7 強権的指導者(ストロングマン) ポピュリスト *
「独裁政治家はサイコパスだろうね」
「これは被害が大きいね」
「20世紀の、虐殺三大政治家がよく例に上げられる」
「名前はあげない方がいいのかな」
「歴史上の人物だから言ってよさそうな気もするけれど」
「今でも信奉者がいて、中には権力を握っているのもいるから、
むやみと名指しで批判できない」
「他にもひどいのがいるし、今でもいるけれど、
この3人は、殺された人の桁が違う」
「最近の独裁政治家は一応選挙で選ばれていたりする」
「口がうまいんだね」
「自分で手を下すことはせず、サイコパスたちを煽って、
その犯行を野放しにする」
「権力を握ったら、犯罪者で刑務所に入っているのを釈放するとか」
「少数者を敵とみなして攻撃するというのが多い」
「反撃できないような人たちを、ことさら悪く言って、責任をかぶせる」
「そんなのに騙されるのが、たくさんいるということだね」
「独裁とまではいえなくても、フェイクをばらまくのはあぶない政治家だね」
「強権的に、フェイクチェックをやめさせたりする」
「軍事クーデターで、民主的な政権を倒すなんてのはそうだろうね」
「昔の革命とかは軍事クーデターかな」
「でもあれは、その前の政権が独裁政権だから、
今のクーデターと同じではないよ」
「革命でましになることもあればそうではないこともある」
「革命後に恐怖政治が続いたという国があったね」
「国名を出すのはやめておこう」
「大国が裏工作をしていたりする」
「独裁者まではいかなくても、
権力を利用して私腹を肥やすようなのはサイコパスだろうね」
「政治家は口先でうまいことを言って、権力を握って勝手なことをしたりする」
「もちろん、ちゃんと公約を守ろうと頑張っている政治家も多いだろうけど」
「よく見極めて、投票しないようにしないと」
「危なそうな人を、テレビに引っ張り出すような人も危ない人なんだろうね」
「最近だとSNSを活用した選挙で、票を集めているのがいる」
「新聞とかテレビニュースとかより
SNSの方を信じる人たちの支持を集めるんだね」
「たしかにマスコミも大事なことを伝えなかったり間違うこともあるけれど、
ファクトチェックはしてから伝えているだろうね」
「間違ったら訂正を出すしね」
「SNSは流しっぱなし」
「真実もあるだろうけれど、ほとんどは根拠のないフェイクでしょう」
「フェイクも拡散してしまうとほんとらしくなってしまう」
「複数の人が同じことを言っていることになるからね」
「世界に広がっているから、怖いよ」
「運営者が政治権力者とつながっているから、大変だよ」
「SNS運営は炎上したほうが儲かるからね。フェイクでも何でも」
ジャック・エル=ハイ/著「ナチスと精神分析官」KADOKAWA
ジェフリー・ケイン/著 「AI監獄ウイグル」
ルース・ベン=ギアット/著「新しい権威主義の時代(上・下)」
小谷敏「ジェラシーが支配する国 日本型バッシングの研究」高文研 2013.4.15
ナオミ・クライン /著
「ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く」岩波書店
シルヴァン・シペル/著
「イスラエルvs.ユダヤ人ー中東版「アパルトヘイト」とハイテク軍事産業」明石書店
中野博文「暴力とポピュリズムのアメリカ史 ミリシアがもたらす分断」
岩波新書 2024.1.19
堤未果「デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える」
NHK出版新書 2021.8.30
山賀 浩「原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子」
毎日ワンズ 2024.6.20
山崎雅弘「詭弁社会 ー日本を蝕む”怪物”の正体」祥伝社新書 2024.3.10