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――聖受歴1,535年火耀月3日 晴れ
妻が死んでから、1年が経った。
今日は村を見下ろす丘に作った嫁の墓まで近況報告に行ってきた。
キャサリン、俺も子供らも元気でやってるぜ……?
…………ついでによくわからねぇ居候が3桁増えたけどな。
キャサリン、そこから見えるか……?
現在、俺の家は立派な……………………『砦』になってるぜ?
何故か俺の今の肩書は、対北方蛮族防衛線の守護を務める『傭兵団』の『団長』ということになっている。
国に認められた正式なもんじゃねえ。
けど、なんか対外的にそんなことになってる。
……500人は余裕で住めるようになったら、そりゃ『民家』とは呼ばねぇよな。
なんでこうなった。
どうやら集った若者の中に大工と職人と城作りの名手がいたらしい(爆笑)