110《木村の普通な発言》
9月24日(火)今日もまた路上に木村が来て変な動きをして、聴いてくれていた女の子達が去ってしまった。
秋は木村の肩を掴み、
「木村っお前実は貧乏神だったんじゃ!?」
「まっさか~だが人のせいにするなんて器の小さい男だのぅ」
その台詞に稲妻に打たれたようになる秋。
「うぅ、スマン木村そんなつもりはー!」
頭抱えオーバーリアクションの秋の肩をポンする木村。
「いいってことよ」
「よくないっ!俺ここんとこ落ちてばっかでついに頭が変になっちまったんだ!許して!」
秋の肩に手を置く木村。
「誰しもそんな時はあんのや兄ちゃん…俺相手やったらどんどん気持ちぶつけてきてええんやでぇ…」
「木村ー!お前いい奴だなぁ!」
しがみついて泣き!
健が冷静に言った。
「木村みたく普段が普段な奴がたまにまともな発言するとすごいいい事言ってる風に聴こえるよね、でも今お客さんが帰っちゃったのは明らかに木村のせいだけどね」
その晩のミーティングin秋の部屋の途中でトイズファクトリーから不採用通知メールが来て、ついでにチェックした角川スニーカー大賞の結果を見て落選を知る…
落選続きで秋は頑張って元気なふりしてるだけと気付いてる仲間達。
(でも秋ちゃんてば連戦連敗で本当に心配なってきたな、メンタル大丈夫かな?とりあえず笑ってるけど)
秋はスマホを置いて切り替える。
「さーてと、じゃあトイズ落ちたから前に決めてた通りデモ2作目作んないとな。曲決めよーぜ、また3曲」
「てゆーか、いっそCDに入るだけ入れてみない?」
七郎が言うと健も
「あ、それいいね。CD代も送料も勿体ないもんね」
「ムム、確かに出し惜しむ意味は無いかもな」
「そうなのだー♥」
「じゃあマジに入るだけ入れっか」
「賛成!」
貧乏根性類友なのであっさり決まった。
「じゃあまた梅田ミュージックスタジオで、ライブ版みたくしてみっか」
「うんそれでいいよ」
「燃えますなー♥」
かくして1作目の3曲以外全曲を詰め込んだ、後に「伝説」と言われちゃうデモ2が出来る事になった。
今夜の特製ドリンクは…
調整豆乳3牛乳1+ハチミツ少々(ハチミツ入れすぎない事!ほんのり香る程度)+水を少々
これウマイんだよね~(゜ω゜)♪




