表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

つれづれ(7)課題1.近況報告

作者: 土塀 友

課題1 「親しい人に近況を伝える」


 暑い日が続いておりますが、ふと秋風が立つと妙に人恋しくて故郷が懐かしく感じられます。ご無沙汰しておりますが、元気にお過ごしのことと推察申し上げます。

 さて、初めてのことですが、私は最近童話を書いています。

 新聞に投稿する予定ですが、掲載されるのは優秀作品一点のみです。今は書く事を楽しみとして、投稿は度胸試しのつもりです。飽きっぽい性格ですのでいつまで続くか分かりませんが、趣味として定着すればよいと思っています。

 九月の文学講座は中城ふみ子と大塚陽子の現代短歌でした。

 三十代で他界したふみ子と長命だった陽子、多くの男性を愛したふみ子と一途な陽子、歌壇のスターふみ子とその陰に隠れた陽子。二人の歌と人生を対比する形で解説がありました。

 恋の焔に包まれて、炎々と燃え盛る二人の生きざまから、正にこの二人は「肉食系女子」と呼ぶにふさわしく、私のような「草食系男子」は、木陰に隠れてただ怯えているだけというようなイメージです。

 大塚陽子のうた

 夫も子も帰るべき家もないやうなそんな心に見る遠花火

 七月生まれわれはひまはり陽を追ひて陽に向きて七月のわれはひまはり


 中城ふみ子のうた

 貴重なる愛を秤にかけらるとアラはにされし身が火照ホテりつつ

 死後のわれは身かろくどこへも現れむたとへばきみの肩にも乗りて


 私も短歌を作ってみました

 あなたへのみやげ話は童話集むかしむかしとページめくりて

 きみが読むおとぎ話がなつかしく墓掃除して明日彼岸入り


 時節柄お体ご自愛ください。

 乱筆にて失礼いたします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