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第六話 山間の駅から - 1 -

放置してました 続きがなかなか書きづらかったんです はい いいわけです

作戦変更 全体で来てから書くから゜できたとこから書きます


*まどろみの車窓


「姫君、姫君」

耳元で誰かが話しかけている。

「ん、んん」

窓の外を見る。ちょっと前までは、黒と藍色の中を走っていた。目をこすりながら見ると。

「誰だっけ」

「姫君、星村伊之助と」

「そう、私も姫君と呼ばなくてもちゃんと名前あるんだけど、星野留美って」

「それより、ほら」

そこに車掌さんが立っていた。



「お休みのところ失敬いたします。車内憐察させていただきます。」

なにやらチラチラと見た後

時空飛越周遊券(トキソラヒエツフリーパス)てすね」

私は車掌さんに問いかけた。

「あ、あの、次はどこにずいぶん止まらずに走っているようですけど」

「そろそろですよ、ご案内いたしますから」

はぐらかされた。



 窓が多い電車。黄緑色の壁側と天井は白。座席は長い青色。つり革がユラユラと揺れていて、窓の外は、雲の上みたい。時折、白い雲と雲の間から、なにか、下に山脈のようなものが見える。


 長い間、群青の空間と放電の中を進んでいたのかと思う。ずいぶん寝ていたのだろうか。


けど どこを 進んでいる。この電車のレールはどこにあるのだろう。私、説明できてる?


「なんか、ぎも゛じわ゛るい」

私は外を少し眺めているとなんだか気分が悪くなってきた。

「それだよ、時空酔い。体質と時空を飛び越えるときにでる」


「伊之助は気持ち悪くならないの」

 長椅子に少し間隔をあけて隣にすわっている彼、星村伊之助は、今回はシラっとした感じで私を見ている。

「星野留美さん、これが時空酔いなのですよ」

嫌味たらしい笑顔で微笑んでる。


 そうこういううちに前方に変化が現れた。




「ご乗車ありがとうございます 次は・・・」


いきなり暗黒に突っ込んだ。そしてだんだんと 音としんどうがしてきた。


バツン。


ガーーーーーー

ゴゴンコゴン

ヒューン


周りの音が変化した


今までの景色から多少は現実的な世界が見えてきてオレンジ色の電車は止まった。



*夕暮れの駅

「うわっなんか季節がづれている」

夏、夕暮れの駅。濃厚な湿度を含んだ空気。セミの鳴き声。


伊之助が驚いたようにつぶやく。

「そんなこと言っている場合じゃないでしょ」

「そう、時空の変化が溶ける前に。じゃないと無賃乗車だ」


 私と伊之助はそれぞれのカバンを手に取り急いで改札の外にでた。山間にある駅。かといってとても奥地とまでは言えないけど。



 駅から少し離れたところに一台の白い車にもたれながら待っているおじさんがいた。いかにも待ってますというかんじなんですけど。


 伊之助がグイグイ立ち寄って問いかけた。コイツ単純といか、よくいうと行動力があるのだがる



「遠き者より星の民へ伝言。名は星村伊之助と申す。そなた名は何と申す」

「星海数馬もと申す、ほしのうみで星海。月影の向こうに見えるものは鍵言葉を」

「地中の花火」


 それにしてもこのやり取り、なんかいしても意味がないようにみえるがる一種のパスワードなのかもしれない。


「何をっ、この人と初対面でないの」

「まあね」。

「説明は事務所だ。車にどうぞ」

「あれ、この自動車も・・・」

 そう、なんか妙な細工というか細部がいかにも作りこまれているのだ。いかつい、出っ歯のようなΣみたいなのがバンパーの下にあって、タイヤの外側にアーチ状の張り出しがあって、後部にも羽のようなものがついている。ボンネットにはなんかの空気取り入れ口の穴なのかがついている。


