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第2話Magic wars(魔術大戦)

すみません、なんかシリアスが多いような気がします。

でも、この後は笑いです!

HRが終わり、俺は机に寝る体勢にはいる。 


今日の朝にもあった痛みがまた、頭にくる。


「いってぇ…なんだよ実神先生?』


机の前には俺のクラス、2-Aの担任である実神先生がいた。


「今日の予定はなにか分かってるよね?」


実神先生あきらかに作っている笑顔で俺を見る。


「あぁ、はいはい分かってるよ魔術大戦だろ?」

「よろしい、あなたは毎回ビリのなかのビリの最下位なんだから、一年生ぐらいには勝ちなさい」

「自分の生徒にぐらいは、優しく言えよ」


俺が頬杖をつきながら言った。


「私はずっとあなた達みたいな高校生の気持ちで友達としていたいの」


なにか演技をしているように胸に片手をおき、もう一方の手で俺に手を差しのべた。

そして続ける。


「だから、遠慮も区別も差別も無しで言いたいことは言いたいの!」


目を輝かせながら言ってくる。


「つうことは、お前は俺を馬鹿にしてるのか?」

「うん、あと担任にお前っていっちゃだめだよ」


即答だった。


そして友達としてとか言ってたくせにお前って言うなとかおかしいだろ。


「それじゃあ、がんばってね」


実神先生は手を振りながら教室からでていった。


周りを見ると教室には、俺だけだった。魔術大戦では始まる二十分前に自由行動が開始される。そのときに各々学校全体に散らばるのだ。言えば、魔術大戦は学校全体を使ったサバイバルゲームなのだ。


「あぁ…めんどくせぇな…」


俺はこの千羽高校で一番できが悪い、一年生にも負ける。


そして、この千羽高校は有名な進学校であり競争率が高い、にも関わらず俺が入れた。


まぁ、答えがでない問題を考えてたってしょうがない。


そうだ、魔石について少し説明をしとくか、前にも説明した通り魔石はオリジナルの魔術師によってつくられたものだ、そして魔石を身に付けてると誰にでもある気力を魔力に生成することが出来る。それで気

力の多さは才能か努力によって決まるんだ、魔石の大きさや高価な方がいいというのは一切ない。


説明をしてたらいつものように屋上にきていた。屋上は魔術大戦の時のみ開放されるが、狭い場所で隠れられるところなら多数あるわけでいつどこから襲ってくるか分からないので人が集まらなく不人気であり人はあまり来ない。魔術大戦は逃げた時間と使った魔術と倒した人数等からの総合得点で順位が決まる。最初の頃は頑張ってみたものの毎回毎回ワーストスリーには入っていた。なので、一年生の後期からこの屋上で時間稼ぎをしている。


「寝れるように作戦はやっといたし…………寝るかっ!」


俺は座って階段と屋上を結ぶ扉によりかかり目を閉じ、寝る体勢にはいる。


盛大なピストル音が高校全体に広がる。魔術大戦が始まったのだ。


「寝てるけど………いいのかな?水棒」


一年生らしき女の子が俺にめがけて水でできた直径1cmほどの円の1mの細い棒で俺の胸を突き刺した。


俺より前に屋上にきてたのか、そんじゃあ作戦が意味ないじゃないか。


「うわっ!」


俺は飛び上がって起きた。


「何回やってもこれだけはビックリするなぁ」


今は、校庭に寝ている。


この、魔術大戦では生徒が生徒を攻撃して、最後に残ったものは戦っていなくても無条件で優勝となる。優勝すると、生徒会長になれることができ生徒会長になると無断欠席しても、出席になるという豪華特典がある。だからこの行事はとても熱くなるが俺には興味がない、本当だぞ!


