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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
12/313

12《日浦登場!》

5月1日の夕方です♪

 17時5分

「遠巻きの人結局近寄って来なかったな」

「まあ俺達って今日初めてだから仕方ないんじゃない?

それでも見てくれてたってのがデカいよ」

「まあな」

 ノートを出して何やら書き付ける秋。

「何書いてんの?」

「ふっ。これはな、俺達の活動の軌跡を残す日記なのだ!」

「へー、見せて。

(※読んで)ふーん、今までもちゃんと書いてたんだ、偉いね」

「だろ?

後で見て懐かしがったりしたいからさ、出来るだけちゃんと残そうと思って」

「秋のことだから“デビュー前の全記録”とか言うかと思った」

「ま、まあそれもあるけどさ」

 テレる秋、ガックリする健。

「秋」

「何?(ドキドキ)」

「頑張って。応援してるから」

 秋は上目で健を見た

「…お前も一緒だろ?」

「(笑)俺は~、秋についてくだけだから」

「俺がこの先レコード会社に曲送るとしたら健の曲もRUIとして一緒に送るんだからな?」

「うん、分かってるよ。

それらはねー、秋に任せるよ。

もし受かったら俺はその時考えるから。

ただ、今の俺はただ好きに曲書いて秋と一緒にRUIやるだけなんだ」

「うーん?」

「何膨れてんの」

「それってー、もし受かったら一緒にやり続けてくれるって意味だよなー?」

「うんそうだよ」

「受からないって思ってるだろ?」

「どーだろ?

でもほんとどっちでもいいし。

今出来る事を全力で頑張ろー。ね?」

「うん…分かってるよー」

「うりゃ」

「ぷっ!」

 健が(ふく)らんでいた秋の頬を挟んで潰した。

「焦っちゃ駄目だよ」

「~~~」

 秋は今度は口を尖らせて見せた。

 その時30m程離れた場所で一人の少年?がギターのチューニングをし始めた。

 手慣れた5フレットチューニングは早い。

 黒髪お母さんカット風で(よーく見ると)年は同じか?

 細こくてチンマリした見かけで、のっぺりした小顔、小さい鼻と口、色白で真ん丸の黒目がちな大きな目、服は全部黒。

健「これからやるんだね」

秋「少し見てくか」

 少年がおもむろに曲を弾き出した!

挿絵(By みてみん)


※〈君がみて〉

♪雨上がりのー帰り道

かけ去ったけどーーーー

考えたー事はもう

消え去ってーいた…

♪きーーみーーがーーみーーてー…

ぼーーくーーもーーみーーたー…

終ーーわーーりーー無ーーきーー夜空に…

飛び込んだーこんなーおかし道ー…



 秋は目を丸くする

「…!なんだあいつ、すげーいいじゃん」

「ほんとだね」

 通りすがりに少し立ち止まっていく人もいる。

 女子高生達が遠巻きに見ている。

「これは顔かわいいし、曲もいいし俺達のいいライバルになるんじゃね?」

「秋、出会ったそばからライバル心燃やさないでよ」

 曲が終わって少年が一瞬チラッとこっちを見た。

「キャー!こっち見た!」

 女子ばりにはしゃぐ秋。

「秋…。(ほんと音楽好きなんだから…)

ほら自分らの片付けしちゃおうよ」

「ん?ああ」

 健は半目

(もう完全にファンじゃん目がハートだよ)



 少年がどうやら終わるまで30分全部見た。

 秋がウキウキ顔で瞳を輝かせ

「なあ声かけてみようぜ?」

「うん」

 ギターケースをしょって二人は少年の所にかけた。

 秋から声をかける

「あのー、すいません。

ずっと見てたんですけどー、すげーいい曲ばっかしでしたね」

 笑わない少年

「…ありがとう」

 健も話してみる

「いつもここでやってるんですか?」

 真顔のままの返事

「いや、初めてだけど。ていうか今日初めて路上やった」

「!」

 秋&健は顔を見合わせた。

「すっげー偶然!俺達も今日初めて路上やったんだよ!

俺秋。君は?なんていうの?」

「…日浦(ひうら)。」

「へー、じゃあそのまま日浦って呼ぶよ。

友達になって!」

 日浦は少し迷っている。

 秋は構わず押す

「俺日浦のファンになったから!

あ、今日初めてならファン第1号ね?♪」

「まあ、仲間はいると心強いよね。

俺は健っていうんだ。よろしくね日浦君」

「仕方ない…よろしくな」


 日浦は同い年で桃園(近鉄名古屋線)に住んでいた。

 アドレスを交換し合った。

「予定が合う日は一緒にやろうぜっ!」

「…出来たらな。でも俺はバイト休みの日にしかやんないから合う機会は少ないと思うけど」

「そっか?じゃあ次の機会までにー…お互い頑張って、一緒した時どっちが多く人集めるか密かに競争しようぜ」

 日浦は笑わないまま

「…好きにして」



 帰りの電車で。

「なんかさぁ、日浦って健とは違うタイプでクールだよな。最後まで全然笑わなかったし」

「あはは、俺クール?

でもまあそうかな。

うん、けっこう仲良くなれそうだよ」

「ふふふ」

「どしたの秋?」

「仲良くなってあわよくば日浦の曲を研究してやろうと思ってな」

「パクるの!?」

「え?まさか。俺はそんな卑怯な真似はしないって。

ファン心理だよ!なんたって、俺は日浦ファン第1号だからなっ!」

「真実からの本心なんだね…」

 健はもう少し呆れて言った。




今日はバレンタインデーですね~引きこもり友人0のスピカには無縁。自分で言って寂しいわ、でも頑張って生きる…

今日のBGMはBUMP OF CHICKENのオーロラアークでした!☆

登場曲 君がみて は 作詞作曲してみたよ にて投稿済み!みてちょ


↓君がみてYouTubeアドレス


https://youtu.be/RIH_sDh4UmE


または


ミカン青 オリジナル曲「君がみて」


で検索してくりっ!

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