93《キャンプの怪》
8月23日(金)バイトのシフト決めを終えた秋。
(丸が付いてしまったか、月曜はお泊まり会だな)
かくしてバイト終わり土曜の朝5時過ぎ、秋は周にモーニングコールした。
「おいっ周!起きたか!」
『なんで目玉親父なの~…グー』
秋は目玉親父のまま、
「おいっ寝るな!お前がキャンプやろーと言い出したのではないか!」
『ハッそうだ!秋ちゃん休みとれた!?』
「うむ、バッチリじゃ」
『もう戻っていいよ』
秋は喉を整える。
「う、うん、で、七郎は来れるって?」
『あ、うん。あと他は孝と律ね』
「OK、健にはこれから聞いてみるから」
『タケ来れるといいなー、仲良くなりてーぜ』
「それ伝えとく」
『あ、それでなんだけどー、某nanacoさんがテントがいいーって言ってたんだけどー、やっぱテントでいー?』
「えー!?俺ひとりで片付け!?」
『大丈夫!皆で早起きしようぜ!』
「言ったな守れよ!?」
て訳で健はOKだったので26日(月)はキャンプ!
RUIはその前に路上に行ったのだがなぜか日浦がいなく…
「珍しいね、いつも月曜はRUIとライバル張るのに」
「病気?」
メールしてみると
〈他にやる事あって、後で教える〉
という返事で、「なーんだ」と松阪市森林公園に集合した。
東松阪駅から堀坂川ぞいに45号線を西へ約7㎞を皆チャリで!
夕焼けの6時半、共同炊事場でカレーうどんを作る。
「けど設置テントなんて、片付けの心配しなくても良かったなー」
「そだねー♪」
「じゃあ早速開催しますよ“ところでミュージシャン計画の方はどうよ”の会~!」
周は自分で拍手!ところが健がいつも通りニコニコと
「どうって普通だよね」
「うわバッサリか!」
「?普通は普通でしょ?」
「天然か!」
秋はさりげなくフォロー
「いつも見てってくれるJKとカップルがいんだよな」
周&孝は拍手
「おぉ~!」
「秋さん好きです♥てなるかもよ!?」
「ついにか!良かったじゃーん」
今度は健が訂正してやる
「(笑)違うよJKの目当てはnanacoだよ。ね?」
「ん~そうかも知んない?」
七郎は小指を唇に当て可愛いくキメ。
うどんが出来て、あつ、あつ、と言いつつ綺麗に完食。
「あーうまかった」
「んじゃそのビデオとやらを見ようぜ」
孝が言い出し持ってきた本人の周が
「おう!もう超~怖えーから。吟味して選んだもん」
「周怖いの駄目じゃなかった?」
「ちっち、克服したのよもう18でっせー?」
かくして映画は「悪魔のいけにえ」。周は確かに平気で映画を見終るとまた張り切って
「さーて肝試し行ってみよーぜ!」
「ヨッシャー堀坂峠!」
ハイテンションの周&孝。事前にググっていた与原神社までチャリでgo!
キャンプ場から神社へは一本道を西へ3.5㎞!孝がさっそく
「怖くねーなー」
健は自転車の弱いライトと周りの木々を見ながら
「でも月も細くて暗いし、結構怖くない?」
律は冷静に
「強がってんだろ」
言われるが早いか周は
「うわぁっ今なんか聞こえなかった!?」
秋が突っ込み
「お前怖いの!?」
「怖くねーよ!」
「うっそだーやっぱ怖えーんじゃねーかよ~」
「いよっ怖がり!」
一気に囃されて周は若干無理にムキに
「怖くないって!」
健が優しく
「何もいないって。あれ?でも周の後ろに誰かいない?」
バッと振り向く周
「えっ嘘かよそんな分かり易い嘘」
「怖がってんじゃん克服してねーじゃん」
七郎がキャピッと挙手
「はーいっ僕怖い話するー!あのね…
与原神社には昔丑の刻参りした人の幽霊が出て…茶化して夜見に来るとついてきて寝る時足をスーッと引っ張るらしいよ~?」
「キャーッ!?」
周はブルブル。秋は
「それ実話?」
「ううん今思い付いたの~」
「おい周作り話だってよ、けどいい話だったよ」
七郎へ親指立て。ガクブルの周。
「七郎!お前怖い話した責任とれよ!?今夜俺が夜トイレ行きたくなったら責任とってついてこいよ!?」
「えーっ仕方ないなぁ」
「寝る時もしがみついてやるー!」
「ん~いいけどぉ、僕も秋ちゃんに抱きついて寝るからぁ」
「何!?マジか」
「うん♥」
結局神社まで何事も無かったが帰り道、あまりにも周がガクブルの為に皆で歌いながら帰った。
テント割りは、秋・周・七郎と、健・孝・律。
だがテントに入り安心して持ち直した周は懲りずに、百物語やろーぜ!と言い出し…
秋達側のテントにすし詰めになり皆で怖い話をググり合い。
そして深夜1時、健がカクッとなり隣にいた周が
「キャーッ魂抜けた!」
「…あ、ごめん」
「大丈夫だ意識は戻った!」
「もうやめて寝る?」
「じゃあお開きにすっか、けどあっつー」
「俺らこの暑いテントで寝るのー?」
「周だけ一人で向こうでもいいよ」
「やだって!なんて事言うの律!」
ブルブル
「仕方ねーよ、ほら、ソッコー寝ろっ怖くないうちに」
「うん、!!?」
全員が
「!」
全員のスマホの明かりが一斉に消えたのだ!取り乱す周
「何!?どゆ事ー!?」
「キャーッ秋ちゃんっ」
七郎も泣き声
「大丈夫か!?」
二人を抱く秋!すると
「!」
パッと明かりが戻った。
「今の何?」
「やっぱりお化けだと思うのが妥当だよね」
「タケは怖くないの?」
健ははにかみ
「俺一人暮らしだから怖がれないんだー」
秋は目玉親父で
「でもこーゆー事は無いだろっオイッ」
「怖いって思ったらマジで怖くなっちゃうから敢えて気にしないのっ!」
「タケつえーよ」
「俺もうトイレ行けないっ」
孝と周がピーピー言うので秋は
「じゃあ寝る前に皆でトイレ行く?」
でも全員が
「うん」
皆本心は怖かった。
トイレまでの行き帰りは、今度は誰も周をからかわず、速やか且つ統率のとれた集団行動でした。
そして周・七郎・秋はくっつき合って寝たが…隣のテントも3人くっついて寝たのでした。
与原神社にはいわくなど無いと思います。
皆様、夜中に神社に行ったりしないでね!
今日の羽生君のフリー演技は凄く良かった☆
悪魔のいけにえ はジェイソンと似たよーな映画らしいです♥




