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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
97/314

97《タウン誌ロケ》

 8月29日(木)AM8:30

 七郎とミルクは猫田菜央カメラマンと数名のスタッフと共に権現前の向山古墳にいた。


「はーいではもう聞いてると思いますが今日の予定の確認しまーす。

今日は午前中市内の古墳巡りをして、12時松阪牛飼育場、1時30分昼食と併せて松阪牛のオススメランチ、3時~松阪温泉熊野の郷入りして夕景の露天風呂入浴シーン撮って終了となりまーす。

宜しいですねー?」

「はーい」

(ミルクちゃんやっぱ可愛いなぁ)

 ルンルンで見とれている。

 今日のミルクの衣装は、マルーンレッドのベロアの袖無し肩紐ワンピース・ベージュのブラウス・頭には黒のヘアピンで×・靴は濃茶の厚底ピカピカショートブーツ。

 七郎は、藍色のロングスカート・白スニーカー・鎖骨出しのラフな白五分袖(胸にビーズでEATと書いてる)・赤キャップ。

 因みに猫田は、オシャレジーンズ・ヒョウ柄ピタT・グラディエーターサンダル・でかいグラサンを頭に。


「ニャハ、“秋冷(しゅうれい)の古墳巡り”なんて実際する奴いんのかなー?」

「それは分かりませんけどー、好きな人は好きですよねー」

 するとフルフル縮こまりながらミルクが小さく手を挙げた。

「…っあの、私は結構好きです…古代…」

「えっミルク歴女なの!?」

「歴女では…でも和風ファンタジーとか…好きです…」

「へーっ意外~でも似合う」

「ミルクちゃんて和風好きだったのか~」

 コクコク、と頬を染めて恥ずかしげに頷く。

「良かったな~、これからはファンタジーについてお喋り出来るなっ☆」

 猫田に言われるとミルクは七郎をじっと見て、

「ナナコさんもファンタジー好きですか…?」

 七郎はドキン。でもニコッ。

「うん、詳しくはないけど」

 パアッと薔薇色の笑顔になるミルク。

(はぅっ!可愛いぃ)

 頬が熱くなっちゃう七郎。猫田はミルクの頭をワシャワシャして。

「ミルクお前その顔撮影でしてくれよー?」


 向山古墳、西山古墳、久保古墳、宝塚古墳公園、八重田古墳!

 切り抜きで使う用の、レッツゴーとかのポーズも撮った。


 そして牛と戯れさせて貰い、餌をやり手を舐められてはしゃぎ、牛の前で飼育場の人と一緒に撮り、ランチ…は市内某レストランで美味しそうな見せ方の指導を受けながら!


 3時、予定通りに松阪温泉熊野の郷!

 

「じゃあ夕日待ちますんで少し休憩でーす」

 スタッフの声でバラけていく面々。

(でも入浴シーンて、二人一緒ではないよね、僕一応男子だし)

「よっナナコ、ついに裸!」

「あの猫田さん、僕男湯担当になるんですか?」

「え?

ニャハハ違う違う、撮るのは女湯だけ!ミルクと一緒!」

「えっ!?」

「お前もタオル巻いてなっニャハ☆」

「えーっ!?」

「ナナコはまだ性別明かしてないから~今後もまだ明かさぬままいくってサトウニシキが言ってたから~」

「僕男子なのにいいの!?」

 七郎は赤面!

「スタッフだって男じゃん。色っぽくな!」

「は、はい、頑張ります」

「美少女二人の夕日入浴ショットはタウン誌9月号の目玉商品だからな!ニャハハ」

(どうしよミルクちゃんと裸で一緒なんて!)

 裸ばかりが気になって頭が沸騰してしまい… 



 そして…


 女湯の脱衣所で二人。ドッキドキの七郎。ミルクが小声で言った。

「あの…今まで意識してなかったけどナナコさんて男…ですよね?」

「意識してなかったの!?それはそれでショックだよ~アハハ。

ごめんあっち向いて脱ぐからミルクちゃんもタオル巻いたら教えてね!」

 笑顔で言ってパッと後ろを向いて急いで脱ぎタオルを巻き両手で目を隠ししゃがんだ。

(もー!猫田さんもスタッフもバカバカなんで僕もこっちに押し込むの!今お尻見られたかな)

挿絵(By みてみん)

 少しして…

「あの…もういいです」

「うん!じゃあ行こ!」

 ミルクを見ないように立って先にたって皆が待つ浴場へ。

(こうなったら僕がミルクちゃんを守らなきゃ!)


 猫田が入ってきた二人に笑顔で

「おぉ~美少女二人!あ、タオル濡れると重くなるからポロリ気をつけてねー♥」

「はいっ…」

 胸元をギュッと握るミルクを見てさり気無くカメラ手前になる七郎。

「ナナコやる気じゃーん」

「ここは男子の僕の方が被写体面積多く写るべきですから!」

 メラメラ。

 猫田はキョトン。

「え?あーお前男だったっけ?」

「!?」

(えっこれってフリ??)

 構わず猫田は親指を立て

「OKじゃあとびきり魅力的にヨロシク!」

(やっぱりフリだよね!)

 七郎は気を取り直し

「任せて下さい!」

 でもミルクが小声で話しかけてくれる!

「ナナコさん完全に男って忘れられてます…」

 つい振り向いてミルクを見てしまいまた頭が沸騰し、七郎はつい言ってしまう。

「もーいっそ女になろーかなっ」

 ミルクは少し驚いてひき止める顔でフルフルッと小さく首を振った。

(はうっ!可愛いぃ)

「ごめん冗談なの」

 やっとそう言うも七郎の心拍数は上がりっぱなしです。




 後日発売されたタウン誌9月号は、二人の夕日入浴写真がラストに大きく使われ、上気した顔で肩を寄せ合う二人に、購入者の多くが「これ誰っ!」となり、二人の知名度がやや上昇することになりました。


「魔道祖師」第1話見たよ超面白い!!!こーゆーのが見たかったんだよね!

で、スピカは打ちのめされました。負けを強く感じました。「紫紅の月に犬吼えて」は中国ものだからさ、負けたよねー☆

でも、キョンシー出てきてあの絵であの力の入ったストーリー、今年は「魔道祖師」の年だ!!

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