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エピローグ

 香港の、とある繁華街。今日も『神童(シェントォン)』は地元の馴染み客やマニアな観光客で賑わいを見せている。そして相変わらず奥の席では、GINが独特な形で、料理が運ばれて来るまでの暇つぶしを求める客の相手をしていた。

「(なんだ、旅に出るんじゃあなかったのか?)」

 そんな意地悪を言うのは、零がひいきにしている肉の卸店を牛耳っている親父だ。

「(女どもにどやされたんだよ。“これから赤ん坊が仲間入りして猫の手も借りたい状況になるっていうのに、何を考えているんだ”ってさ)」

 そう零すGINの椅子の隣には、当たり前のようにベビーベッドが並べられている。その中では銀色の髪をした赤ん坊がすやすやと寝息を立てていた。

「(女の子だってな。まだこんなにちっこいくせに、癖のありそうな実にいい顔をしてやがる。案外てめえ自身の行く気が失せちまったんじゃねえのか?)」

 そう言ってギシシと含みのある笑い方をする親父を睨み、GINは彼に言われるよりも早く彼の言いそうな言葉を先取りした。

「(爺バカじゃないからな! 俺、まだ爺さんって年じゃないし)」

「(早え孫みたいなもんじゃねえか。レインにしょっちゅう“抱き癖つけるな”って怒られてるじゃんよ)」

「ぐ……ぅ」

 返す言葉に窮してしまい、GINは乱暴にカードを掻き混ぜた。


 実際のところ、レインが店のホールを手伝ってくれるのは助かっていた。キースやレインと同じ褐色の肌をした彼らの娘、アンジェリカは、人種の分け隔てを超えて可愛いことこの上ない。小さな彼女が何を考えているのか、GINだからこそ解る部分もある。ときにはレインから嫉妬されることさえあり、それがまたGINに幼稚な優越感を抱かせる。

 無垢な魂の誕生は、零にとっても感慨ひとしおだったらしい。彼女は子を宿せない体なだけに、やはり可愛がり方が尋常ではない。零とレインがアンジェリカのことで喧嘩をしている光景は、母と娘のそれを想像させ、よくGINを苦笑させた。戦地で危険に身を晒しているキースに申し訳ないと思わせるほど、平和で穏やかな毎日を過ごしていた。

 そんな彼に言わせれば、

『てめえもサボってんじゃねえよ。デカい国なんだから、俺より受け持ち範囲が広いってことだろうがよ。少しはその自覚を持て』

 ということらしい。言い返す言葉もなく、自分の出来る範囲で手近な場所から“伝道”を続ける日々を送っていた。


“伝道”


 道を伝えること。宗教めいた言葉ではあるが、GINやキースにそういった観念はない。その概念に適する言葉が見つからないので、便宜的にその表現を使っているだけのことだ。

 伝えているのは、本来誰もが持ち合わせているはずのモノ。人だからこそ持てる思念を《送》り伝える、草の根運動に近い、誰にも意識されない地味な道。

 自分の憶測を取り払い、心の眼で相手の心をありのままに見つめること。幼いころには誰もが当たり前に出来ていたそれを、今の人々は忘れている。GINとキースは、それを思い出させるきっかけとなる一石を《送》で投じる。RIOとリザは《滅》で負の心を読み取り、言葉を操って導いてゆく。危険を顧みずに人々の前に身を晒し、それを一度に大勢の大衆へ伝えていく淘世や、彼を守るYOUも思いや目指すものはGINたちと同じだ。鷹野派を表から、そして裏からも守り続ける紀由の心の目にも、《能力》者たちと同じ未来が映っているのだと思う。


 恐れずに。疑いの目を捨てて。結局それは、自分の思い込みを相手に反映させているだけなのだと気づいて欲しい。

 自分が世界に愛されていること、自分が世界に受け容れられていることを心で感じ取り、みんなに笑って過ごして欲しい。


 触れてみて初めて解ることが、この世界にはたくさんある。文明の発達した人間社会では、持って生まれた自然の恩恵である敏感な第六感が随分と鈍ってしまったけれど。肥大した脳が知性や複雑な感情を生み出した一方で、生物が元来持っていた本能的な直感を退化させてしまったけれど――それでも、ゼロになったわけじゃない。


 ――世界に生かしてもらっている。そう感じられるだけで、人はきっと、強く在れる。


 強さとは力ではなく、権力のことでもない。世界中を渡る“気”は、魂の源。それは生きとし生けるものすべてを、分け隔てなく優しく撫でていく。それを信じ、愛されているのだと知ること。諦めることなく前を見て歩み続ける、“自分自身で自分の価値を認められる強さ”のことだ。

