都市伝説のような何か【廃屋?】
「いやぁ〜、本格的に寒くなってきましたなぁ〜。」
「さて、そーれではお待ちかね![都市伝説のような何か]を話したいと思いま〜す。」
「今からする話はあくまで真実か嘘かが分からない話。まぁ、僕は十中八九嘘だと思うけどね〜。ま、とりあえず聞いておくれよ。」
『お前怖い話的なの好きだったよな?俺面白い話探してきたから聞いてよ!いいだろ?な!』
『これ、俺の友達から聞いた話なんだけどさ。』
『その友達を…じゃあOとしようか。その日Oは友達のS達と肝試しに行ってたんだって。』
『それでさ、確かに怖かったけど特に何事も起こらずに終わったらしい。肝試しはね。』
『んで終わるのが遅くなっちゃったんだとさ。そのせいでSが親に怒られるってビビっちゃって、早く帰る為に家の近いOと皆より先に帰り始めたんだってさ。』
『実は…アイツらの帰り道にはそこら辺で有名な幽霊の出るとかいう噂のある廃屋があってな。そこの目の前に女子高生…俗に言う【じぇーけー】が立ってたわけよ!』
『アイツらそれだけで腰抜かしてやがんの!wwww』
『その【じぇーけー】も驚いた様な顔してたぜwwwww』
『んでんで、二人はごめんなさいって言って急いで逃げ帰った訳ね。』
『そしたらOが忘れ物した事に気が付いたらしくてさ。取り帰る事にしたらしい。』
『暗い道を一人でテクテクと歩いて、さっきの廃屋が見えてきたんだって。』
『そしたらさ、廃屋に人影が入って言ったわけよ。』
『Oはえっ?って思いながら固まってたらしい。』
『しばらくすると食器が落ちて大きな音を立てた。」
「Oはさっきの女子高生のせいかな?なーんて怖さを紛らわす為にブツブツ言いながらドアの前に立って聞き耳をたてた。』
『勿論中から音はしない。不思議に思ったOはドアを開けようとしたけど開かなかったんだよね。えっーと…何か物が置いてあったってさ。』
『急いで家に帰ってったよ。』
『家では女子高生は幽霊だったのか?じゃないと廃屋に入れる訳がない。俺は何を見たんだ…!なーんて考えながらなかなか寝付けなかったらしいぞw』
『まぁ、おめでたく次の日の夜にはその女子高生は実在してたことが分かったって。TVに出てたんだってよ。』
『その女子高生、一躍有名人になったよな!お前TV見ないの?』
『あ、そっか…お前You⭕ubeばっかり見るって聞いたわ…。つまんねー。』
『廃屋…?あぁ!今は入れないと思うぞ?』
『やっと友達らしくなったな!』
「ハハハ。そんなに友達になりたかったのかな?友達ってそこまでいいものなのかい?」
「まぁいいや。じゃあ僕はここら辺で失礼するよ。まったね〜。」