52《水族館行こーよ》
その夜9時前。健に日浦から電話がきた。
『あ、もしもし健?日浦だけどー今話せる?』
「うん何?」
『あのさー内緒の話なんだけどー、あのさ…光ちゃんってー…秋が好きだよな?』
「あ、それ俺も気づいてたよ」
『!だよなー!間違いないよなー!なのに秋のやつ気づいてないんだよなーはたから見たら分かるのにさぁ』
「幼馴染みだから分かんないんじゃない?じゃなきゃちょっと…」
『幼馴染みねー、まあそれだけでもあんな感じあんのかなー?』
「でも俺は秋が気づくまで敢えて何も言わないって決めてる。頼まれもしないお節介になるから」
『ま、それもそーだな。俺もなんとなく気づいてたのを確認したかっただけ。
でももしずっと気づかなかったら光ちゃんの方が見切りつけちゃったりして(笑)』
「あれだけ頑張ってつきまとってる訳だから応援したいけどねー」
日浦&健がそんな会話をしてる時、秋は光の電話に出ていた。
「なに水族館?二見浦?明後日?えーと…ああ俺は行けるぜ」
『良かったー♪じゃあさ他に誰呼ぶ?』
「でも明後日は金曜だろ、日曜にした方が良くない?」
『日曜は学校のコ達とカラオケ行くんだよね』
「仕方ねえな、一応律と七郎に声かけてみる」
『ありがと。じゃあ時間はー』
「電車の時間に東松阪駅でいいじゃん」
『そう言おうとしたの!11時頃のでいい?』
「調べてねえし」
『ごめーん』
「俺バイトだから帰って少し寝たいから12時でいい?」
秋のセブンイレブンは朝5時まで。
『そっかーいいよ』
「じゃあ12時に駅な」
『うん。じゃね』
ピ。
「しょーがねー」
律&七郎にメール。
〈明後日光と二見浦の水族館行くから行けるなら連絡くれ。東松阪駅集合で12時最初の電車で行くから〉
送信。
(ま、青春は短いから遊ばねえとなっ)
7月26日(金)、東松阪駅で光を待つ秋。
(あ、来た来た。カッコつけてみせっか)
表情と立ち角度でキメてみる。
光は黒プルオーバーに膝丈Gパン。
(あ‼あげたスプレー使ってる!やだやっぱカッコいい~!!)
ドッキドキで駆け寄る。
「お待たせ、他の二人は?」
「バツ。七郎は大阪にバリスタの講座受けに行くし律は今日仕事入ったって」
律はピアノ調律師の弟子。
「じゃああたし達だけ?」
「そ。」
光は後ろを向いてジタバタ
(そうと知ってればもっと可愛くしてきたのに~!勿論あからさまじゃなくさりげなくだけど!)
「それより今日の俺、なんか気づかない?」
髪かきあげ。
「!あ…スプレー…使ってくれた」
赤面する光にまたかっこつけて、
「どう?専属美容師さん」
(きゃーん笑顔死)
「あ…すごいいいよカッコいい…」
きゅうんとなってる光に秋はアッサリ
「そか、ならいいわ。じゃあ電車あと8分だからもう行こーぜ」
全然な秋、ガクッとする光。
「うん、そだね…」
光は小さく頭をプルプルして秋を追う。
(でも二人きりで嬉しい!)
参宮線でトコトコ二見浦に。
「お前と二人きりでお出かけ?すんの初めてじゃね?」
「だよね近所ならよく二人だけで遊んだけど」
秋んちと光んちは斜向かい。
(思いきった事言っちゃえ)
「ねえ、今日のあたしの格好どうかな、可愛い?」
(あーもう恥ずかしい!)
「えー?何だよ七郎みたいな事言って」
ガクッとする光。
「でもまあ、可愛いぜ」
「えっ!?そう!?別にオシャレしてる訳じゃないんだけどねっ」
一人で慌てる光。
「?あっそ」
(気づいてない?良かったー!ドキドキ。でも可愛いって、やっぱり勇気出して良かったー!)
横を向きプルプルしてる光にハテナ?の秋…
腰痛はまあ治ってんのかな?でももろくなっているから気をつけてかなきゃね!
最近は頑張ってサラダを食べるスピカです。味付けを工夫♪ツナマヨあえ、マヨネーズごま油、etc.
酵素を食べることで健康目指す♥(酵素は40度で死ぬのだ、だからサラダ)