(……そういうことだよな、由有)

 GINはそれを教えてくれた永遠の人に、今日も心の中で問い掛けた。

 どこからともなく、風が入り込む。それが優しくGINの頬を撫で、そしてまた通り過ぎてゆく。

「……」

 客がGINの向かいの席から離れて誰も振り返ることのない奥の席で、GINは少しだけ俯いた。長い髪に隠されたその奥で、GINの口角が照れくさそうにゆるりと上がった。




 久々の休業日。GINはいつものようにオンラインの通信を開いたまま、零とアンジェリカを奪い合っていた。

「お前、少しはレインの手伝いをして来いよ。プロの料理人なんだろう」

「家族の食事を作るのにプロかアマかなど関係ありません。そもそもあなたはおむつを替えられないでしょう。右手はもう人並に動くのですから、自分こそ洗い物くらい手伝ったらどうですか」

 洗濯を終えた零にそう突っ込まれ、GINは喉をごくりと鳴らす。レインに助けを求めようにも、彼女はアンジェリカの離乳食を作るので忙しい。

「おむつくらい……替えられるし」

 そう言い返す悪あがきは、思っていた以上の小声になった。

「本当ですか」

 剣呑に細められた切れ長の冷ややかな目が、探るようにGINを見据えて問う。

「た、多分」

 GINは助けを乞うかのように、膝を折ってまだ一歳にも満たないアンジェリカをきゅっと抱きしめた。

「心許ないですね。ゴー、キッチン」

 まるで飼い主が犬に命じるような言い方だ。GINは口には決して出せない苦情を思い描きながら、最後の抵抗とばかりにアンジェリカを抱き上げて零に背中を向けた。

「ヤダ」

 そんな埒の明かないやり取りに終止符を打つ音が、唐突に響く。オンライン通話の着信音がパソコンのスピーカーからけたたましくGINを呼んだ。

「ほら、コールですよ。アンジーは私が見ますから。渡しなさい」

 勝ち誇ったようにコールへ促す零が不敵に笑う。

「くっそ。むかつく」

 と零しつつ、思ったままを言葉や表情に表す彼女を見ると、結局こちらも表情がほころんでしまう。GINは抱いていたアンジェリカをようやく零に預け、デスクの前に腰を落ち着けた。

「本間かよ。またのろけ話か?」

 着信相手の名前を確認すると、ついまたいつもの繰り言が口を突く。GINは溜息をついて軽い憂鬱を吐き出すと、通話ボタンをクリックした。呼び出しのコール音が消えると同時に、仕事中を示すスーツ姿がモニタに映された。

「てぃーっす。珍しいじゃん、仕事中にオンなんて」

 さきほどまでの不満をおくびにも出さず、相変わらずのヘラヘラとしたゆるい笑顔で紀由に軽い挨拶を投げ掛けた。

「久しぶりに昔の仕事をさせてやろうと思って連絡した」

 昔の仕事。刑事の方か探偵稼業の方かを計りかねる内心が顔に出た。小首を傾げるGINの姿が向こうで見とめられていることだろう。少しだけ表情のゆるんだ紀由が「デカ仕事はくれてやらん」とジョークらしき前置きをつけ加えた。

「依頼だ」

「依頼?」

「正確には、お前の作った借りの相手から取り立てが来た、と言ったところだ。依頼人は渡部薬品社長、安西穂高。お前が十一年前にニューヨークで借りを作った男だ。覚えているか」

「安西、さん……が?」

 その名前にどきりとする。十一年前に天使のような白い魂が巡り合わせてくれた、海藤辰巳と瓜ふたつの顔をした不遜な男。それだけではない。GINと紀由が唯一気掛かりを残したまま終わってしまった“藤澤会銃乱射事件”の首謀者たちと、間接的に関係していた人物だ。

「なんで今ごろになって急に?」

 当然の疑問を紀由に投げると、彼は何から話せばいいのか迷った風に一度カメラから視線を外した。ほどなく視線をGINに戻すと、まずは直接の依頼内容をGINに告げた。

「海藤辰巳の内縁だった守谷克美とその息子、守谷芳音に彼を届けて欲しいとのことだ」

「辰巳を? え、どういう」

「順を追って話す」

 どうやら依頼内容は、紀由にとって理解に苦しむ、つまり“こちら”方面のことらしい。

「旧本庁庁舎の消失があっただろう。あれが火付けとなって、日本で一時期オカルトブームがあった」

 そんな切り出しで紀由から伝えられたのは、十一年前当時にマスコミが煽り立てた眉唾のオカルト現象のこと。そのひとつに、二十年前の藤澤会事件の現場となった日本帝都ホテルにある高千穂の間が挙げられていたそうだ。内容は、よくありがちな都市伝説めいたもの。

