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プロローグ

コアな異世界転生ファンタジーを書きたくて初めて見ました。

毎日更新を目指していますが、期待はしないでください。

 冒険者たちは、洞窟の最深部までたどり着いた。

その洞窟は、ドラゴンの住まう広大な地下洞窟、迷路のように分かれる通路を通り抜け、時には同じ道を歩き、時には行き止まりに当たり、時にはモンスターの大群が襲撃してくる。

まさしく最難関と言う名にふさわしいダンジョンで、冒険者たちは、喉の奥に固まる唾を飲み込み、ドラゴンへと立ち向かった。


「作戦通りいくぞ。マジシャンが詠唱している間、前衛はドラゴンの注意を引け。一発撃っただけでは倒せない、魔法を打った後、ヘイトは一気にマジシャンへ向かう、アフターケアも怠るな!」


「はい!!」


 白銀の鎧をまとい、盾を突き出しながら、剣を構えて走り込む、冒険者の指導者が叫ぶと同時に、パーティーは個々に与えられたポジションに付き、ドラゴンとの戦闘が始まった。

巨大なドラゴンは、首が長く、土龍と言うより、飛竜と呼べる、ややスレンダーな体系だった。

しかし羽には穴が開き、飛べる様子ではない。

どこかで負傷し、この洞窟に逃げ込んだのだろう。

洞窟の道は広く、ドラゴンが通り抜けるにも充分な広さだ、逆にいえば、ドラゴンが通れるほど、大きな道が広がっている方へ進んでいけば、いずれ最深部までやって来れる。

冒険者たちがやってきた道のほかにも、細い道が最深部の空洞につながっている、最悪、その小道に逃げ込む事が、冒険者たちの生き残る算段だった。


 白銀の鎧の騎士が、ドラゴンの足元を攻撃する。

しかし文字通り、刃の立たない剣がはじき返され、ドラゴンが巨大な爪で、鎧の騎士を薙ぎ払った。

後方へ吹き飛ばされる騎士、しかし盾を構え、致命傷は避けている。

それと入れ替わるように、槍を持った戦士が、ドラゴンへと立ち向かう。

彼は鎧を付けていない分、騎士より俊敏だ、ドラゴンの薙ぎ払いを華麗にかわしながらも、一枚のうろこを正確に攻撃し続ける。

すると、そのうろこは見る見るうちに摩耗し、剥がれ落ちた。


「割った! マジシャン、打てるぞ」


 うろこがはがれ、肉がむき出しになった個所に、マジシャンは渾身の電撃魔法を与えた。

武器では刃が立たなかったドラゴンも、さすがの上級魔法には耐えかね、よろけながらも悲鳴声を上げる。

しかし、ドラゴンは態勢を立て直すと、口を開き、可燃性のある唾液に鉄の牙で炎を付けながら、喉をゴロゴロと鳴らす。

口元により多くの唾液を含む、予備動作だ、ブレスが来る、騎士はマジシャンの前に割り込み、立ちはだかった。

盾を構え、ブレスに備える、しかし、騎士の読みは外れてしまった。

ドラゴンは長い首をうねらせ、騎士を薙ぎ払って飛ばすと、口元をマジシャンの間近まで押し付け、至近距離からブレスを吐こうとしていた。

その時、騎士は呟いた。


「くそ、またダメだったのか……!!」


 刹那、巨大な金属辺のような影が、空洞の上空から降りてくる。

ドラゴンの頭に激突し、首を曲げてよろけるドラゴンに、その塊は、大型の獲物を叩きつけ、さらにドラゴンをよろけさせた。

ドラゴンは倒れ際、マジシャンとその影に、ブレスを吐きつけた。

しかし、影に当たると炎は二手に分かれ、マジシャンを避けるように後方へと流れていく。

ブレスが止むと、冒険者たちはようやく、その影の正体を目の当たりにした。


「みんな、待たせたな!」


「ロックバーン!!」


 ロックバーン、そう呼ばれた大男は、重厚感のある鎧を着込み、全身を隠せる大盾を構え、到底片手では扱えるとは思えない、男の体格にも引きを取らない、大型の斧を担いでいた。

その存在感を強調するように、紺色のマントをなびかせ、担いだ大斧を振り下ろす。


「さあ、宴の肴にしてやろうか!!」




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