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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
16/313

16《小説家にもなりたいの》

日浦かわいーよっ。さっそく本性出しちゃって。

 5月8日(水)、健から秋に次の予定のことで電話がかかってきた。


「んー、今俺忙しくてさ、今週は会えそうに無いや、わりぃ」

『何してんの?』

「んー…」

『隠し事かな?』

「んーんー、あのさー」

『うん何?』

「だめだやっぱ恥ずかしー!」

『秋ちゃん…一体何を?』

「あー…あのねー、どうすっかな言おうかな」

『早く言いなさいよ』

「はぁい」

『何してるの?』

「あのねー小説書いてんの」

『は?小説?』

「おー、実はちょっと小説家も目指(めざ)してたりするんだよねー。

あれ、これ前言ったっけ?」


 秋は健にケータイ小説を勧められるが。

「うーん、まずは出版社に原稿送るやつの方に応募してみようと思ってんだよねー。

ほら、そっちって未発表の作品限定だろ?

ケータイ小説で出しちゃったら発表してることになるじゃん?」

『へー』

「だからさ、まずそっちに応募してー、もし落ちたらそれをケータイ小説にする予定なんだよね~」

『へー、ちゃんと考えてるんだー。

あ、ケータイ小説でも色々賞やってるよ』

「知ってる。勿論やったら応募する」

『うん、頑張って。

ほんと秋ちゃんてすごいよね』

「え、そう?」

『うんその湧いて出る創作意欲。

しかもちゃんと調べて予定立ててるじゃん?』

「ふっ、まあな。

夢を追うならちゃんと掴み取るために計画立てろってな」

『誰の言葉?』

「俺様」

『へー』

「嘘、ねーちゃんに言われた」

『嘘つくなよ』

「ごめん、ねーちゃんと俺仲良いからさー時々助言くれんだよね。

それでこの言葉言われた時、どうすればいいか分かんないと思ってたのが急に目の前がパーって開けたみたく感じてさ、

そっか、そうだよなみたく調べなきゃ計画立てなきゃって思って~」

挿絵(By みてみん)

『お姉さんいくつなの?』

「俺の8つ上だよ」

『あーなるほど、自分がやりたかった事とか色々思うとことかあるんだねきっと』

「え?

あー多分…かな?(オブラートにくるんだ言い方するけどたまにサクッと言うよね健は。悪く言うと失礼だと思うけど)

まあ自分の経験上のアドバイスだっていつも言ってるからそうかもな」

『ねえねえ、ところで今何か完成してる小説とかあるの?』

「あーもうちょいで書き終わりそうかな」

『いつまでに応募するの?〆切は?』

「いや、今回は持ち込みしてみようと思ってんだー」

『へー。

じゃあ出来上がったら読まして』

「えっ、いいけど」

『ふふ、俺がまず感想を付けてやるよ』

「マジか」

『マジよ。

待ってるから早く書いてね、期待してるし』

「うわプレッシャー」

『何言ってんの、人に見せる物でしょ?』

「いやそうじゃなくてー、許される限り推敲重ねてから清書しようと思ってたからさー」

『そうなのか、ごめん無理しないでいいよ、ゆっくりやって』

「ううんいい、そんなゆっくりばっかもしてらんねーしさ。

じゃあとりあえず草稿出来たら見せるから。清書前にさ」

『わー嬉し。頑張れよ?』

「勿論!」

『じゃあ電話代かかるからもう切るね』

 ※貧乏根性の類友





 そして5月16日(木)、お土産の天ぷらと出来た草稿(B5ノート)を持って健の家へ。


「わー申し訳ないな」

「昨日の残りだから気にしないでいいよ」

「次の路上ライブいつにする?」

「小説のせいでご無沙汰になっちまってて悪いな」

「ううんいいって。練習してたし」

 明後日土曜日に決める。


「じゃあこれ急いで読むから」

 明後日返す約束。




 土曜日、偶然日浦が先にライブしてて終了後はRUIの客になってくれた。


 RUIのライブ終了後。健がおもむろに

「あ、そうだ草稿ちゃんと持ってきたよ」

「おう」

 日浦は大きな丸目を大きくしてクリッとさせた

「ん?何?そうこう?」

 それを見て秋と健は

(可愛いな)

「ああ、秋ちゃんね、今度オリジナル小説を持ち込みすんだってさ。

書き終わったら草稿見せてもらう約束してたんだ」

「なに!?いいなー俺にも見せてくれ」

「でもすぐ清書して送んなきゃだしー」

 ガックリと肩を落とした日浦。

「そうかそれは仕方ないな」

 フルフルして言った。

(やっぱり可愛いな)

「あ、ならさ清書終わって出したら草稿かせばよくない?」

「おおそれもそうだな!」

「ね、秋ちゃん?」

「仕方ねーな、日浦にも読ますか」

「なんと!?」

「冗談だよ、(可愛いからいじりたくなるな)清書ってワードデータに書き換えだからちょっと先になるけどいいよな?」

 日浦は大きく頷いた。

 秋は健に向き直る。

「で、感想は?」

「うんあのね、」

「ちょっと待った!ストップ!ネタバレしないで読みたいから」

 日浦が急いでギターケースをしょった。

「約束したし今日は俺帰るわ。だから俺がいなくなってから話し合って。

じゃ、連絡待ってっから!」

 さっさと去っていった。


 見送って健は

「今日は本性だったね」

「可愛いよな」

 頷く健。



イラストの秋ちゃん可愛く描けた。V

今日は遅くなりました。超ムーが9時に終わるからその後始まったからさー。

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