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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
69/313

69《おばちゃんのプレゼント》

モンプチは伯母ミチカの(カフェ)で七郎のバイト先。

 8月6日(火)AM10:30atモンプチ、客足に一段落つき休憩中。


「七郎ちゃん明日は初モデルね~おめでとう」

「ありがと伯母ちゃん」

「それでなんだけど、ねえ?うちの店のホームページにさ、RUIのコーナー作らない?」

「えっいいの!?」

「うん。まあうちのホームページじゃささやか過ぎるけどぉ」

「ほんっとーーーにいいの!?」

「うん。今度画面の模様替えしようと思ってて、そういえばどうかなってね。プロ目指すんでしょ?ならホムペもあった方がいいかなってさ。“うちのこ・RUIを見たれ!”って画像リンクして」

「~~~っおばちゃんありがと~っ!!実は前に1回ホムペ欲しいねってみんなで話してたんだよ~、もうみんな絶対喜ぶっ」


 ――回想――

 それは健の一言からだった。

「ねえ秋ちゃんRUIはこうやって路上で布教活動してるけどさ、よく聞く話だとブログとかTwitterとかSNSとか、秋ちゃんはそんなのやんないの?」

「え~面倒だし果たしてどんだけ効果あんのか不明じゃん?無駄骨折りたくないし」

「へー意外、でもだからやんないのか」

「秋ちゃんは生で直接キャーキャー言われたいもんね♥」

「おう、そうなんだよな!いつか絶対」

 日浦が

「それがキャーキャー言われる為の下ごしらえじゃないのか?」

 秋はジタバタ

「本末転倒になりたくないの!そっちばっかに時間取りたくないだろ!?」

 健も

「ライブハウス出るとか」

「え~そんなに客来ないっしょまだ。やるなら満員がいいぜ」

「理想高ー」

「いやほんとその方がいいんだって!ノルマ不足分支払いたくねーだろ?」

「だがホムペを持つのは手間じゃないし、曲だけ載せとけばいいんじゃないか?勝手にファンがつく」

 日浦もとらぬ狸の皮算用。秋はブーたれた。

「現実どうやんの?俺ら誰もネット環境無いじゃん」

「まあ、そうだがな…」

「ネット欲しいよなー」

 誰も“僕がネット環境を用意します”とは言わない。

 健がニコッとして

「そゆのマーケティングて言うんだよね?」

 七郎は

「?何それ」

「広告活動の事だよ」

「マーケティングか、ホムペがあったら俺らのイケメン写真載せれんのになー」

「写真?曲じゃないのかよ」

「顔ファンじゃ!」

 メラメラ。とらぬ狸。七郎はキャピッと

「秋ちゃんならいけるよ!♥」

「ならインスタやれば?(笑)」

 日浦が適当に言った。

「お前こそ」

 ぷくっと膨れた秋。




「じゃあさ、日浦とRUIの両方載せていいかな」

「リンク1ページあげるから自由に使っちゃっていいわよ?でもあたしが出来るのはそれだけよ?」

「うんOK!曲だけなら充分だと思う。実はね、健君がホムペ作れるんだよ~元パソコン部なの」

「あら?じゃあこっちも困った時相談出来るわね~」

 ミチカのホムペは独学。

「そだよ~。じゃあ早速連絡しなきゃ」


 以下七郎メール

〈朗報!おばちゃんが今度モンプチのホムペ模様替えの際に僕らに1ページくれるって!RUIと日浦君の共同使用となりますがどうかな〉

 一斉送信!


 みんなの返事

秋〈マジ!?やりっ!やる!〉

日浦〈おぉ!?なんと!やりたい〉

健〈えっマジ!?ラッキーだね♪〉


 みんな即OKで、ならば早速と“明日の夜RUIは秋の部屋に集合!その時日浦はメールでやりとりする!”と決定して、明日のミーティングまでに各自案を考える事になった。


挿絵(By みてみん)

加齢は…自分の容色(ようしょく。見かけの事)が衰えるのが1番恐ろしいスピカ。

曲がりかどをとっくに曲がって、毎日寝る前必死に鏡見て努力…

頬のたるみ、それだけで絶望感じてくるんだよ…

怖いよ~(泣き)容色衰えると死にたくなるよ、死なないけど(泣き)

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