64《8月4日の事》
8月4日(日)AM9:50。佐藤は愛車の白いカローラでやってきた。
猫田からプリントした宣材写真を受けとる為に某有名ファミレス(津チャム内)で落ち合い、一緒に朝食。二人ともミラノ風ドリア。
「ほらよ、これ頼まれた枚数」
「サンキューニャンタ」
「だからその呼び方やめんかい」
うがーっ!
「いいじゃないか、可愛いもの好きだろ?」
「ったくよー、まあ門出だし?今日は許してやる。けど仕事取れるといいな」
「まあまずはチラシやフリーペーパーからね」
「あっは、ナナコ見た目なぜか個性的だよなー特にインパクトは無いのになぜか」
「それが魅力ってやつさ、分かってるだろ」
七郎は背中真ん中までの黒髪ストレートロング・もやしっ子みたいな華奢な体・女の子みたいな顔。
「顔立ちまで華奢、可愛いわぁ」
「両刀使いめ!(笑)」
「もーそれただの噂!」
かくして10:30佐藤は初陣(営業)に旅立った!
そして。PM7時(天ぷら屋終了時刻)を待っていたように秋のスマホが鳴った。着信は日浦。
『あのさーRUI明日デモ録りに行くんだよな!?』
「うん、どうかしたか?」
『俺も行く行く!見学するっ』
「え、お前バイトじゃないの?」
『あー、たまたま明日シフトで休みなって~だからもしお前らが良ければだけど~』
実は日浦は今日シフト決めだったが真っ先に手を上げて明日の休みを確保していた!
「ライバルの視察だな?ああいーぜ、じゃあ録音係頼むかなっ」
『ヨッシャ任せろ!』
かくして明日は日浦も演奏に参加はしないが一緒にスタジオだ!
PM8時atブルームーンスタジオ。2日目のモデルレッスンを終えて。
「俺先生やったの初めてだったんだけどー、どうだった?」
今日も眩しい笑顔の猫田。
(きゃあっやっぱり眩しい♥)
「え、そうなんですか?全然そんな風に感じなかったです!」
「七郎は俺に見とれてたもんな~」
斜な腕組みのキメ顔。
(えっやだっバレてた赤面)
「そっそれはーただ単に猫田さんがカッコいいからで」
「はは、お前ほんと可愛いなー♪」
肩を指つつきされ
「あっ、やめて下さいよぉ♥」
丁度そこに佐藤が来た。
「二人ともお疲れさま!」
「あ、お前こそだろっ、どうよ初陣の成果は?」
「写真見た時の反応が良かったから、七郎君、7-COは使えると思われたっぽいよ?」
「そうですか?ありがとうございます!」
ガバッと頭を下げる。
「うーんいい子だなぁ」
顎に指かけて流し目。佐藤が
「手は出すなよ?」
七郎はドキッ!猫田はうがーっ!
「だからただの噂だっての!七郎信じんなよ?」
「あ、ハイ」
(でもこの人なら僕いいかななんて、ハッなんて事考えてんの!!)
アワアワする七郎。
「ったくバカ佐藤!七郎が恐がるだろ!」
「七郎君他にもこいつの噂あるよ」
「あっバカ」
「実は人間じゃないんだ」
ハァ、と額を押さえる猫田。
(仕草カッコいい…)
「じゃあ何なんですか?」
うっとり見とれて言う七郎。
「妖怪ネコマタ説。こいつ全然年取んないんだよね」
「お手入れちゃんとやってんの!あのな七郎はせっかく俺をカッコいいってんだからあんま変な事言うな!」
佐藤に手加減チョップ!
(いつもこうなのかな~仲良しさんだ~♥)
その後七郎は佐藤の車でモンプチまで送って貰い、佐藤はミチカに挨拶し七郎の入れたコーヒーを飲んでいった。
「バリスタと路上と3足のワラジかー、コーヒーも美味しいよ頑張ってね」
PM9:15。秋の部屋にRUI3人揃った。
秋は気合いを入れる。
「ついに明日だからな!?最終確認気合い入れるぜ!?」
「イエッサ!!」
でももう夜遅いから音は小さく!近所迷惑は愛されるバンドマンになる為にはタブーだから!
練習は10時まで続いた。
やっとデモ録りに行くわー(°∀°)次回見てよ?(°∀°)V




