俺が好きで付き合った彼女は本当に俺の事が好きなのだろうか?
”俺が好きで付き合った彼女は本当に俺の事が好きなのだろうか?”
俺は自分が好きになった彼女と付き合い出して分かったのだが、
”彼女は本当に俺の事が好きなのだろうか?”
彼女は”典型的な受け身な女性。”
俺が彼女と付き合ってほしいと言ったから、俺と付き合ってくれた
んだと今は思う!
・・・だけど? 彼女は他に好きな男性か? やりたかった夢があった
のかもしれない!
なにか無理して俺と今も付き合ってくれてるんじゃないのかと
俺は思うようになった。
何故? そう思うようになったのかと言うと、
彼女は俺と一緒に居ても楽しそうにしていないし、何しろ笑わなくなった。
ワガママも言わないし、俺の言う通りに何でもしてくれる。
”友達ならそれでもいいけど? 彼女だからどんな些細な事でも俺に言って
頼ってほしいんだけど? 彼女はそうしない。”
”ふと、俺以外に好きな男でもいるのかな?” って変な事まで考えてしまう。
カッコ悪いけど、俺が彼女の事をどうしようもないぐらい好きなんだ!
だから俺は絶対に彼女と別れたくない。
それでも彼女が俺と別れたいと俺に言ってきたら?
やっぱり俺はしぶしぶでも彼女と別れるのだろう。
これ以上、彼女を傷つけてまで付き合う事は出来ないからだ!
”本当に好きだから、彼女には幸せになってほしいし、例え? 相手が俺じゃ
なくても、彼女の為に別れる選択を取るのだろう。”
『”ねえ? 気になってる事があるんだけど、ひとつ言っていい?”』
『・・・うん、なに?』
『”俺のどこが好きで、付き合ってくれたの?”』
『えぇ!?』
『綾波が他に好きな男がいるなら、俺はいつでも別れていいから、』
『なんでなんでそんな事言うのよ!』
『えぇ!?』
『”ワタシが好きなのは、海莉だけだよ!”』
『・・・あ、綾波、』
『海莉は優しいんだよ、ワタシの事、考えてくれるのは嬉しいけど、
そんな風に考えないで! ワタシの好きなのは海莉だけだから!』
『・・・ううん、』
『信じてないでしょ!』
『俺と一緒に居る時の綾波は、あんまり笑わないし、楽しそうにして
なから俺はてっきり俺以外に好きな男がいるんだと思ってたんだよ。』
『”ごめん、そんな風に見えてたんだね! でもね? ワタシは未来の
海莉との関係をずっと考えてて、いずれは海莉と一緒になりたいなって
本気で想ってるし、そんなこと考えてたら? なんか笑えなくなったの
かなって、本当にごめんね。”』
『・・・そ、そんな風に想ってくれてたのか、凄く嬉しいよ!』
『だから海莉はなんにも心配しなくていいから。』
『うん。』
『”ワタシは海莉だけがスキ!”』
『俺も綾波だけを愛してるよ。』
『嬉しい!』
・・・俺は考え過ぎていたのかな?
彼女も俺の事を真剣に考えてくれていた事が凄く嬉しかった。
”彼女との未来、これからのふたりの未来!”
ずっと一緒に居たいのは彼女だけだよ。
これからも頼りない俺だけど俺と一緒に居てくれ!
どんな事があっても俺がキミを守るからさ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。