25《君子豹変?》
小説の清書は父のPCでワードデータにしてCDRにして、郵送で持ち込んだ。
5月31日(金)PM8時。今日のミーティングは秋の部屋で。
健がニコニコと聞いてくる。
「そういえば小説のやつ返事来た?」
「うん昨夜編集部からメール来た」
「どうだった?」
「やっぱ駄目。不採用」
「そっか…残念だったね。…秋ちゃん?」
「だからさ、俺こないだやっぱり俺は俺のやりたいようにし続けるって宣言したけど、もうそれ撤回するわ」
「え、あの時カッコいいって思ったのに」
「こうゆーのを君子豹変ていうんだよな!」
健は呆れたように、
「何カッコつけてんのー、じゃあ次は王道にしてみようとかいう事?」
「うにゃ。次も好きに書くよ」
「ふーん?じゃあ何が変わるの?」
「王道とかはやっぱ気にしないけどー、話をもっと鮮やかに?ますますキレ良く?針を振り切った感じを目指して変わるのだ!
ま、ようはよりウケを狙うって事なんだけどさ」
鼻をちょこっとクシュッと擦る秋。
「今までは純粋に自分の書きたいのを書いてたけど、ウケる為のを書く!これって一大決心だよな!?
でさ実はもう次の予定があってー、そっちの方それ気をつけて頑張るんだーもうマジ本気」
健は頷き
(うんやっぱり秋ちゃんはカッコいいよね)
「忙しいね、すぐ次って」
「うんwebで小説応募探して、もう1年先まで予定立てた」
「へーっすごいじゃん」
「まあな、なんせ21までだから。俺以外としっかりしてるだろ?」
「うん。ねえ1つ聞いてもいいかな」
「何?」
「秋ちゃんはさ、小説家とミュージシャン、本当はどっちが本命なの?」
「ん?どっちもに決まってんじゃん。両方なれたらなるんだよ」
「えーほんとすごいねー」
「だろ?俺ってアレだから」
「努力家?」
「ちっち。芸術家肌なの、何か作ってないと逆に死んじまうぜ」
「あはは、夢は追うものだからねー」
「違うよ掴むものだろ?そして掴む為には努力しないとなんないんだ」
「クス、それを追うって言ったの。
もうどんどん追ってよ、それが秋ちゃんらしくてカッコいいと思ってんだからさ」
はにかんだ健。
秋は
「…?」
口元が緩んで微妙な顔のまま固まった秋に気付いて健は
「変な意味無いからね!」
「ならいいけどよ、一瞬勘違いしかけたぜー」
ふー、と安堵の息を吐いた健だった。
腹ペコにゃ。体重は58キロより減らないし、別に太っちゃないけどー来月健康診断でー体重同じでもウエスト去年より細くならんかな?あと顎まわりってどうにかなりませんかー!!!




