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ドリームアイランド  作者: スピカ
プロを目指すぜ!
104/314

104《純情恋歌お披露目。素晴らしき友情かな》

 9月5日(木)夕方4:20、津駅前。秋&健はアコギの5フレットチューニングを軽く済まし。


「じゃあ秋ちゃん頼むよ?」

「おう」

 秋が美麗アルペジオを爪弾き出し、そのフレーズをリフレインし続ける。

 通行人の反応を確認し、健がタケパートを重ね出す。そして頷き合い、揃えて爪弾き出す。アルペジオはペガサスのイントロ部分だったのだ!


 ――回想・昨夜のミーティング――

「~♪」

 秋が窓辺に腰掛けてアルペジオを爪弾いた。

「いいねそれ。何かで使えるかな」

「おっ♥また新曲?」

 秋は得意気に格好つけて。

「いいだろ?新曲じゃないけどペガサスのリンギングバージョン考えてみたんだ」

「へ~♥じゃあ1曲通してやって?出来る?」

「ん、出来…るかな…」

 ♪~…

 少しずつ考えながら弾ききり鼻くしゅで

「どーだっ」

「すっごい良かった!」

「俺も合わせるパート考えた」

「マジ?じゃあ合わせてみよーぜ!」

 たどたどしくなったが合わせ終えて。

「きゃ~ん、二人とも最高ー♥もっかいやって?僕も鈴合わせてみるっ」


 3人合わせて。

「出来たな。じゃあ早速次からニューバージョンやろうぜ」

「あ~っ僕も参加したかった!」

「仕方ないよ(笑)木曜は俺と秋ちゃんで試運転だと思って」

「だな、まず試運転で客にアピールって感じな」

「でも純情恋歌もやっちゃうんでしょ?グスン、僕も初お披露目に参加したかった」

「じゃあ健、俺が最初に冒頭部分繰り返し続けて、客の気を引けたら健が入ってきて、タイミングみて合わせて入るってどう?」

「うんいいよ」

「うぇーん放置しないでよ~」

「あーもうこれだから女は」

 ぎゅっと抱きしめ耳元に

「お前を寂しくさせる訳ねえだろ?俺の存在はお前と一心同体なんだからよ」

「ずっと安心させててよ…っ」

 呆れてる健は横目で見て、

(秋ちゃんそれ光ちゃんに言えよ)

「七郎っ」

「秋ちゃん!」

「「好…」」

「あーもう二人とも進む方向間違ってない?」

「いつ止めるかと思ってたー」

「僕は問題無いよ♥」



 リンギングバージョンの結果は。


 常連になったJKはいつも通り来てくれたし、通行人の視線もいつもよりいっぱいGET出来た!

「今のはペガサスって曲で、前からやってるんだけど、今のはニューバージョンです」

「昨日考えたんだよね」

「えー昨日なんですかー?」

「そう。ほんとはnanacoっていう鈴担当がいるけどnanaco今日来れなくてー」

「すっごい残念がってたよね」

「泣いてたな」

 笑ってくれる客達。

「じゃあ次の曲は純情恋歌っていう、新曲です。聴いて下さい」

 秋の照れた鼻くしゅにキャピるJK達。


♪憧れの君に少しでも 近付きたくて手を伸ばした

けれど君は すり抜けて 遠くなってゆくばかり


 曲終わり、拍手して貰う。

「ありがとー!温かい拍手身にしみるぜ、夏だけど!」

 キャピるJKを見てはにかむ健

「新曲お披露目って毎回ドキドキだよね」

 

 JK達と楽しく会話する二人を、離れた物陰から見てる光。

(いいなあたしもそばで眺めたいよぉ!でも女友達がいつもいたらJK来なくなったら駄目だもん、我慢よ!)

 プルプルして、ピューっと逃げた。今まで何回こうしてる事か…



 PM5時20分、先にライブを終了し、日浦側の客になりにいく。日浦はミラクルレモンを歌い終えて、

「よっお疲れ」

「日浦、誕生日おめでとう!」

「!マジすか!」

「忘れてねーよ♥日浦、悪いが今からお前のライブをジャックする!タケのバースデーん時にギター弾いて貰ったからお返し!」

 ギターを出し肩にかけるタケ、客に言う。

「良かったら一緒に歌って下さい」

挿絵(By みてみん)

「うわマジ?超感動やべー」

 日浦は嬉しそうにプルプルしてる。秋&健は笑顔で

「じゃあ、♪ハッピバースデー日浦~」


 (曲終わり)

 ジャカジャカジャカ~っ!

「おめでとー!」

「いやーすまん、マジありがとう!」

 両手を合わしてペコペコする姿がキャワ!温かな拍手で温かな空間…



 そして帰りの電車を待つ間に日浦が切り出す。

「そういやさーRUI今日新曲やってなかった?」

「そう!で、どう!?」

「うむ。かなり良かった。RUI和風初めてじゃない?」

「秋ちゃんがコイハナに触発されちゃったんだよ」

「ライバルだから負けらんねーし」

「ははっ互いに切磋琢磨か、素晴らしき友を得た!」

 ハグする秋&日浦。



ドリアイもう104なんですね…まだバンドコンしとらんわ笑

けどもうすぐバンドコンですからっ11話後で。

お付き合い下さいm(_ _)m

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