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いたん  作者: 陽炎
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はじまり


はじめまして、陽炎です。

小説を書くこと自体初めてで、大の活字嫌いです。


なぜ、書くようになったのか。


妙に書きたいと思える題材が懐に転がり込んできまして......。


駄文ではありますが、読んでいただければ幸いです。


読まれるなかで、指摘事項等あれば、修正等していきたいと思いますので、

教えて頂ければな、と思います。


※仕事している傍ら、なかなか反応できないかもしれませんが。




 四月。


 四月といえば、今までのものが一区切りされ、リスタートする時期だと思っている。

 まさに、いまの自分がそれに当てはまっていると思う。学校は中学から高校へ、生活環境も大きく変わり、すべてが一新されたのだから…… 。


「さぁて」


 手を組み背伸びをする。

 新規一転、頑張るとしますか。


 スクールバッグを背負い、自転車に乗り風を切って走る。


 学校へと続く道には、桜並木が続いている。河川沿いに植えられており、これが延々と続いているかのように思わせる。途中には小高い山があり、地元の人いわく花見の絶景ポイントらしい。


 しばらく自転車を走らせると、同じ制服に身を包んだ者たちを見つける。見たところ、みな歩いており、自転車で来ていた者も降りて歩いている。登り坂だからだろうか。

 それに倣うかたちで自分も自転車を降り、歩くことにした。


 学校は丘の上にある。位置からするに正門からは、さきの桜並木と河川、またやや視線を右にずらせば、残雪がある山々を眺めることができるだろう。


 坂道を歩くなかで、陸上部なのだろうか、朝練で坂道を颯爽と駆けていく者たち。自分と同じ入学生なのか、中学からの連れ合いであろう友人たちと会い、安堵感に浸りつつ和気藹々と話す者たち。また、緊張な面持ちでこれからの学校生活に一人不安がる者たちをみる。


 不安がる者をみて、自分の場合は、どうだろうかと思い耽る。不安が全くないというと嘘になるが、そこまで不安はない。

 たしかに友人はおろか初めて見知る人ばかりだ。以前の自分であれば、それこそ人見知りで、且つ自意識過剰だったのかもしれないが、人が多く行き交っているなかを通ると周りの人が自分をみて、笑っているという錯覚に陥り恐怖したことを思い出す。


 いまは以前に比べれば、少しはマシになったかと思う。

 それに、中途半端に見知った者がいるよりかは、まったく知らない、付き合いのない者たちと、これから過ごすと考えれば、自然と心のなかで割り切りができ、穏やかだった。



 ―――


 入学式を終え、教室へ移り、恒例の自己紹介になる。


 自己紹介…… 。


 これからいっしょに過ごすクラスメイトに自分をアピール、いや紹介するんだが、最初に与える印象はかなり重要だと思っている。とくに悪い印象というのは、なかなか拭えるものではない。


 けど、このリスクを知っていてもなくても、敢えてはっちゃける者がいないか、少し期待してしまう。そう、某小説に出てくる非現実的ななにかを…… 。


 まぁ、少なくとも自分はそんな冒険はしないのだが…… 。












 やはり、個性は大切だと思う。




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