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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
105/314

105《日浦BD、茜のメール》

 9月6日(金)朝7時過ぎ、日浦のスマホにメールが入った。


 朝食後出勤の支度をしに部屋に戻ってスマホを見た日浦。

(!茜!もしかしてB・Dメール!?)

 実は日浦は昨夜中期待して待ったのだが茜から結局連絡無しだった為不眠で内心大いに凹んでいた。

 心の沈みを隠そうといつもより過剰に男らしくしていた為…


 ――朝食時――

「ははっどうした今朝はやけに男らしいな。俺も負けんぞ」

 食卓の椅子にふんぞりかえって味噌汁を飲む父。日浦はギクッ。

「いや別になんも変わりないけど?」

 さりげなく勘繰る凍夜

「そういえば昨夜茜ちゃんからメールとかは?」

「ははっ誕生日ごときでいちいちメールなぞせんだろ」

「真、それご飯だぞ」

 目玉焼きではなく白米上に醤油をかけた。

「そうか連絡無しか、これはやはり茜ちゃんに別に彼氏が出来たか?東京はシティーだからなぁ」

「父ちゃんシティーってのは市のことで全国にあるぜ」

 日浦がプルプルして言い返すと

「そうか?都会はなぁー。タッパあるイケメンとか大勢いそうだよなぁー。

いや待てよ空手路線?洗練されたオシャレイケメン細マッチョを見つけたとか!ほら今流行りだろ細マッチョ!

でもなぁお盆休みに来て許嫁(いいなずけ)確定したばっかじゃん、お前ら花火ん時二人で陰の方行ってさ、あの日がもう遠い昔になってしまうかぁー」

 勝手に頷きながら漬け物をとる凍夜に

「茜が好きなのは…っ」

 つい言いかけてハッと赤面する日浦。

「おや?」

 ガツガツと飯をかき込む日浦を父は箸で指さし。

「真から連絡しろっ」

「ご馳走さまっ」

 逃げた真。

 イケメン凍夜パパ、身長166(日浦と同じ)、黒髪ストレートボブ、細身、38歳、にはかなわないのだ!



 さてメールを開くと…

「添付動画?」

 高鳴りだす心臓。だがはやる気持ちを抑え先に本文を読む。

〈真、誕生日おめでとう!会いたいよ。浮気したらはっ倒すからね!また真の生歌聴きたい。いつかあたしの為だけに歌って下さい。それまでホムペで我慢する。〉


(良かった浮気してなくて)

 安心する日浦。


 そして動画を見た。画面は恥ずかしそうな茜のアップから。

『真…?おはよ、あたし離れててもいつも真の応援してるから…

…チュッ』


「!!」


 起きがけの赤いチェックのパジャマで、スマホをドキドキしながら握りしめた自撮り。

 最後のチュッをするつもりで最初からドキドキしてたであろう、ドキドキ動画!

 カーテンも開けてない、起きてまだ布団の上の、薄暗い画面がたまらない!


 日浦は再度再生し、5回も見た。


「か…可愛い」

(あいつこうゆーのほんと奥手で不器用なんだから。だがそれがたまらん。俺にしか見せない顔だし)

 デレデレで時計を見て

「やべ、時間じゃん」

 頬をパチパチ叩きニヤケを消す。

 が、玄関までにやっぱりまたニヤケてしまいそれを両親に見られた。

「真っニヤケてるぞっ」

「!」

 母、ひなたは笑顔で

「転ばないでよ?」

「分かってる!じゃ行ってきます!」

 ワンワンっ


 日浦のチャリは颯爽とかけていった。見送って母は

「これは茜ちゃんメール来たわね~」

「朝起きてからメールするんだな、夜12時じゃなく。茜ちゃんらしいよ」

 じゃあ俺も行くわ、と靴をはく凍夜。ひなたの手を引いてチュッとして出ていった。

 凍夜パパはJA職員です。




 夜10時、茜に真からメールが入る。

〈俺は浮気なんかしないよ。つーか心配いらんわ。動画サンキュー嬉しかった!〉


 添付動画があり、開く茜。

 日浦の微笑みアップから始まり、抱きしめられる画面、が明るくなり日浦の微笑みがまた映って、カメラとしっかり目を合わせてからいたずらっ子みたく目で笑み、

『お返しだ。…チュ。…ははっ』

 はにかんで笑顔!

『届いた?』


「!、!っ、なにこれヤバ!真可愛い!格好いい!」

 赤面してプルプルしちゃう茜。すると真から電話が!


『動画見た?』

「ま…真、動画超良かった」

『これでお互い離れててもいつも一緒だ。ははっ永久保存だよ茜の貴重なキス顔』

「あたしはいつでも本番OKだから」

『…っ、それはまだ』

「キスがだってば、でもそっちもいつでもいいんだけど」

『そ~れは、またいつか』

「真と早くキスしたい!」

『▲▽□~っ』

「次会ったら絶対したい!キスだけならいいでしょ!?次いつ会える?」

『お前そんな事女性側からそんな積極的にっ』

 赤面して茶を濁しつつ、俺も、と内心思った日浦は…

挿絵(By みてみん)

『駄目なんだよ…』

 苦しそうに言う。

「どうして?」

 強気に迫られ、茜の顔が目に浮かぶ。

『…キスだけで終われる自信ないから』

「高校生でHなんて普通でしょ?」

『駄目っ!卒業まで我慢なの!』

「クス、真はほんとに真面目だなぁ」

『からかうなって』

「、…動画で我慢して待つよ、でも卒業後はほんとに約束ね?待ってるからね?」

『ああ、約束だ』


 でも通話オフ後、二人揃っての内心は…

((早くキスもHもしたい…))

 で一致していたのだが。


今日のイラストは可愛いくかけたぜ!(^o^)/☆

ベビースターラーメンとチョコサンドグラハムビスケット食べて寝ます、お休み♥

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