウンが始まった。