“どんなに空調温度を高めても、夏でさえ底冷えする空気が漂い、霊感の強い者だと男の声まで聞こえる”

“高千穂の間に血塗れた白いスーツの男が現れ、二挺拳銃を突きつけられる”

 それを目の当たりにした者は、ひどい場合ひと月近く寝込むらしい。実際にクレームが殺到し始め、現在高千穂の間は封鎖されているそうだ。

 それを追い払う方法。ひとつは支配人から借り受けた曲を流すこと。そしてもうひとつは。

『克美はそんなあなたを望んではいないよ』

 その霊と思しき存在にその名を出して伝えると、それがひどく悲しげな笑みを浮かべる、という部分だけが完全に一致しているという。


 ――克美……。


 そう言って、ふっと消えるらしい。名前は目撃者によって違いはあるとのことだ。「カスミ」「カツミ」「ヤスミ」など。だがGINは紀由からのその報告で、即座に「克美」の二文字が浮かんだ。 

「古い雑誌からそれを探し当てた辰巳の息子が、当時あの会合でエグゼクティブ・マネージャーを務めた女性を訪ねて来た」

 その若者は自分のことを「海藤芳音」と名乗った。今では日本帝都ホテルの支配人を務めているその女性が、芳音と話した数日後に紀由へ連絡を入れて来たそうだ。

「なんで?」

「自分でもよく解らないと言っていた。ただ、藤澤会事件直後に俺と花村が事情聴取に赴いた。それを覚えていて名刺を漁ったそうなんだが」

 何かに突き動かされるようだったとその女性は言ったらしい。

「藤澤会事件のせいで倒れ掛けていた帝都ホテルを建て直したほどの人物だ。オカルトブームに感化されて世迷いごとを言うタイプではない印象もあったんだがな」

 紀由は戸惑いを隠せない複雑な表情で依頼までの経緯を語り終えた。

「この案件は俺の専門分野外だ。取り敢えず守谷親子の後見人をしている安西に、確認を兼ねてその件を伝えた。向こうもどうやらこちらとコンタクトを取るつもりだったらしい」

「なんで?」

「お前が行方不明だからとこちらへ連絡するつもりでいたらしい。安西は今、守谷芳音の父親代わりをしているそうだ」

「あ~、なるほど。世話好きと親ばかの相乗効果、ってわけか」

「それだけではないようだがな」

「って?」

「守谷克美はあれから数年後に辰巳の死を知って、現在も精神科の受診を続けているらしい」

「って、誰が」

「そこまでは聞いていない。だが、店の経営は続けることが出来ているそうだ」

 そうしてまで守りたいものが、あの店なのだろう。言い換えれば、それが辛うじて克美の壊れ掛けた心を、日常生活が維持出来る程度の正常に留めさせているとも言える。あの店は息子と同様に、辰巳の象徴として克美の中に存在している。紀由は安西の言葉だと言って、克美の現状報告をそう締めくくった。

「結論としては、“現場で真偽を確かめられるだろう”とお前を指名して来た、というわけだ」

 その話を聞く傍らで、GINはモニタに映る紀由をすでに見ていなかった。目の前に広がっていたのは、二十年前に見た光景。ベージュのカーペットが深紅に染まっていく。藤澤会幹部と狙撃されたSITたちの血にまみれて汚れていった、凄惨な事件現場。高木の極秘指令を受け、零とともに突入した記憶がつい昨日のことのように蘇った。

《撃ってやるよ、高木さん。俺たちはお互い、復讐のために手を穢し過ぎた。俺以上にあなたの方が、そんな穢い手で生きながらえるのが辛いでしょう》

 虚空の瞳で渇いた笑みを浮かべながら高木の心臓を撃ち抜いた、白いスーツを実父の血で汚した海藤辰巳。

《あいつのところへ帰るには、俺、あんまりにも自分を血で穢し過ぎちゃったんだ》

 そんな辰巳に弾の装填されていないベレッタを向け、自ら自分を罰して散っていった高木の懺悔の思念。

《辰巳――巻き込んで、済まなかった》

 彼らから溢れ出した思念を思い出すと、GINの心臓が締め付けらるような痛みを訴えた。


 ――もし俺の子が宿ったら、芳音、と……俺たちの楽園(エデン)の象徴を名づけてやって欲しい――。


 一度だけ訪ねた辰巳の潜伏先を思い出す。街中のビルの一角で慎ましやかに営まれていた喫茶店、その名は『Canon』。格子扉を開けると同時に涼やかに鳴り響くドアベルの音。コーヒーの芳香が鼻先を心地よくくすぐる。最期の最期まで、彼は克美とともに暮らしたそこを思いながら自らのこめかみを撃ち抜いた。彼女の生きる場所が、辰巳の還りたい場所だった。


