2 ステータスがどう見てもおかしい件
今回も少し修正しております
あ、そ、そういえばっ!
3TS!3TSは何処に!?
辺りを見回す…が、その思いも虚しくあたりは緑色一色……。
終わった…。
わたしのゲームライフが終わった…。
今回FEifの為にお小遣いを全額投資した…だからもう一回買い直す何て出来ない。
気合い入れてスペシャルパック(20000円越え)何て買うんじゃなかったよぉ~!!
新しく3TSを買うお金なんてないし…、バードオフで中古で購入したとしても一万弱はかかる…。
………はぁ…。
まあ、学校にそんな大事なの持っていくのも悪いか…。
「あー。ゲームしたいな…。」
なんとなく呟く……。
考えても考えてもわからないので、自然と頭の中は買ったばかりのゲームに埋め尽くされていく。
もうすぐクリア出来るはずだったレヲンステージの続きが滅茶苦茶気になる…。
だって、兄弟だったのに殺し会わなきゃいけないんだよ?泣ける…私なら選ばないでそこから逃走するよっ。
追加コンテンツ…配信ルート…。
動画がアップされるまで待たないといけないじゃんっ!
とにかく、動画とかゲームとかこの森?みたいな場所から抜け出して家に帰らなきゃ考えても意味ないか。
カサッ
……何、今の音?ポケット?
あっ、何か手紙みたいなのが出てきた。
ん……?
見知らぬ森…見知らぬ手紙…まるで魔〇の家みたいなシュチエーション…なーんてね。
実況の見すぎだな…。それにもしもそれが本当だったら私が黒幕じゃん、あー怖い怖い…。
つか、そんなゲームの世界へなんて言う夢物語なんてあるわけないじゃん。
いきなり異世界に転移とか、青い鬼に追っかけられたり、オネエと一緒にパレットナイフ持った女の子から逃げたりとか…。
まあ、何はともあれ手紙でも見てみるか。
これを見ている君へ
初めまして、いきなりだけど僕はこの世界を作った神様です。
いきなり知らない場所に移動しちゃった君は、驚いてるかも知れないから手っ取り早く説明します。
単刀直入に言うと、君の世界でよく小説?ってので出てくる異世界へ転移って言うのをしてしまいました。
あ、言っておくけど僕のせいじゃないからね?
さらっと説明すると、君の世界を担当する神様が一人の魂を飛ばそうと思ったら、力量を間違えて大変な事になったって、僕たちに泣きついてきました。
まあ、結構な人数が飛んじゃって受け取り先が、話がちげーぞ!状態になったらしいけど。
僕たち的には、別に人の魂なんて軽いから気にしなくていいんじゃない?って、言ったんだけど君の神様は塵も盛れば~とか、このままじゃこの魂が消滅する~とか言って、物凄い五月蝿かったので僕が君を引き取る事にしました。
自分でやっておきながら僕たちに説教って何様なんだろうねホントに?
と言うことなので、君は元の世界には帰れないので存分に異世界ライフを堪能してください。
ステータスは適当に振り分けたので文句は言わないでくださいね。
スキルや武器は合った物をを1つや2つ振り分けておきます。
それではさようなら~。
追伸:この世界では自分が異界の者と言うことはあまり話さない方がいいですよ。
この世界の神様より
何様って……………神様でしょ?
それはそうと…まじ?………これって夢?
いだだっ頬をつねってみたけどマジで痛い。
ゲームの続きが出来ないってのも悲しいけど…。
此方の方が断然嬉しいや。
ふふふっ、よしっ!
まず異世界に来たらやる定番のあれやりますか!
「ステータスオープン!」
目の前に半透明のウインドウが出る。
名前:鈴原悠里 性別:女 Lv1
職業:音響士
種 族:人族
HP: 50/50
MP:100/100
攻撃力:4
防御力:2
魔攻:10
魔防:12
俊敏:6
運:99999 「これ以上表示出来ません」
《スキル》
「曇りなき旋律」「鑑定Lv1」
《称号》
「異界の者」「神に見入られし者」
思わず無言でステータスを閉じてしまった。
うん、今のは。
…多分私の目が疲れていたんだよ。
スーハースーハーよし、もう一回見てみよう
「ステータスオープン」
名前:鈴原悠里 性別:女 Lv1
職業:音響士
種 族:人族
HP: 50/50
MP:100/100
攻撃力:4
防御力:2
魔攻:10
魔防:12
俊敏:6
運:99999 「これ以上表示出来ません」
《スキル》
「曇りなき旋律」「鑑定Lv1」
《称号》
「異界の者」「神に見入られし者」
…やっぱり見間違えではなかった。
何このステータス…幸運99999って何!?その有り余るくらいのステータス、是非とも他のステータスに振り分けたい。
それに何…?職業がこれだと夢の魔法使えない可能性高いんじゃないの…?
そんなぁー!異世界の醍醐味って言ったら俺Tueeeeeeを実現させるには魔法が一番なのに…。
チクショー!!
何故だっ!何故夢にまで見た異世界ライフがいきなりはーどもーど気味になっているんだ!
幸運で異世界を、生きていく小説なんて私見たことないゾッ!?あーもうっ!目の前のバカ高い幸運が私を馬鹿にしてるようにしか見えない!
こんなに高い幸運はもう幸運じゃなくて悪運の領域だよっ!!!
《熟練度が一定に達しました、スキル「怒り耐性」を習得しました》
はうっ!?
な、なな、何っ!?
今のってまさかあの神の声(仮)!?ひゃっふー!!本当に聞こえた!夢みたい、これ本当に夢じゃないよね!?
《熟練度が一定に達しました、スキル「興奮耐性」を習得しました》
またきたっ!凄いなー、本当に何処から聞こえてるんだろう…。
って、いけないいけない…。
とにかくこのぶっ壊れステータスの事は、一旦置いておこう…。うん、そうしよう。
触らぬ神に祟りなしっていうよね。
何か問題があれば直ぐに消します!