「さて、シートベルトつけたら行くよ」

「ところでこの車なんですけど」

「ん、どうした」

「何というか、不思議な雰囲気が外見から」

「ふふっ。わかるか」

「いくつか時空を飛び越えてきましたけど前にもこんなゴツいくるまで激しい走りをしていた人がいたみたいで」

「ほう。誰だ」

「蔵とラーメンの時空であって地獄のミルキーさんでしたっけ」

「…久しぶりだなその名前を聞くのも。元気だつたか」

「元気どころか激しい車の運転でした」

「それはよかった」

「それって」

「まあ、相手次第だな」

「ちょっ、ちょっと」


 車はいくつか細かい路地を通り抜けてやや古びた建物の駐車場に入った。


「こっちだ」

出入り口を通ると会社の事務所だったようなところに通された。


*唐揚げの前に

「まずは自己紹介から。星海だ。まあ、伊之助の先輩格とでも」

「はいそうで」

「で、聞いているけどな」

「はぁ」


「よぉ」

私より年上の、年齢でいうと大学生ぐらいか、そのぐらいの女性が表れた。

「ここで会うとはな。で、落ちたんだってなだいじょぶかぁ」

「あああ」

「そこまで言われなくても」

「あの、コイツとどんな関係で」

私はそのお姉さんに聞いた。

「まあ先輩というか、真由さんです。いろいろと教えていただいている人で」

「私の娘だ」

「へぇっ」

「これでも護身術の段位はあるぞ」

「であなたは」

「まあ、その星の民になるものを訓練するもの役割をしている。娘もそうだが。」

「何しゃべってるの」

奥からおばさんが現れた。

「家内だ」

「そんなことしてないで早く着替えて」

「着替えるの?」

「ここの時空の流行でないからね。女子はこっちよ」

「言われなくても。そうそうコイツは縄で柱にくくりつけておいてください」

「どうして」

「女湯に紛れ込んできた不埒なヤツです」

「ふむ、まかせな」

娘さんが何やら手首を伸ばしながら伊之助に近づいてて言った。

「なに、ちょっとコイツと技の復習しておくから」

「えっえっえ」

伊之助がぐわぁっという声を上げ壁際に追いやられた。

「大丈夫手加減はするから」

「はい、これがあなたの分よ。多少のサイズ違いは勘弁してね」

奥さんから着替え用の衣服を受け取った。

「今までの分は返しておきますから」

「そんなことできるんですか」

「まあ、いろいろね」


別室で着替えを始めると背後で『ぐえ゛ぇぇ』という声が聞こえた。


 着替えてみると、なんというか昔の流行というか、私の感覚からいうと、休みに田舎のおばあちゃんに会いに行くときに着る吹くというか、いかにもゴワゴワとしたジーパンである。


 着替え終わると伊之助も着替えが終わっていた。私と同じような感じのジーパンとチェックのエリのついたシャツ。


「さあ、食べましょ」

奥さんが、台所から食べ物をもって現れた。

「たいしたもの用意できなかつたけど」

といいつつテーブルに現れたのは、おいなりさんと、唐揚げと、なんかのつけものだつた。

「おおっ、おいしそ」

伊之助の目が輝いた。

「あなたは食い気だけはどこでもあるのね」

「そのまえに、言うべきものがあるでしょいただきます」

真由お姉さんがしかりつけた。

「そうでした、いただきます。です」


私が続けた。

「それどころでなかったかもね、食事も急いでたし」


「ほお、そんなにドタバタしてたのか」

星海おじさんは唐揚げをつまみつつウーロン茶わ飲んでいた。


背後でなにやら音がした。

「チェック、チェック聞こえるか」

「おっと無線だ」

星海おじさんはそういうとテーブルの反対側にある機械に近づいた。

「こちら遊撃手、どうした、ボクサーむ

「何言ってんだよ星海」

「バカっ、一応決まり守れよ、お互いコードネームで呼び合うつて」

「すまぬ、どうだ調子は」

「コード0312」

「ヨシ、このまま注意だ」

「おじさん、なにやってるの」

「ああ、業務無線で連絡とりあってるのっ」

「ならスマホでやればいいのに」

「なんだそれ、この時空にあるかよ、そんなの」

その背後で伊之助はものすごい勢いで唐揚げとお稲荷さんをほうばっている。

「あなたっていう人は、食い気だけなの」

「いや、そなたの護衛もちゃんとしておるだろ」

「かなりあやしいところがあるんですけど」

「そうか、なら私がちょっと食後教えておこうか」

 食後お茶をすすり終えた後、娘さんがテーブル横の空間に案内ししてくれた。

「ここかにきて私の背後から襲ってみて」

私は言われるままに背後から思い切り羽交い絞めにしようとした。しかし。

「げゃっ」

思わず声を上げてしまうことが起きた。いきなり娘さんは羽交い絞めになるかといなかと、同時に、体をドスンと床にに落とし足を蹴り上げた。足は寸止めで私の目の前にあった。

「やってみようか、今度は私が襲う役ね。今みたいに思いっきりやってみて」

そういうとお姉さんが後ろから羽交い絞めにしてきた。ドスンと体オオとしたが、なかなか蹴り上げるのは難しい。

「まず、相手を驚かせてその隙に蹴り上げるの、はじめは難しいけど、何回かやってみよう」

私は何回か繰り返していった。

「っはぁ、はあっ」

「もう少し」

「んむっ」

バシとお姉さんの顔面にあたる寸前に彼女はスッと身をよけた。

「できるじゃない」

「まあ、なんとか」

「覚えておくといいよ、まあ、一応彼が守ってくれることになってるけどけどね」

伊之助がいった。

「一番、大切なのは、攻撃でなく、防御だからね」

「えっ」

おじさんが続けた。

「戦わずして勝つ、これが星の民の教えだ」

こまめに この章 書き足して 修正いたします

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