23《以心伝心?》
5月29日水曜、夕方4時半の津駅、今日は日浦が先に来てた。
「秋、これ草稿。なかなか良かった」
「うんありがと。
で、新曲は出来たかね?」
「おうよ、バッチリじゃ!ドリーマーという曲だ」
「俺らもね、こっちはエバーグリーンていうんだ。
んじゃ互いに合図して同時に始めるようにしようぜ?」
30メートル程離れて、準備して手を振ると日浦も手を振り返して。
「よーし競争開始っ!1、2、3」
エバーグリーンとドリーマーが同時に始まった!だが
「!」
秋&健は驚いて目配せし合った。が曲は止めずにやりサビが来て秋&健は日浦をチラッと確認した。
「!」
日浦が皿のような目でこっちを見てきた。
そう、互いにサビが似通っていたのだ!※日浦のドリーマーの方はサビから入る。
曲が終わると速攻で日浦からメールが入る。
〈パクった?〉
「んな訳ねーだろ、どうやってパクんだよ」
秋もメール仕返した。
〈終わったら話そうぜ〉
そして互いに30分最後までやりきった。
終わると日浦はすぐさま片付けてやってきた。真ん丸な目で
「エバーグリーンのサビが俺のドリーマーと似てたな!」
「俺らも驚いたぜ?」
「パク」
「れる訳ねーだろ、聴いたこと無いのに」
秋が日浦の肩を押さえて落ち着かす。
健がニコニコと口を挟んだ
「あのさ、こうゆーのが以心伝心ていうんじゃないの?」
秋&日浦は
「「あー…」」
日浦は目をクリクリさせ
「そうか、なる程な」
健はニコニコ
「面白いねこんな偶然」
「もし今日同じ日に披露してなかったらまずかったよなー、もし違ったら後回った方がパクった疑惑かかっちまうもんな」
「だな、一応言っとくけど俺らは絶対日浦をパクったりしないと思うから」
秋も同意すると日浦は
「え?
あー、いいよ別に」
「え、いいの」
「うんRUIなら許す」
「そうなのか…」
健が感心して頷く。秋は
「もし他人がパクったら?」
「それも許す」
秋は口を尖らせた。
「えー?なんだよ俺らだけ特別じゃないのかー」
「パクられる位いいって事だからな」
健は笑って
「でも普通仲良くなきゃそんな事しないよね」
「だなー」
そこで日浦は
「あー、あと話変わるけどさー、秋の小説の詳しい感想言っていい?終わってからゆっくり話したかったんだー」
ドキッ
「お、おー、いいぜ?」
「何でも言っていいよ」
「健が言うか」
日浦は笑って
「そうか?あのな、
…でも言いにくいんだがな、その、やっぱり主人公の成長はあった方がいい感じがするぞ?」
「日浦もそうか~」
ガク~となる秋。健が付け足す
「あのね、俺も同じように言ったの」
「そうだったのか」
「やっぱりそうなのかなー!」
足ジタバタ。
そんな秋に日浦は
「王道じゃなくてもいいけどさー、ほらマイナーとかシュールとかあるし、でもそれだけはあった方が面白いんじゃないの?
そりゃ成長しない作品もあるにはあるけどさー、何か変わる方がお勧め」
秋はタコくち
「そっかー?」
日浦は可愛い真面目顔で
「秋頑張れ」
「うーーーん、俺こないだ健に“自分を変えない”ってかっこつけたばっかなんだよ。どうすっかなー」
宣言はしてるけど、どうする秋?
ドリーマー&エバーグリーンは 作詞作曲してみたよ の方にて投稿済みです見てね★
ドリーマーはAメロの音程が低くてスピカ上手く声出なかったりするんだけど、たまに上手く唄える(°▽°)
エバーグリーンはYouTubeにも投稿済みなので
ミカン青 オリジナル曲「エバーグリーン」 で検索して聴いてね★




