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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
113/314

113《デモ2録音》

 そして10月7日(月)、デモ2録音の日がきた!ひよりを録音スイッチ係の名目で呼び気をきかす秋。


 ――5日夜――


「さて7日は月曜日とゆー事で、誰か録音スイッチ押す係が必要だよな~」

 秋に目配せされて七郎は

「じゃあひよりちゃんは?月曜バイト休みだよね♪」

 松阪駅近くの甘味処恵比寿屋は月曜定休である。

「じゃあ聞いてみっか」

 動揺する健にウインクして即電話。

「あ、ひより?月曜午前暇?…うんそれで録音係する気無い?…うん

(二人に指でOK、健の頭を撫でる)

じゃあ11時から12時だから10時にうち来いよ?…うんマジで助かるよ、感謝する~。じゃあ7日宜しくな!」

 通話OFF。

「よしゃ、じゃあひよりの前で間違えない為に練習再開っ」

「ラジャ!」


 ひよりは即光に電話していた。

「どうしよー!あたしが録音係だって!」

「何するの?」

「スイッチ押すの」

「それだけ!?」

「うん。でもどうしよーっ」

「頑張、健君いっぱい眺めてきて」

「そうだけどぉヤバい嬉しいよぉ」

 光は思った。

(あからさまな協力だわ)



 で、午前10時水上家前。

 ひよりの格好は、黒キャップ・白シャツ・胸にラメで猫マークのベージュTシャツ・赤×灰色タータンチェックプリーツスカート・ローファー。

「七郎君あたし変じゃないよね?」

「うんOK。あ、でも僕のリップ貸そうか?」

「うん」

 七郎のピンクリップをつけるひより。秋は横目で見て

(ひよりめ七郎は男だぞ?ま、感覚的には男じゃないんだろーけど)

 そこに健到着。

「ごめん遅かった?」

「んや、さっき集まったばっか」

「良かった、ひよりちゃんこんにちは」

「今日は頑張ろ!」

「うん、あれ?ひよりちゃんそれナナコのピンクリップ?」

「うん、似合うかな」

「うん可愛いよ」

「良かったぁ」

 指を合わせて笑顔がはじける。秋は額を押さえた。

(健がショック隠してる~)

 健は

(ナナコと間接キスじゃん、でもナナコはきっと女子カテゴリなんだろな、いいな、でも妬いてるのバレたら恥ずいから平静に)

 秋はパンッと手を叩いた

「んじゃ行きますか」



 梅田ミュージックスタジオは水上家から徒歩約20分。ルームに入り手早く楽器を準備。

「じゃあやるぜ」

「おう任せろっ」

 ひよりはガッツポーズ。

「七郎だけぶっつけ本番だけど頼むぜ?」

「任せて」

 真剣に頷き合い、1曲目スクリームソング。スイッチをポチ。

(健君の生演奏だぁ!きゃ~)

 間近での健ギターに感涙、ドキドキはMAX!


(あっ終わりだ!ポチっと)

「ねえこれでいいんだよね?」

秋「1回聴いてみよーぜ」


♪~


「良かったちゃんととれた~」

 ヘナヘナとしゃがむひより。

「緊張なんてめっずらし!」

「あたしだって緊張するよ、失敗して時間取らせたくないし」

「それは演奏もだよ~」

 七郎はスティック回し。

「でもひよりちゃんいると逆に気合い入るよね日浦と違って」

「こいつひよりにいい所見せようとしてるぜ」

 赤面のひより。

「じゃああと最後まで通すけど間違えて止めてって合図したらポチな」

「分かった」


 演奏は進み、ひよりは…

(ああずっと聴いてたい、せめて写真欲しいよぉ)


 失敗も特に無く、一発で最後まで終えた。

「すごいよRUI!も~超超かっこ良かった!」

 パチパチ拍手。すると七郎が

「ねえ時間まだ少しあるからひよりちゃんの為にミニライブしない?」

「フム、いいぜ」

「3曲?」

「本当っ!?やたーっ!」

 ばんざーい。

(クス、可愛い)

 笑みがこぼれる健。秋は

(健ボーカルさりげなく入れてやろ)

「じゃあ1猫になりたい2エンジェルライト3ペガサスな。よしやるぞっ!」

 ※1と3が健ボーカル。

「ひよりちゃん見て」

 スティック回して入る七郎、頷くひより。

(ああ神様!あたしもう死んでもいいですぅ~!でもやっぱ死なないで見たい)

 正座して感涙である。写真もしっかり撮った。

 ひよりの為にジャンプしたり動きをつけて見せるRUI。あっという間の10分だった。


「どしたの」

 潤んだ目をこするひよりに健が心配そうに言うと、ひよりは赤面してプルプルして

「もう超感動~っRUIプロになってー!」

 秋は背中をポキッと鳴らし、

「あー予定通り終わって良かった」

「どうせなら皆で入った写真も欲しいよね」

 健が提案して七郎が

「ドラム前に集合!」

「ったく、スマホ貸しな」

「うん」

 秋がひよりのスマホで写メる。

(きゃあ健君に肩が当たる!てか当たった!きゃー!)

挿絵(By みてみん)

「撮れたぜ」

「ありがと光にも送るね」

「あ、秋ちゃん俺のでも撮って」

 (良かった自然に言えた!)

「いいぜ、貸しな」

 自然な素振りで撮ってやる秋。


 外に出て、健ははにかみ、

「じゃあ俺ソッコー帰って焼いてポニーに送るよ」

 ※健がPC持ってる。

 自転車に乗ろうとした健のシャツをクイッと引っ張るひより。

「ねえあたしにも焼いてくれないかな?欲しいから。あと光の分も」

「えっ…うん、いいよ。じゃあ後で秋ちゃんに渡しとくね」

「うんっ」

 はじける笑顔。ドキッ、また高鳴る健の心臓。


 立ちこぎでぐんぐん小さくなってく健。

「次もまたひよりに頼むから宜しくな」

「次が無くて受かればいいよね、てか弱気なんて秋ちゃんらしくない!バンドコンも来週だし強気でいけよ!」

 パンッと秋の背中を叩く。

「いよっ気合い入りました!」

「っ、だな、よしゃ頑張るっ!」

挿絵(By みてみん)



 健は…

(ひよりちゃんの指の感触消えねー!こちょって!)

 さっきのシャツ引っ張りを何度も脳内リプレイしていた。

挿絵(By みてみん)

トンプソンていう種なしぶどう美味しいよね

(゜ω゜)♪

ママの乳首 的な感じに見えてしゃーないけど笑

美味しいぶどう♪さっき食べました。

おやすみ

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