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俺だけのアルカディア  作者: 当麻 旭
3/4

魔法の訓練

 この世界には属性別に初級~神級までの5段階に分けられる魔法が存在するらしい。



 初級(簡単に発動出来る)


 中級(初級の応用にあたる。初級の派生魔法にあたる)


 上級(中級の派生魔法にあたる。これを放つものはそれに見合う地位が約束されるほどこの世界では価値が高い)


 超級(主に英雄や魔王が使っていたとされる稀にしか見られない魔法。攻撃魔法ならその威力は凄まじく国1つを滅ぼしかねない)


 神級(魔法の到達点。神話でしか聞いたことの無い魔法ばかりである。これを使えるものは魔法師という枠を超え魔法を極めた者、”魔導師”と呼ばれる)


また HPとMPはレベルを1上げるごとに100上がり神級魔法を使うためには一律10000MPを使用するしかない。


そしてこの世界のレベルのカンストは100である。


 ・・・と魔導神の辞典から読み取れた。


 先ほどの初級【ウィンド】は魔導神の指輪の効果から上級までに昇華したらしい。

 

 何度か同じ魔法を上空に放ち実験を繰り返したところ、詠唱をいい加減にしたり、そもそも詠唱しないで魔法名だけを唱えるだけで威力がかなり落ちた。


 これからは詠唱をしない方向でいこう。


 (それでも魔導神の指輪の効果で初級魔法でも中級クラスになってしまうのだが・・・)



ーーーーーーーーーーーーーーー


とりあえず、魔法の実験を終え食料の確保に移る。


(何処かに木の実や食べられる生物はいないだろうか・・・)


そんな事を考えると、頭の中に周辺を探知できる魔法が浮かんでくる。



【オブジェクト・ロケーション】


 魔法の効果により特定の物体を調査・探知する。その魔法が1km先に生物を捉えた。先ほど完全詠唱した【ウィンド】のせいで派手な音を立てたため生き物がいないことは明白だった。


 (よし、行ってみるか。)


 【飛行/フライ】


 足音を立てずに気がつかれないように移動する。


 地上には金色に光る兎のような生物がいた。


 そしてミナトは薄っすら笑った。


 【ショット/風弾】


 突きつけた指の先から風の弾が生み出され打ち出される。

 狙いは誤らず着弾。崩れ落ちるように横たわった。


 地面に降り立つミナト。これは食べられるのだろうか。

 まずは魔法で毒が無いか確認。風魔法と水魔法を駆使し、解体と血抜きを。火魔法でじっくりと焼き上げる。


 実はこの世界でこの兎のような生物。臆病で近くに生物が寄ってきただけで逃げ出してしまう。逃げ脚が凄まじくなかなか確保することが出来ない。だが、この生物の肉は絶品。この世界の貴族でも稀にしか食べることができない高級品だ。


 そんなことは知らずおそるおそるミナトは一口かじる。


 『こいつはうめぇ~!』


 思わず声に出してしまったミナト。地球でも食べたことの無い肉の味に思わずにやける。


 これで食事に関する心配はなくなったのだ。






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