あと、攻撃されたからって傷がつかないようになっている。ある程度のダメージがたまると校庭にワープする仕組みになっている。


「おいおい、あれって大丈夫なのか?」


俺のあとに出てきていた男子2人がいままで俺がいた屋上を見ながら話していた。


俺は片目を開いて屋上を見た。


「よくも、俺様をひっかけてくれたなぁ?」


かすかにだが聞こえてくる。


男は怒っているようだ。


「え……っと…ひっかけて…いま…せんよ」


すこし目に涙をうかべながら、俺を倒した女の子が抗議をしていた。


「ふざけんなっ!俺様が階段をのぼってくるのがわかって水を撒いたんだろっ!?」

「しっ………知りませんよ」


ん~…やばいな俺だわ水まいたの、水の音で上がってくる人を認識しようと思ったんだけど。


「俺様が水で転んだときに魔術で俺様のことを攻撃しやがって!」


そんな風に水が活躍するなんては思いもよらなかったな。ということは、あの男は一回校庭に出てきてまた屋上に上っていったのか。


「前の人みたく寝ていると思いました」


おどおどしながら女の子は答える。


「水の上で寝ているやつがどこにいるんだよっ!」

「おねしょかと思いまして……」

「ありえねぇよ!どんだけ豪快なんだよ!階段全部が濡れてたんだぞ!」


すると、男は女の子の襟をつかみながら屋上の柵の外に出した。


あの場合どうなるんだ?


学校内では魔術のダメージがある程度までいけば校庭ににワープされるけど学校の屋上から落として、校庭にだったらどうなるんだ?ワープできる魔術はどこまでが範囲なんだ?


しかも、落ちるという物理的ダメージはどうなるんだ?カウントされるのか?



………死んだら俺のせい?



∇▲∇▲∇



影が3つ


「近づくなっ!この化け物!」


小学校の2年生の教室、先生が泣いている生徒を抱えながら、抱えている生徒と同じくらいの背の男の子に言った。


「先生も……化け物っていうんだ…」


教室は火の海とかしていた。


「もう、こんなところ……消してやる…」



∇▲∇▲∇



俺は気づいたら屋上へと向かっていた。


走る、走る、走る、走る、走る、走る。


途中て実神先生に止められたか、実神先生の手を振りほどいて屋上へと向かった。


階段をのぼる、階段には水が撒かれていて寒いのに、ここまで全力で走ってきたから寒くないむしろ暑い。


しかしその寒さが俺の脳を冷静にした。


屋上に行ってどうする?


男を倒す?無理だ。


なにも言わなければ疑われないかもしれない。


逃げたい。


でも、体が屋上へと向かっていく。


ここで逃げたら最悪な男だ。


でも………


考えがまとまらない間に屋上へときてしまった。


目の前にある扉を開けば…


どうしよう


「た…すけ………て」


扉の奥からかすかに聞こえる声、今助けられるのは俺だけしかいない


―――進め


俺は扉を開く


「お、お、お、おおおま、まえ女ののこっ…子からてをはなせせ、せ」


みっともない、でも戦ってる…


「なんだ、お前?」


男は怒りに満ちた目で俺を見てくる。


女の子は、怖さで気絶している。


「お前は誰だって聞いてんだよっ!」


口が動かない、怖い、恐い、逃げたい


―――逃げるな


「ちっ…なにも答えねぇならいいや…炎玉」


男が俺に指をさしながら言うと、指先に直径15cmの炎でできた玉ができた。


「気絶でもしてな」


玉が飛んでくる。


腹に直撃、血を吐く。


「もう一発!」


玉が飛んでくる。


顔面に直撃、倒れこむ。


死にたくない、逃げたい


―――逃げるな


「おとなしくなったか、それじゃあ最後にこの女を落とすか」


やめろ、やめろ、やめろ、やめろ、やめろ


どうする、どうする、どうする、どうする?


―――戦え


「死ね」


男が手を離す。


女の子が柵から外に放り出される。


一瞬、目が合った、絶望の目


死んだ、死んだ、殺した、俺が殺した、


いままで頭の中で聞こえていた声が叫び声のように俺の頭の中に響いた。


―――殺せ

自己紹介してませんでした!

カラミと申します。

ノートとかには、いろいろ小説書いてるんですけどネットに出すのは、初めてです。


実神先生の魔術授業1

えーと、魔術についての授業だ~

魔術には炎、水、風、土、雷、光、闇の7種類の属性があるんだぞ~

使い方は最初に属性を言った後、その後にその属性にしてもらいたいやなってもらいたいものを言うんだぞ~

属性にも出来ることと出来ないことがあるから注意するんだぞ~

風飛:風の属性を使って飛びたいと願う

水棒:水の属性を使って棒を作りたいと願う

エア・ボードはバランスをとりやすい設計になってるため、風飛は自分自身に使うよりエア・ボードに使った方が飛びやすいんだぞ~

これで終わり!

ビリっけつの陰みたくはなるなよ~

ご意見、感想、誤字、脱字の指摘なんでもお願いします!

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