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無口な少女は心で語る  作者: かあいかとさ Kais
2章 和音ちゃんはかわいい
20/26

17話 お片付け

エピローグみたいなものなので短いです。

「ああ、やっと・・・・終わった・・・・。」

「お疲れ様・・・・。これ、高かったのになぁ・・・・。」


敬明先輩以外の全員で屋敷の掃除をした。割れたお皿のばらまかれた階段、砂まみれの玄関、本が散乱した2階廊下。どこもひどい有り様だった。


「ただいま、諸君。」

「おう、何を買ってきたんだ?返答によっては殴る。」

「ああ、皿だ。たくさん割れただろう?」

「は?よし、殴ろう。ガードするんじゃねえぞ。」

「ふむん・・・・まあ、いいだろう。とりあえず、皿は置かせてくれ。」

「ああ。」


敬明先輩は手下げ袋を置いて、手を広げた。

私と和音ちゃんでなんとかなったからよかったけど、敬明先輩がいなかったのはなんだかモヤモヤしたし、殴られてもしょうがないよね。他のみんなも似たような思いからか、止めようとしない。


おお、綺麗な右フックだ。


「よし、じゃあ、反省しろ、敬明。それと、掃除サボったことについては、トイレ掃除1週間な。」

「えっあ、ああ、分かった。すまなかった。」


トイレ掃除を言い渡された瞬間、目に見えて落ち込む敬明先輩・・・・。トイレ掃除が嫌いなのね。




「いただきまーす!」×7


昼ご飯は、掃除とかでおにぎり2つずつという簡素なものだった。もちろん美味しかったけど、少し物足りなかった。でも、夕食は焼き秋刀魚にほうれん草のごま和え、豆腐とわかめのみそ汁にご飯だった。うーん、どれも美味しい~!


「和音ちゃん!おいしいよ!」

『ほんとう?ありがとう!』

「うん!毎日作ってもらいたいくらい!」

『へっ?あう・・・・。』


和音ちゃんがダウンした!?えっ?なんで?


「えっ。」

「あっ。」

「これで無意識なんだよな・・・・。」

「え、私、なにかしちゃった?和音ちゃん?」

「いや、さゆりちゃん、大丈夫だよ。君はそのままの君でいてね。」

「そ、そうですか。」




夕食が終わって、風呂の準備が終わるまでのんびりしていると、乃木先生に呼ばれた。


「なんですか?」

「あのね、他の2人には言ったんだけど、この家の中では、敬語禁止ね!」

「えっな、なんでですか?」

「敬語って、あんまり好きじゃないし、和音ちゃんの友達なんだもん、もっと仲良くなりたいわ。」

「えっと、うん、わかった!」

「よし!」


突然で、よくわからなかったけど、乃木先生からは、優しい感じがしたから、敬語を使わないことにした。私も、敬語苦手だしね!




「さて、和音ちゃん、寝るまで何する?」

『う、うん。お話し、しよ?』

「うん、分かったよ。えーとね。」


今まで敬明先輩としか会話をしてこなかった和音ちゃんは、私との会話がとても楽しみなようだ。


「じゃあ、和音ちゃんのこと、教えて?好きなものとか、普段してることとか。」

『うーん、好きなものは、料理かな。普段してることは・・・・料理の本読んだり、とかかな。』

「そっか!じゃあ、得意料理って、なにかあるの?」

『ハンバーグかな。』

「そうなの!?じゃあ、こんどつくってくれる?私、肉が好きなの!」

『ふふ、いいわよ。じゃあ、ひき肉、買っておかないとね。』

「ありがとう!じゃあさじゃあさ・・・・。」


和音ちゃんは、少し話すのが苦手?みたいだったけど、話してて、とても楽しかった。そしてやっぱり、笑顔がとてもかわいかった!




今日は、さすがに宿題をやらないといけないから、と、優ちゃんが言ったから、昼前に家に帰ることになった。


「じゃあね!和音ちゃん。また明日、学校でね!」

『うん。また明日!』


あーあ、帰ったら宿題かぁ・・・・。

お読みいただきありがとうございました。


評価とかブックマークとかが付くと作者はとても喜びます。



私のTwitterです。今後の展開のアンケ

ート、執筆の裏話などしてます。よろ

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@kaaikatosa_kais


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