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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
111/314

111《ワンダーランド初仕事!》

 9月25日(水)七郎は今日はワンダーランドの初仕事!

 7日(土)に大阪西淀歌島のワンダーランド本社(新井戸風太郎の自宅)に行った際、“新作出来たら物だけ送って貰って撮影して終わったら返す”と決めた。“気に入ったら買い取りでもええで”と売り込みつきで。


 先週新井戸から佐藤に〈さっそく来週仕事送ります〉とメールが来て、21日に届いて佐藤さんから今日の予定のメールが届いた。服の写メつきの…


 ――見た時の回想――

(え!?マジすか!今までより派手じゃない?)

 フラメンコを思わせる透け感のヒラヒラが袖と、胸にV字につき、腰部分に斜めにスタンプ風な01を印刷した薄手ロング白シャツ・飾りチャック、飾りボタン、飾りポケットがついて裾が赤いバラ模様レースの薄手黒カーゴ。

(でも驚いても見慣れたら派手じゃないかも?シャツは01がクールだしヒラヒラも丁度いいや。ズボンも可愛いじゃん。さっすがカリスマ♥)


 いえ、多分「派手」です…


(また惚れ直しちゃうな♥デザインの全てがここはワンダーランド!って主張してる。これを僕が着てセールス出来るなんて夢みたい♪)


 多分今回は派手好き向けなのだが、七郎は恋は盲目で、カリスマ性にうっとりしていた。

 ミルクは恥ずかしそうに

「どうしよう私…今までこんな派手な格好した事無いです…」

 ミルクの服は、薄紫に大きなカラフルドットのマシュマロ前ジッパードルマンパーカ(紐の先は大きなポンポン)・ピンク地に苺柄の膝丈フレアスカート。靴下はレースでフリルつき。


 猫田は笑って

「ニャハ、なんたってブランド名ワンダーランドだからなぁ」

 ミルクはプルプルしつつも頷き、

「恥ずかしいけど…新しい自分を発見出来るから…この仕事出来て良かったです…」

 瞳が輝いて。

「おっとそっちか!ミルクすげーな進歩しよーってのか!いいねーガッツあるミルクを俺は応援するぜ。めちゃ可愛く撮ってやる!」

 褒められてホワッと笑顔になって、

「ナナコさんも…私ナナコさんほど着こなせないかもだけど、頑張る…」

(あぁんもぉ可愛い♥)

「フフ、頑張ろーね僕達でワンダーランドを有名に出来るように」

「アルビノってだけで目立つけどな」

「…!」

 猫田の言葉にハッとしたようにミルクはうつむいた。猫田は真面目な顔で言う。

「ミルク、それは強い武器なんだぜ?それにミルクは顔も可愛い、ただのアルビノじゃない可愛いアルビノだ。

絶対ファン付くよ、萌えー♥みたいな。自信持ちな」

(ミルクちゃん…よしっ僕も)

「そうだよミルクちゃんはすごく素敵だよ?か、可愛いし」

 カアア。赤面してしまう七郎。

 ミルクは小さくなったが

「ありがとうございます…」

 消え入るように言いながら嬉しそうに瞳が輝いた。

「うん、やる気に満ちてるな☆いい子だ」

 ミルクの頬を優しくつまみ頭を撫でる猫田。


(いいなぁ自然に出来て)


 七郎がつい指をくわえると。

「ん、ナナコもだよ」

 笑顔で頭を撫でてくれる。


「じゃあ準備してくっから出来たらすぐ開始な!」

 猫田は颯爽とスタッフ達の所に行った。


「猫田さんカッコいいよね~」

「あの…ナナコさんは猫田さんに恋を?」

 フルフルしながら見上げられて、

「うん、好き♥」

「!それはっ…爆弾発言です…!」

「変かな」

「いえ、いにしえでは男色は普通でした」

 ミルクの透き通るルビーのような瞳。

「うん…でもやっぱ分かんない♥」


 ミルクと段々打ち解けていく事が嬉しい七郎。



 撮影は大きなバルーン使用。

 二人ともピュア感溢れる写真が撮れ、さっそく新井戸にメールで送信。



 新井戸は

(おお!めちゃええやん!猫さんさっすが。モデルもこの二人で良かったぁ。ホンマ思いきった事してもーたかな思たけど、良かったわ、あー安心。

そや、Webもこの際ちょい華やかに替えよっか)


 新井戸は25日は徹夜でWebデザインを一新した。

 そして翌朝、佐藤、猫田、七郎、ミルクにメールで〈写真に合わしてWebのリニューアルしたから見たって!〉と届き、一堂「仕事早!」と驚いたのだった。


挿絵(By みてみん)

先月2月のPVがなんと888で、喜びました。

なんかよさそうですよね(゜ω゜)♪

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