三殴目 納豆トーストを食べる今日この頃
前回までのあらすじ
学校へ行こう。
そんじゃあ、学校に行きますかー。
ん、これはトーストを咥えて学校へ行き曲がり角でぶつかり出会いがあるパターン…………。なわけないかでも一応トーストを咥えて家を出る。
「遅い!!」
朝から怒られた。ちなみにこの仮面を被り、謎のスーツに身を包んで怒っているのは幼なじみの真壁 涼…………らしい。素晴らしい絶壁の持ち主だ。
「これでも急いだ」
「制服に着替えてトースト咥えてる奴が言うことかー」
ひょい。ふぅ、あぶない、あぶない。なんか殴られそうだった。あ……涼が標的を外してブロック壁を殴った。…………えー。一発で崩れさったよ。よかったー避けて。当たってたら骨折じゃ済まなかったわ。
「よけるなー」
「いや、だって危ないし。ってかそこに転がってる奴なんだよ?」
なんだろう。人?が道に転がっている。
「ああ、これ?あたしが倒したのよ」
「え?傷害致死罪?おまわりさんこの人です」
「ちょっちがうわよ!こいつはアークニンの手下で怪物よ」
うーん、なんとも安直なネーミングだ。きっとオレよりネーミングセンスがないに違いないぞ。オレなら『闇夜の侵略団』とかにする。まぁ、いま朝だけど。それに怪物だとしても倒すのはいいのだろうか?法律的に。動物?虐待とかで動物愛護協会とかに訴えられたり。まぁ、人型なんだけどさ。それにこういう奴って倒した瞬間に爆発とかするんじゃないのかよ。ちっ、証拠隠滅がめんどくさいな。と思いなんとなく手を翳してみたらなんか燃えた。おお、さすが魔法少女?よし、これで誰にもバレないな。
「そんなことより学校行くぞ」
「あっちょっ待ちなさいよ」
さぁ、家から学校(の敷地)までの曲がり角の数――――実に26――教室までなら(合計で)エレベーターを使えば37――階段ならば41――内トーストを咥えたままぶつかる可能性のある場所(教室まで階段の場合)実に9箇所(家の敷地を出てから自分の学校の教室に入るまでの間に常識的に考え通ることが可能性であり、できる限り昨日通ったルートを通るものとする。また曲がり角は全て直角とした場合。ただし、教室に着くまでトーストは決して食べ終わったり落とすことなく口内にあり続ける。また、会話に支障をきたすことはないものとする)!!
さぁ、『ドキッ☆朝、遅刻した時にトーストを咥えたまま走ると曲がり角での衝突で新しい出会い☆そこから恋の予感?』の魔の手から逃れることは出来るのか?!
読者への挑戦状『上記の条件に加え、曲がり角を曲がる時の速度は一定とする。トーストは納豆トーストとした場合、衝突した際に起こる可能性のある惨事を想像せよ』
ドキッ☆納豆でネバネバまみれの衝突!!




