11.喜多方を駆けろ!
あづま旅館は築130年の古民家を改装して旅館にした、創業65年の老舗旅館でした。
ですがWi-Fiも完備し、仕事しながらの滞在にも対応できるようです。
「12〜3月の冬場は、喜多方を訪れる人はほとんどおりません。それ以外で稼ぐ感じですね。ホテルや旅館はだいぶ数が減りましたよ。維持が大変で」
実は女将さんが観光コンシェルジュをされていることから、事前に『ネリア応援団』の趣旨を説明して、ひつじロボ先生サイン入りのイラストを置いて下さるお店に心当たりがないか、質問を送っていました。
当然、女将さんにもイラストをお渡しします。旅館に飾って頂けるかは分かりませんが、これも何かのご縁ですから。
すると女将さんから素晴らしい提案が。
「駅前の甲斐商店で、1日500円で荷物を預かってもらえます。スーツケースは預けて、向かいのヨシハラ商会でレンタサイクルを借りて店を回ってはどうですか。それに甲斐商店も高校生が電車待ちをするし、頼めばイラストも置かせてもらえると思いますよ」
なんとあづま旅館の息子さんの手も借りて車でスーツケースごと駅前まで運んでもらい、女将さん自ら甲斐商店さんとヨシハラ商会さんに話をつけて下さいました。
ヨシハラ商会では自己紹介がてら『魔術師の杖①錬金術師ネリア、師団長になる』をお渡しし、ここでもイラストを置かせてもらいます。
読者さんが作ってくれたネリア人形を見せて、「この子を連れて旅に出ようと思ったんです」と説明。
「いいですね!」
『魔術師の杖』を面白いと思ってもらえたし、読者さんが作ったネリアや奈々のドレスを「すごい!」とほめて下さいました。
甲斐商店さんと合わせて4軒目!
1、2軒に置かせてもらえたらラッキーぐらいに思ってたのに、めっちゃ幸先がいい!
「うるし銀座にも行くといいですよ!」
漆器作りの工房が並ぶ通りがあるそうです。これは新たな情報!
まずはあづま旅館の女将さんに教えてもらったnichinichi coffeeさんへ。
自家焙煎の豆を売るブックカフェで、小規模ですが渋谷〇〇のような、棚貸しの共同書店も運営されています。土曜日のせいか、コーヒー豆を買いに来るお客さんがひっきりなしに訪れます。
ひつじロボ先生のサイン入りハガキ置かせてもらい、クランベリーと胡桃のスコーンでひと息つきます。日替わりのコーヒーは自家焙煎でペルー産の豆を使っているとのこと。
そして自転車を漕いで、同じ通りにある古書店『二丁目の夕陽』へ。
広い店内は見やすく本が並べられ、郷土史関係の資料も豊富に揃います。朗読会なども開催され、雪に閉ざされる土地柄か、読書が習慣として根づいているようです。
お店番の女性は元雑誌の編集者だということで、突然の訪問にもかかわらず、ひつじロボ先生サイン入りのイラストとハガキ両方とも置いて下さいました!
「インスタでも紹介しますよ」と写真撮影まで。本当にありがたいです。単行本が発売されたら、ぜひお礼に伺いたいです。
『二丁目の夕陽』をでた私は、近くにある「蔵のまち案内所」へ。「行ってみるといい」とあづま旅館の女将さんに勧められた観光案内所です。
「作品の宣伝だけでなく、MAGKANの読者さんにも喜多方の魅力や楽しみ方を伝えたいんです。反響があるかどうかはわかりませんが、種を蒔くようなつもりでやるんです」
するとものすごく共感して頂けただけでなく、観光案内などを置く一角に、イラストとハガキを置かせてもらいました!
これで6軒目。ひえええ……ありがとうございます!
ちょっと寄り道して案内所のお隣にあるラーメン神社で、ラーメンソフトを食べました。
気になったんだもの。神社ではなく、イートインのあるお土産物やさんです。
うん……ちゃんとラーメン味でした。ネギもナルトも本物でしたよ。しっかり甘いソフトクリームなので、話のタネに食べてみるのがいいのではと思います。ただし食べた翌日で営業終了し、再開は未定だそう。
いや、でもまだラーメン食べてないよね。
いよいよ行きますか!
喜多方ラーメン!!
喜多方ラーメンだけでめちゃめちゃ引っ張りますが……私、錬金術師が魔術師の杖を作る話で170万字かけて、それでもまだ書き終わらない作家ですから。









