7《A sky full of stars》
4月6日(土)PM7時40分
第5回ミーティングat秋の部屋。
「健、俺路上デビューの為に新たな曲を作ってみたぜ?」
意気揚々の秋。健はニコニコと
「へー、どんな?」
「タイトルは“ハートのモールス信号”だ」
ピシッ、と健が固まった。
「なにそれ。(嫌な予感しかしないんだけど)どんな曲?」
「ふっふっふ、聴いて驚くなよ?これは名曲だぜ!今歌ってやっからよ、(※自分で ッパン、ッパンと手拍子)
♪世間知らずだ~った~トキメキーすらも
斜に構えて~知ーらずにいーたの~
そんなあーたしも~ついに落ーちたの~恋の穴~?そーうねきーっと~
落とし穴に落ちたんだわ~~~~
♪伝えたいけど~瞬く星ーのーように~
輝いてる~
あたしの心どうか~とーどーけ~~~
♪ラーンーダームー点滅している~
光のようにウォウオー
ドーキードーキーする気持ち全部~
伝えたいけどウォウオー
言葉にーなーらないの~
言葉にー出ー来ないの~
気持ちがー溢れるの~
受け取ーってよ、ねえマイダーリン♥♪」
「秋、それマジで路上でやるの!?」
「ん!
あのな、俺は二人の今ある曲を考えて何かもうひと味欲しいなと思った訳よ。全部良曲揃いなんだけどね。
だからスパイスとなる一曲を作ってやったぜ?」
「マジ?」
(超恥ずかしーっ!つーかダサイんだけどー!でもそれ言ったら秋かわいそうだし。でも穴があったら入りたいじゃんこれ)
「健…いっとくけどお前も一緒にやるんだからな!」
「え~」
「項垂れんなよ、絶対これあった方がいいから!」
「マジだよこの人…」
「何?嫌なわけ?」
「…うん」
「なんでさ」
「いや、恥ずかしくない?」
「全然。超いい曲」
「え~」
「いいか健、この曲が入ることで絶対良くなる!
スパイスは必要なんだ!」
「…スパイスね…」
「なっ?やろーぜっ?」
ギターを抱えて上目遣いで窺うように健を見た。
「…も~そんな目で見られたらしょうがないじゃん。
分かったやるよ」
「!マジっ?やりー!サンキュー健っ。
じゃあ早速練習な?実は健に渡す分コード書いたの作っといたんだ~」
「!秋…ほんと仕方ないんだから。
なるたけ早く出来るようにしようね」
(そういう所、弱いんだよね。かなわないなぁ…)
とゆー訳で二人は(秋いわくスパイスの)新曲 ハートのモールス信号 をちょこっと練習して…
「じゃあ俺帰るね、秋バイトでしょ?」
「うん。あ、ちょい早いけど俺も出るからついでに少しだけ一緒に行こうぜ」
家を出ると秋はカッコつけて夜空を両手指さしした。
「見ろよ健あの空を、星達が俺らを見てるぜ」
「どうしたの急に」
「あの星のくらいの人に聴いて貰えるといいよな」
「あー…ハイハイ延べ人数の目標にしようね」
「ちぇ~」
「クス、むくれないでよ」
「まあ健らしいけどね」
「あ、俺こっちだから」
※健んちと秋のコンビニは反対方向
「じゃあな!」
「うん、じゃあねー」
別れて歩き出して秋はまた空を見上げた。
(でもあの星のくらいって本当に本気なんだよなあ…
夢、か?手の届かない…)
一方健も自転車をゆっくりこぎながら考えていた。
(秋は本当にミュージシャン目指したいんだな…
秋っていつも大真面目だから出来れば夢が叶って欲しいななんて思っちゃうけど…)
二人それぞれの想いで星を見上げる――――
サブタイはコールドプレイの曲名から。いい曲だよね。好きだ。
ハートのモールス信号 は作詞作曲してみたよ にて投稿済みです見てくりっ☆




