ある夢の話 鍵
おちなし
意味がわからないです
夢を見ていると、時々それが夢なのか現実なのかわからなくなる時がある。
夜中、トイレに行きたくて目が覚めた
ちらっとケータイの画面を見ると
9月30日23:58の表示
暗闇が怖くて常夜灯をつけた
おぼつかない足で立ち上がり扉を開けると
真っ暗な廊下が続いていて、何者かの気配がある気がした
そんなわけはないと言い聞かせてトイレへ向かう
用を終えてトイレを出ようとすると
その明かりで玄関のドアの鍵が空いていることに気がついた。
チェーンはかかっているが、下の回す方の鍵はかかってない。
一応鍵をかけようとしてドアに近づいた。
静寂が逆に恐ろしかった。
手を伸ばして、鍵に手をかけた瞬間
ガチャッ
ドアが開いて何かと目があった。
チェーンがかかっていたため、それ以上は開かなかったが
ドアの隙間から、大きな目がこちらをみていた。
たまらず悲鳴をあげたいが声にならない
泣き叫ぶような音になりながら、必死に声を絞り出して叫んだ
どうしたの?と起こされる。
私は夢をみてたみたい
何もだよと言って、布団を被り直し背中を向ける。
ケータイで画面を確認すると
9月31日0:01の表示
これも夢か
とまた深い眠りに落ちる
朝は目覚ましの音で起きた
ケータイで時間を確認すると
9月31日7:00の表示
おかしいと思って、隣で眠る彼を起こす。
彼の目は充血していた。
そして目をこすりながら、
「なに言ってるの今日は10月の記念日でしょ」
もう一度画面を見る
11月1日7:05の表示
訳がわからず私はもう一度寝ることにした。
起きた時には11月1日10時。
きっと今が現実で今日は11月1日なのだと思うことにした。
おちなかった
特に意味もなかったです