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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
57/313

57《会議!》

 7月27日(土)昼12時過ぎ、喫茶モンプチにて。


「あ、秋ちゃんやっと来た」

 光と律が向かい合わせで座って待っていた。

「お前ら早えーな今日は」

「だって七郎君の一大事だよ?」

 コップに水を持って七郎がテーブルに来る。

「みんな僕の為に集まってくれてありがとー♥」

 集まったのを見てミチカが声をかけてくる。

「七郎ちゃん、今日はあたし一人でいいから抜けていいわよ」

「あ、ごめんなさい伯母ちゃん」


 七郎がエプロンを脱いで席につく。

「お前名刺とか貰った?」

「うん、そうくると思って。ほらこれだよ」

 ポケットから出す。

「へー、イチゴモデル事務所?」

「初めて聞く…知らないけど」

「なんか出来たばっかでモデル募集中らしいよ」

「へー」

「架空とかない?調べた?」

「ううんまだ」

「お前自分の事だろ」

「ん~だって僕の主軸はバリスタだし~昨夜はそっち調べてたから。それに今日集まるならその時でいいかって思って~」

 秋はガクッ

「そんなもんなのか」

「じゃあ早速調べよう」

 スマホで検索する律。

「あ、ちゃんとあった」

「どれどれ?」

 みんな律のスマホを覗き込む。

 落ち着いている律はリンクを確認したり、変な所がないか等チェックしていった。


「うん、ちゃんとしてるかも」

「だね~」

 律が七郎をじっと見た。美少年・律の瞳は色の薄い黒曜石のようで、うるわしい。馴れていないとドキドキしてしまう。

「怪しくないとして、七郎はどうなの。やってみたいの?」

「うーん…とりあえず興味はある」

「ならやってみれば?」

 真面目に七郎を見つめる秋。その目に七郎のハートが震えた。

「秋ちゃん…」

「興味あって、チャンスがあって、掴まないで後で後悔なんてすんな。人生は1度しかない、若いからとか、石橋叩いてとか、そんなんでチャンス棒に振んな」

 うるっとしちゃう七郎。 

「っでも秋ちゃん、もし東京行っちゃったりしたらもう会えないんだよ!?それでもいいの!?」

 ガタ!席を立つ秋、七郎の手を握る。

「何言ってんだよ!電話やメールがあるだろ!それに東京なんか同じ日本なんだ、北海道や沖縄より全然近いし!会う気になればすぐじゃん、俺はお前がもし寂しいっつったらすぐ飛んでってやるよ!」

「ぐす、秋ちゃんカッコいいよ…」

 涙ぐむ七郎。そこに伯母ちゃんが小皿にクッキーを出して持ってきた。

「みなさんはいこれあたしのおごり。

七郎ちゃん、あたしも興味あるならやってみればいいと思うよ?」

「そうですか?」

「東京なんてほんとにすぐよ。それに、君らの友情は距離なんかで消えないでしょ?それともやらなくていい?」

「…ううん、やって…みたい」

「なら決まりだな」

 背もたれに肘をかけ頬杖。

「七郎…スターになっても俺を忘れんなよ」

 秋も涙ぐむ。

「うん。じゃあ今から僕やるって電話かけるよ」

「あ、待って!でもさ、騙されて脱いだりとかない?」

 光に七郎は

「そういう事はしないって佐藤さん言ってた。社長だし嘘じゃないと思う」

「そう、ならいいの」

「今みんないるうちに電話する」

 一堂うなずき見守る。

 ピピピ。プルプル…

 呼び出す間、緊張する七郎の手を握る秋。

「あ、もしもし佐藤さん?こんにちは。僕昨日スカウトされた七郎です…あの、昨日の返事を…」

『あ、もう?早いね。で、いい返事かな?』

 秋の手をギュッと握る七郎。

「はい、僕モデルやってみようと思います」

『そうか、良かったー!君はうちの第1号モデルだよ!』

「え、他にいないんですか?」

『うん、だから期待してるよ~。あ、心配しないで?徐々に増やす予定だから』

「そうですかー」

 七郎は脱力した。

『じゃあ正式な契約書書いて貰うから後で事務所に来てね。松阪市の清生町なんだけど』

「え?東京じゃないんですか?」

『違うよ東京だと思ったの?(笑)残念だったかな?』

「いえっ全然!良かったです!」

『昨日まで偶然大阪にいてねー君が松阪って言ったから、これは運命だと思って待ってたよ。やっぱり運命だったね』

「エヘヘ、そうですね」

 七郎ははにかんだ。


 少し話して電話を切り、ブイサインの七郎。

「良かったな!」

「第1号!」

「うんもう楽しかったらいいや(笑)」

「これでモデル誕生じゃん」

「でももしヤバくなったらためらわないですぐ()めろよ?」

「うん」

 秋の言葉に頷いた七郎を見て律が

「クス、秋ってお父さんみたい」

「ナナコー!良かった東京じゃなくてー!」

 秋は父親ぶってハグ。そして七郎の頭をなで、

「他の奴らには俺からメールしとくから」

「うんありがと♥」

 手があいたミチカが来て

「良かったねーほらクッキー食べて」

「いただきまーす」

「伯母さん俺コーヒー」

「あ、俺も同じ」

「じゃああたしも同じ」

「僕入れるよ」

 七郎が席を立つと

「あらいいわよ七郎ちゃん」

「ううん、もうエプロン着けとくよ」

 そう言って七郎はパタパタとカウンターに入っていき慣れた手つきで抽出マシンを扱いだす。



 夜9時前。


 秋は周・孝・健・日浦に一斉メール。

〈七郎の件でお知らせ。電話するっつったけど面倒だからメールな。今日話して、やることに決めて、電話して、採用決定。イチゴモデル事務所っていう出来たての所で第1号モデルだってさ。

お前ら急に親戚になろうとかすんなよ?(笑)〉


 返信は。

周〈いや、親戚なれないから。なりよう無いから〉※七郎は母子家庭一人っ子、ミチカも子供無し。

孝〈了解。これから七郎にメールする〉

日浦〈そんな事思わんよ。報告サンキュー〉

健〈分かった。良かった!〉



(うむ。これで七郎がスターに…なるのかなぁぁ!!うわーん!!)


 嬉しいけど毛布をかぶって泣いちゃう秋であった。羨まし泣きである。

挿絵(By みてみん)


今日も遅くてごめん。

最近アニメを思うように見れなくて(掃除に忙しくて)日常の嫌な事に心が負けてしまい気味…

改めて、自分はアニメが必要だ、アニメは命だ

と思うスピカ。

今はANGEL beats、ひぐらしのなく頃に、宇崎ちゃん、刀剣乱舞 を見てます。録画たまってる…


見たいよぉしくしく(T-T)

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