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一殴目 起床する今日この頃

魔法少女だよぉ!!

 朝は起きるのがしんどい。眠い。だるい。起きたくない。それでも学校があるから起きなきゃいけない。はぁ、学校行きたくねー。でも留年はなー。というわけで起きるしかない。しかも今日は特別に寝苦しかった。なんなんだよ。そして不満をぐちぐちと垂れ流しつつ布団を持ち上げる。


 ん?なんだこの服?おっかしいなー。昨日寝る前に着てた服は上下黒のジャージだったはずなのになー。それが今は水色のフリフリのスカートだ。そりゃあ、誰だって驚くだろう。え?誰かが寝ている間に着替えさせた?いや、そんなことはないだろう。確か、何かで動かない人の服を着替えさせるのにはすごい労力がいると聞いたことがある。いくらなんでも気がつかずに寝ていたなんてことはないだろう。……まぁいいや、着替えれば同じだし。


 そこで部屋の隅にある鏡が目に入る。……え?なんか髪がめっちゃ伸びてるんですけど。あれー、昨日寝るまではショートだったんだけどなー?朝起きたらロングになってたよー?それにおっかしいなー、軽く茶髪が入った黒髪だったのに水色になってるしー。瞳の色も黒から水色になってるー。うわーい。あははー。……じゃねぇよ。いったい何が起こった?こんなことをしてメリットなどないだろう。……イミワカラン。


 そこで床に落ちていたぬいぐるみが動き、喋り出す。


「さぁ、キミは魔法少女になったんだ!だからぼぷげらぁ」


 ふぅ、あぶない、あぶない。どうやら動揺してしまったせいで幻覚に加え幻聴まで…………。なにこいつ。犬?猫?豚か?……なんでもいいか。そんなものは足で踏んで潰しておこう。うん、そうしよう。


「ちょっとちょっとだからぐふぁ」


 また幻聴が……。とりあえず何故か床に落ちていた御札でも貼っておけばいいだろう。うーん、今日学校だしな。とりあえず髪は切って染めればいいだろう。目は……カラコンでもするか。えーと、ハサミハサミ……っと。おっあったあった。まぁ、テキトーでいいよね。別にこだわらないし。…………よし、切れた。あーヘアカラーねぇや。……背に腹は変えられぬ。墨汁でいいか。おっし、カラコンはいい具合のがあったぞ。


「ちょっちょっと、なにしてるの!?」


 無視だ。当たり前だろ。幻聴に返事なんてしたらイタイ子になってしまう。それだけは嫌だ。平々凡々な学校生活が崩れさってしまうではないか。


「ストォォォーーープッッッ!!!」


 ぬいぐるみの手から光が溢れ出す。するとせっかく短くし、染めた髪が元通りの水色ロングに戻ってしまう。……何をしたこいつめ。こちとら時間がないんだい。


「おい、何をした?」


 低音ボイスでぬいぐるみに凄む。ああ、これでイタイ子の仲間入りか……。とまぁ、それは置いとくか……いや、置いとけないけど……。さっさと本題に入ろう。あれ?ぬいぐるみがガタガタブルブルして震えている。ガタブルである。このぬいぐるみにはそんないらないギミックが付いていたのか。もしかして腕のボタンでも押せば震える機能なのかな?


「き……キミは……もっもしかして……」


「もしかしなくても男だが?」


 真鳥 澪(まとり みお)生まれて此の方16年。れっきとした男です。あーお腹すいたなー。朝から現実逃避をする今日この頃。

魔法しょ……しょうじょ?だよぉ……?

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