111《ワンダーランド初仕事!》
9月25日(水)七郎は今日はワンダーランドの初仕事!
7日(土)に大阪西淀歌島のワンダーランド本社(新井戸風太郎の自宅)に行った際、“新作出来たら物だけ送って貰って撮影して終わったら返す”と決めた。“気に入ったら買い取りでもええで”と売り込みつきで。
先週新井戸から佐藤に〈さっそく来週仕事送ります〉とメールが来て、21日に届いて佐藤さんから今日の予定のメールが届いた。服の写メつきの…
――見た時の回想――
(え!?マジすか!今までより派手じゃない?)
フラメンコを思わせる透け感のヒラヒラが袖と、胸にV字につき、腰部分に斜めにスタンプ風な01を印刷した薄手ロング白シャツ・飾りチャック、飾りボタン、飾りポケットがついて裾が赤いバラ模様レースの薄手黒カーゴ。
(でも驚いても見慣れたら派手じゃないかも?シャツは01がクールだしヒラヒラも丁度いいや。ズボンも可愛いじゃん。さっすがカリスマ♥)
いえ、多分「派手」です…
(また惚れ直しちゃうな♥デザインの全てがここはワンダーランド!って主張してる。これを僕が着てセールス出来るなんて夢みたい♪)
多分今回は派手好き向けなのだが、七郎は恋は盲目で、カリスマ性にうっとりしていた。
ミルクは恥ずかしそうに
「どうしよう私…今までこんな派手な格好した事無いです…」
ミルクの服は、薄紫に大きなカラフルドットのマシュマロ前ジッパードルマンパーカ(紐の先は大きなポンポン)・ピンク地に苺柄の膝丈フレアスカート。靴下はレースでフリルつき。
猫田は笑って
「ニャハ、なんたってブランド名ワンダーランドだからなぁ」
ミルクはプルプルしつつも頷き、
「恥ずかしいけど…新しい自分を発見出来るから…この仕事出来て良かったです…」
瞳が輝いて。
「おっとそっちか!ミルクすげーな進歩しよーってのか!いいねーガッツあるミルクを俺は応援するぜ。めちゃ可愛く撮ってやる!」
褒められてホワッと笑顔になって、
「ナナコさんも…私ナナコさんほど着こなせないかもだけど、頑張る…」
(あぁんもぉ可愛い♥)
「フフ、頑張ろーね僕達でワンダーランドを有名に出来るように」
「アルビノってだけで目立つけどな」
「…!」
猫田の言葉にハッとしたようにミルクはうつむいた。猫田は真面目な顔で言う。
「ミルク、それは強い武器なんだぜ?それにミルクは顔も可愛い、ただのアルビノじゃない可愛いアルビノだ。
絶対ファン付くよ、萌えー♥みたいな。自信持ちな」
(ミルクちゃん…よしっ僕も)
「そうだよミルクちゃんはすごく素敵だよ?か、可愛いし」
カアア。赤面してしまう七郎。
ミルクは小さくなったが
「ありがとうございます…」
消え入るように言いながら嬉しそうに瞳が輝いた。
「うん、やる気に満ちてるな☆いい子だ」
ミルクの頬を優しくつまみ頭を撫でる猫田。
(いいなぁ自然に出来て)
七郎がつい指をくわえると。
「ん、ナナコもだよ」
笑顔で頭を撫でてくれる。
「じゃあ準備してくっから出来たらすぐ開始な!」
猫田は颯爽とスタッフ達の所に行った。
「猫田さんカッコいいよね~」
「あの…ナナコさんは猫田さんに恋を?」
フルフルしながら見上げられて、
「うん、好き♥」
「!それはっ…爆弾発言です…!」
「変かな」
「いえ、いにしえでは男色は普通でした」
ミルクの透き通るルビーのような瞳。
「うん…でもやっぱ分かんない♥」
ミルクと段々打ち解けていく事が嬉しい七郎。
撮影は大きなバルーン使用。
二人ともピュア感溢れる写真が撮れ、さっそく新井戸にメールで送信。
新井戸は
(おお!めちゃええやん!猫さんさっすが。モデルもこの二人で良かったぁ。ホンマ思いきった事してもーたかな思たけど、良かったわ、あー安心。
そや、Webもこの際ちょい華やかに替えよっか)
新井戸は25日は徹夜でWebデザインを一新した。
そして翌朝、佐藤、猫田、七郎、ミルクにメールで〈写真に合わしてWebのリニューアルしたから見たって!〉と届き、一堂「仕事早!」と驚いたのだった。
先月2月のPVがなんと888で、喜びました。
なんかよさそうですよね(゜ω゜)♪