 ――最期くらい、言ってもいいかなあ……俺の……本当の、胸の内――。


 それを口にしたかったのに、出来なかった。届けられなかった彼の想いが、まだあの澱んだ場所で燻っているという。

「紀由」

 依頼を告げる代理人に呼び掛けた。消せない痛みを糧に変え、少し無理のある笑みを浮かべた。

「その依頼、請けるよ。きっと言葉なんかじゃ伝え切れないモノだから」

 それが正しいことなのか、GINはそう答えつつも解らない。それでも、心を壊したまま時をとめて同じ場所にとどまっている克美の魂が、綺麗だとは思えなかった。そしてそれは、辰巳の望んでいた願いとは、違う。

「そうか。では、そのように安西へ伝えておく」

 当時GINから辰巳の思念を《送》で伝え聞いていた紀由は、特に深く追求することもなく、それだけをGINに返した。

「あ、それから、安西さんにも時間を作って欲しいって伝えておいてくれるか?」

 通話を切ろうと幾分か顔を伏せ掛けていた紀由の面が上がり、問いたげにGINを見つめ返した。

「もうひとり、あの人のことが心配で傍に留まったままの魂も還してあげたいから」

 つるりと零れた言葉は、紀由が笑い飛ばしそうな非現実的な表現になった。だが、彼は「眉唾だ」と笑うこともなく、ただひと言だけ呟いた。

「安西の、亡くなった前妻か」

 と質す紀由にGINが小さく頷くと、彼もまた了承の意を示すように頷いた。ぷつりと回線が途切れ、モニタが無地のデスクトップを映す。そこに映るGINの瞳には、強い意思を秘めた輝きが宿っていた。

「零」

 彼女の名を呼びながら、急ぎ足でダイニングへ向かう。扉を開けてダイニングテーブルの方へ視線をやれば、レインと二人掛かりでアンジェリカに食事を与えていた。

「四人で日本へ行こう」

 唐突な提案にふたりは目を丸くしたが、次に零れたのは笑顔だった。

「私もいいの?」

「もちろん」

「わあ、ありがとう。遼とリザに会えるのね。アンジーをようやくお披露目出来るわ」

「本間から何か? 悪い話ではなさそうですが」

 そう尋ねた零に促され、依頼内容を簡単に説明した。

「この案件が終わったあと、三人でここへ戻って来れるかな」

 自分の本当にしたいことが、ようやくはっきり掴めた気がした。それをふたりに打ち明ける。「どうして?」と尋ねるふたりへ自分の思うところを語るのに、ほんの少しだけ勇気が要った。

「俺は、東回りで帰る。迷ってる魂を《送》りながら。キースとは違う形で伝えることをしていきたい。……いつになるか解らないけど、必ずここへ帰って来るから」

 日に日に落ちていく視力のリスクを抱えた状態で、どこまで独りで動けるのかは解らないけれど。

「優しい場所に、甘えていたくないんだ。あんまり時間は残されてないから」

 あっという間に表情を曇らせたレインを見て、そう紡ぐ言葉がくぐもった。

「いってらっしゃい」

 その声に弾かれ視線を零に向けると、彼女はGINが拍子抜けするほど明るい笑みを湛えていた。

「その方が、あなたらしいです。疲れたらいつでもここへ帰って来ればいいだけのことですから」

 ――風は風らしく、自由奔放に。留まれば気が濁りますから、風通しをよくしてあげてください。

 GINの最大の理解者が、GIN自身よりも明確に成すべき使命を言の葉にのせた。アンジェリカがGINにエールを送るかのように声を上げて笑い、両手でテーブルを叩いてはしゃぐ仕草を見せた。憂い顔でいたレインも、釣られたように笑みを返す。

「うん、そうね。いってらっしゃい」

 旅立ちを喜ぶ四人の間を、開け放った窓から流れ込むそよ風が吹き抜けていった。

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