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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
58/313

58《カミングアウト、いいですか?》

 朝、起きてスマホを見た七郎。夜中に秋からメールがきてた。

〈言い忘れてたけど路上やっててもいいか事務所に確認しとけよ?〉


(やっぱ聞いた方がいいかな)


 7月29日(月)今日はモンプチが休みだから午前中イチゴモデル事務所に行って正式契約を交わす!


 ドキドキしつつ到着。貧乏性にはありがたい徒歩圏内である。


「あの、佐藤さん、契約書にサインする前に僕、言っとかなきゃない事あるんです」

「?何かな」

「あの僕友達と路上やってて、一応ミュージシャンを目指してるんです。だから…昨日は言わなかったけど、路上が駄目なら契約は出来ません!」

 ガバ!と頭を下げる。ドックンドックン心臓が高鳴る。

挿絵(By みてみん)

「え?」

 一瞬止まった後佐藤さんは破顔一笑した。

「いいよ全然OKー!ていうか七郎君すごく友達を大事にしてるんだね!超いいよそういうの!」

(ホッ良かったー!でももう1個!)

「あの、あと僕たまに女装もするんです。路上の名前もナナコって女名名乗ってます」

「えっ…?」


 ドックンドックン…裁定を待つが佐藤はニコ!

「いいよ全然OKー!ていうか逆に超いいよ!じゃあ七郎君のイメージはちょっと危ういユニセックスな感じにしよう!

いや元からそのつもりだったけど、言ったら嫌かなーと思っててーだから逆に良かったよー。

まあうちの仕事では今の所女装の予定は無いけど、それならそのうちあるかもね♪ていうかそうだな、積極的に女装も取り入れて性別不詳でいこう」

「…!はいっ♥」


 早速今後のプランの説明。

「モデル名はSHICHIROでいこうかと思ってたけど、ナナコでいっか♪7って数字にしたいな…表記は7-CO、どう?」

 紙に書いて見せる。頷く七郎。

「それでまずはねー今週末ポージングとかのレッスンね!土日大丈夫?」

「あ、バイトが夕方5時まであるんですけど…月曜定休なんです」

「そうか、なら先生に頼んで6時からにするね。その時に君の宣材写真撮るから。あ、格好は普通でいいからね」

(真面目なコなんだな)

「はい、あの、普段着ですか?」

「そう。あ、でもヒドイ格好はナシね(笑)」

「やだな分かってますよ~(笑)」

挿絵(By みてみん)



 帰り道七郎は秋にメールを打つ。

〈モデル名は7-COになったよ♪それで今度の土日ポージングのレッスンだって〉


 秋の返信

〈7(なな)一酸化炭素!毒だ!〉

 七郎はガクッとした。

(そうじゃなくてデモ録りの予定は~~)

 改めてメールしようとしたらまた秋メールが。


〈じゃあデモ録りどうする?5日(月)出来るか?駄目ならもっと延ばすぜ〉


(良かった、さっきのは冗談か)

 七郎の優先順位はデモだ。

〈佐藤さんはレッスンの予定しか言わなかったし仕事は宣材写真を配ってかららしいから5日がいいよ〉


〈OKじゃあそれで!〉


(この為に1ヶ月アレンジとか練習に励んできたんだから絶対頑張る!!)




 当然のように今夜も秋の部屋でミーティング(練習)。

 音量は控えてるけど外に聞こえており、斜向かいの家の光は…


(ああもう毎日生で聴けて幸せ~)


 部屋の窓辺でデレデレしていた。


秋の部屋の練習時間は夜8時~9時半前まで。

え?うるさいだろうって?

ノープロブレム。秋は近所のアイドルなのでーす!

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