つれづれ(7)課題1.近況報告
課題1 「親しい人に近況を伝える」
暑い日が続いておりますが、ふと秋風が立つと妙に人恋しくて故郷が懐かしく感じられます。ご無沙汰しておりますが、元気にお過ごしのことと推察申し上げます。
さて、初めてのことですが、私は最近童話を書いています。
新聞に投稿する予定ですが、掲載されるのは優秀作品一点のみです。今は書く事を楽しみとして、投稿は度胸試しのつもりです。飽きっぽい性格ですのでいつまで続くか分かりませんが、趣味として定着すればよいと思っています。
九月の文学講座は中城ふみ子と大塚陽子の現代短歌でした。
三十代で他界したふみ子と長命だった陽子、多くの男性を愛したふみ子と一途な陽子、歌壇のスターふみ子とその陰に隠れた陽子。二人の歌と人生を対比する形で解説がありました。
恋の焔に包まれて、炎々と燃え盛る二人の生きざまから、正にこの二人は「肉食系女子」と呼ぶにふさわしく、私のような「草食系男子」は、木陰に隠れてただ怯えているだけというようなイメージです。
大塚陽子のうた
夫も子も帰るべき家もないやうなそんな心に見る遠花火
七月生まれわれはひまはり陽を追ひて陽に向きて七月のわれはひまはり
中城ふみ子のうた
貴重なる愛を秤にかけらると露はにされし身が火照りつつ
死後のわれは身かろくどこへも現れむたとへばきみの肩にも乗りて
私も短歌を作ってみました
あなたへのみやげ話は童話集むかしむかしとページめくりて
きみが読むおとぎ話がなつかしく墓掃除して明日彼岸入り
時節柄お体ご自愛ください。
乱筆にて失礼いたします。