104《純情恋歌お披露目。素晴らしき友情かな》
9月5日(木)夕方4:20、津駅前。秋&健はアコギの5フレットチューニングを軽く済まし。
「じゃあ秋ちゃん頼むよ?」
「おう」
秋が美麗アルペジオを爪弾き出し、そのフレーズをリフレインし続ける。
通行人の反応を確認し、健がタケパートを重ね出す。そして頷き合い、揃えて爪弾き出す。アルペジオはペガサスのイントロ部分だったのだ!
――回想・昨夜のミーティング――
「~♪」
秋が窓辺に腰掛けてアルペジオを爪弾いた。
「いいねそれ。何かで使えるかな」
「おっ♥また新曲?」
秋は得意気に格好つけて。
「いいだろ?新曲じゃないけどペガサスのリンギングバージョン考えてみたんだ」
「へ~♥じゃあ1曲通してやって?出来る?」
「ん、出来…るかな…」
♪~…
少しずつ考えながら弾ききり鼻くしゅで
「どーだっ」
「すっごい良かった!」
「俺も合わせるパート考えた」
「マジ?じゃあ合わせてみよーぜ!」
たどたどしくなったが合わせ終えて。
「きゃ~ん、二人とも最高ー♥もっかいやって?僕も鈴合わせてみるっ」
3人合わせて。
「出来たな。じゃあ早速次からニューバージョンやろうぜ」
「あ~っ僕も参加したかった!」
「仕方ないよ(笑)木曜は俺と秋ちゃんで試運転だと思って」
「だな、まず試運転で客にアピールって感じな」
「でも純情恋歌もやっちゃうんでしょ?グスン、僕も初お披露目に参加したかった」
「じゃあ健、俺が最初に冒頭部分繰り返し続けて、客の気を引けたら健が入ってきて、タイミングみて合わせて入るってどう?」
「うんいいよ」
「うぇーん放置しないでよ~」
「あーもうこれだから女は」
ぎゅっと抱きしめ耳元に
「お前を寂しくさせる訳ねえだろ?俺の存在はお前と一心同体なんだからよ」
「ずっと安心させててよ…っ」
呆れてる健は横目で見て、
(秋ちゃんそれ光ちゃんに言えよ)
「七郎っ」
「秋ちゃん!」
「「好…」」
「あーもう二人とも進む方向間違ってない?」
「いつ止めるかと思ってたー」
「僕は問題無いよ♥」
リンギングバージョンの結果は。
常連になったJKはいつも通り来てくれたし、通行人の視線もいつもよりいっぱいGET出来た!
「今のはペガサスって曲で、前からやってるんだけど、今のはニューバージョンです」
「昨日考えたんだよね」
「えー昨日なんですかー?」
「そう。ほんとはnanacoっていう鈴担当がいるけどnanaco今日来れなくてー」
「すっごい残念がってたよね」
「泣いてたな」
笑ってくれる客達。
「じゃあ次の曲は純情恋歌っていう、新曲です。聴いて下さい」
秋の照れた鼻くしゅにキャピるJK達。
♪憧れの君に少しでも 近付きたくて手を伸ばした
けれど君は すり抜けて 遠くなってゆくばかり
…
曲終わり、拍手して貰う。
「ありがとー!温かい拍手身にしみるぜ、夏だけど!」
キャピるJKを見てはにかむ健
「新曲お披露目って毎回ドキドキだよね」
JK達と楽しく会話する二人を、離れた物陰から見てる光。
(いいなあたしもそばで眺めたいよぉ!でも女友達がいつもいたらJK来なくなったら駄目だもん、我慢よ!)
プルプルして、ピューっと逃げた。今まで何回こうしてる事か…
PM5時20分、先にライブを終了し、日浦側の客になりにいく。日浦はミラクルレモンを歌い終えて、
「よっお疲れ」
「日浦、誕生日おめでとう!」
「!マジすか!」
「忘れてねーよ♥日浦、悪いが今からお前のライブをジャックする!タケのバースデーん時にギター弾いて貰ったからお返し!」
ギターを出し肩にかけるタケ、客に言う。
「良かったら一緒に歌って下さい」
「うわマジ?超感動やべー」
日浦は嬉しそうにプルプルしてる。秋&健は笑顔で
「じゃあ、♪ハッピバースデー日浦~」
(曲終わり)
ジャカジャカジャカ~っ!
「おめでとー!」
「いやーすまん、マジありがとう!」
両手を合わしてペコペコする姿がキャワ!温かな拍手で温かな空間…
そして帰りの電車を待つ間に日浦が切り出す。
「そういやさーRUI今日新曲やってなかった?」
「そう!で、どう!?」
「うむ。かなり良かった。RUI和風初めてじゃない?」
「秋ちゃんがコイハナに触発されちゃったんだよ」
「ライバルだから負けらんねーし」
「ははっ互いに切磋琢磨か、素晴らしき友を得た!」
ハグする秋&日浦。
ドリアイもう104なんですね…まだバンドコンしとらんわ笑
けどもうすぐバンドコンですからっ11話後で。
お付き合い下さいm(_ _)m




