第1話Magic University(魔術高校)
初投稿なんで見苦しいところがあると思いますが
こんな小説を読んでくださってありがとうございます!
俺が小さかった時。
ただ力が欲しかった。
ただそれだけなのに、それだけだったのに。
「俺はお前と契約する」
俺は悪魔と契約をしてしまった。
∇▲∇▲∇
「また朝が来てしまった。」
けたましく鳴っている目覚まし時計を止めて、俺は欠伸をしながら、三階の窓から見える少し寂しげな景色をみて毎朝言ってるであろう台詞をくちにする。
季節は秋、ベッドからでると寒い風が体を殴ってくる。俺は体をさすりながら、台所に向かい軽い朝食を作り始める。
もう、何度も繰り返している朝だ。
あぁ、そういや言ってなかったな俺の名前は如月陰そして、この住んでいる場所は俺の通っている千羽高校の寮だ。
俺は朝食を食べたあと千羽高校の制服に着替える、少し尖ったクローバーのなかにSとかかれている金色の校章が胸にある黒色のブレザーに赤いネクタイそして、黒色のズボンと、まぁ普通の制服だ。
制服に着替え終わると、リュックに腕を通して時計を見る。
8:25
目をこすってもう一度時計を確認する。
8:25
「………うわあああああぁぁぁぁっっ!!!」
やばい、のんびりし過ぎた。
俺は寮の隅にあったサーフボードをひとまわり小さくして足を置けるくぼみがあるエア・ボードをとり、窓を開いて窓を飛び越えた。
落ちながらエア・ボードに足を置く。
「やっぱ外は寒いなえーと、風飛」
地面とエア・ボードの間が30センチぐらいで止まり、下にあった枯れ葉をまきあげ、そのまま千羽高校の昇降口へと向かった。
え?なにかおかしいって?なんもおかしくないさだってここは、魔術都市なんだから。
魔術が広がった理由は色々とあるが、一番有力なのは自分自身で魔力を生成できるオリジナルの魔術師がいてそいつが魔力を石に込めて魔石をつくった。んで、その魔石を持っていれば魔力を生成できない一般人でも魔術がつかえるというわけ。
おっと、もう少しで教室だ、俺はエア・ボードから飛んで降り、走って教室の扉の前にきた。
「すいませーん、遅れま―――」
「土石、何回も遅れるな!」
俺が扉を開いた瞬間に荒田実神先生から、土の魔術で俺の頭に尖った小さい石が刺さった。
「いってええええええええええぇぇぇ!!」
俺が叫び声をあげたのに、実神先生、クラスメイトはなにも無かったようにHRの続きを始める。
これも、いつものことだ…うん、悲しいよ。
俺はひとつため息をしたあとに窓側の後ろから二番目の席へといき、座る。
「イン、お前また遅刻かよ~」
後ろの席から声をかけられ、振り向くと眩しい金髪を目にかからないようにピンでとめていてへらへらと笑っている花道秀がいた。
「うるせぇな、したくて遅刻してる訳じゃねえんだよ」
頭をさすりながら、俺は秀を睨む
「んじゃ、インは魔術が下手だから遅刻してるんだ」
秀は睨まれてもへらへら笑いながら言った。
「たしかに、俺は魔術が下手だが…って秀!お前が俺より少し魔術が上手いからって!」
「少しじゃねえだろ?」
秀はニヤリと唇の右はじを上げた。
「うっ………」
「陰くんは魔術が下手だよ、でも秀くんのことは気にしな~い」
「フォローになってないぞ望美?」
前から首を後ろに傾けて茶色の大きな瞳が俺の目を見る。瞳と同じ色のポニーテールにしている茶色の髪が俺の机にたれている。こいつは、清流望美
「うん、フォローするつもりはないもん」
体勢を立て直し、俺の方を見ながら言った。
「はぁ~…悪かったね魔術が下手で」
望美と秀はこの千羽高校の中でも、群を抜いて魔術がうまい、でも頭の良さは………あいつらのほうが頭がいい、しかも容姿は美男子に美少女、俺は……ま、いっか
「これでHRを終わりにする」
実神先生の言葉に続いて学級委員長に促されながら礼をする。
いつもの高校生活。
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