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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
40/313

40《新事実》

6月18日午前0時からです。果歩は1日早く電話した事になるのか…(健BDは19日)

 その夜の日付変更時、健に電話があった。


『夜中にゴメンね、健君誕生日おめでとう』

 実は遠距離恋愛中の彼女、果歩からだった。

 電話にはにかみつつ、果歩の声が沈んでいる事に違和感を持つも、久しぶりの彼女の声に優しい顔で返事する健

「果歩、ありがと、俺から言うのもなんかだから、待ってた」

『うん…どうしても言いたかったの…』

「果歩どうかした?元気無いよ」

『健君、あのね…』

 その後の果歩の言葉に健はショックを受ける。

「え…?」



『健君…ごめんね、あたしから告白したのにこんな事になって』

「ううん、いいよもう…だから泣くなよ。どうせ、その程度だったんだよ所詮は…」

『ごめんね、ごめん…』

「だからもういいって、そうなったんなら俺はもう果歩の事は忘れる。もう2度と会わないし連絡もしない。

だから、果歩も俺の事なんか忘れて。

…幸せになれよ?」

『…本当にごめんね、じゃあ…』

 ピ

「……………はぁ…」

 健は夜空を見上げた。




PM7:30

「ターケールっ天ぷら持ってきたぜー?」

 ※秋んちは天ぷら屋

「いつもありがと。入って」

「おう。お前が聞かせてくれたサビ超良かったからー、今日めちゃ楽しみにして来たぜ?俺なりにも色々考えて来たし!」

「そっか、じゃあ早速始めよ?」

「ああ…健?」

「ん、何?」

「あ、いや、なんか今日元気無くない?魂抜けてるっつうか」

 ギク

「え、そう?そんな事無いよ」

「あ~今ギクッとしたっけ!なんか隠してるな!?教えろよ!」

「~大した事じゃないよ」

「俺に言えない事なのかよっ、いいから教えろって相談乗らせろ」

 言葉に反して目キラキラの秋。

「ほんとに平気だよも~」

「あ、まさか失恋とか」

「…」

「え、当たり!?」

「違うって!」

「嘘つけ今一瞬止まっただろっどんなコに振られたんだ?」

「~~…はぁ…あーもうっ、仕方ないな教えるよ、教えればいいんでしょっ!

…果歩とは高校卒業した時から付き合ってたんだ…」

「へ?」

 秋は固まった。

「それが昨日の夜、別な彼氏が出来たから別れてって電話きて…」

(んん!?)

「ちょっと待てお前彼女いたの!?」

「はぁ…」

 ため息をついて見せる健。

「あ、どうぞ続けて下さい」

 秋を呆れ風に見て

「うん、卒業式の後、家に電話がかかってきたんだ。

それで告白されて、付き合うことにして。

でも果歩は名古屋に進学しちゃったからちょっとした遠距離でね、月1で会おうって言ったけど、離れてからは1回しか会ってなかった…」

 あぐらをかいたまま下を向いている健。


(は、励ましとかねえとな、とりあえず…)

「マジかー、でもそいつひでー女だな、乗り換えたんだろ?」

「うん…」

(ハッ余計に悪かった!?)

挿絵(By みてみん)

「で、でもよ、その果歩も見る目ねえよな、こんなカッコ良くて真面目な健を捨てるなんてよ」

「うん…」

(あれ?俺もしや傷に塩塗った!?)

「でも健も水くせえよ、今まで彼女いるの黙ってたなんてよ」

「別れたけどね…」

(うわ撃沈だよ、そもそもこれは開けちゃいけない箱だった!)

 秋は健を上目で見た。そして遠慮がちに

「…なあ、健…お前その果歩の事マジで好きだった?」

「…………」

 うつむいたまま答えない健。

「健…元気出せよ」

「分かんない。

好きって言われて付き合ったけど、本当に好きだったかな?

好きになろうとして、大事にはしてたし、それなりには…

でもなんだか今は何も感じなくて…

本当に好きならもっとなんか感じてもいいんじゃないかとか…」

 秋は慌てて止めた。

「あっ、もういいよ!?いいから!つらい事話さしてごめん!」

「ふふ」

「~っ(健無理してるし意味不明な笑いだしっ)

…もう、忘れるよな?

きっとその程度だったんだよ、健ならその内もっといいっつうか…本気の彼女が必ず出来るからよ、たぶん…(あ、良かった顔上げた)」

 健は少し笑った。

「ありがと秋ちゃん。

“乗り換えた”とか“捨てた”とか言っちゃいけない言葉も聞こえたけど、慰めてくれたんだよね」

「お、おう、伝わったならいいけど」

「じゃあ始めよっか?」

 力無くはにかんだ健。


腰痛は長引き、まだ治らず。立ち上がる時大変です。もう完治はしないんだろうか…と…

ささっと走ったり出来たあの素晴らしき日々よ…

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