表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

プロローグ~授業前~

そんないつものやり取りを胡桃としていると俺達は学園の校門に着いた


胡桃「9時10分、まぁこれなら大丈夫だね」


学園が始まるのは9時20分まだ10分余裕があるので胡桃の言う通り遅刻はしなそうだ


俺達の通うこの学園は神丘学園という


神丘学園は別に丘にあるから名付けられた訳じゃない


俺達が住む街、神丘市にある唯一の学園なので神丘学園


まぁ普通の名前だな


神丘学園は教室がある3階建ての新校舎と色々な教室や部室などがある3階建ての旧校舎があり、グラウンド、プール、体育館などがある普通の学園だ


俺達は2年生なので教室は新校舎の2階、上から順番に1年生、2年生、3年生となっている


まぁ学年が上がる事に楽が出来るシステムだ


?「おっ!?今日も夫婦仲良く登校ですか?お熱いですね~」


俺達が自分達の教室の扉を開けるといつも通り雄二が近づいてきて冷やかしの言葉を投げかけてきた


胡桃「うっ、うるさい!」


胡桃が走ってチョップを食らわそうとするが雄二はそれをヒラリと避けて俺に近づいてくる


こいつは神尾雄二


まぁ一言で言うならバカだ


バカ「おい空、何か俺を超ウルトラバカとか思ってないか?」


空「いや、今日もバカだな~って思っただけだ」


バカ「思ってんじゃねぇか!」


空「まぁ雄二がバカなのは今さらだろ?みんなもそう思ってるぞ」


雄二「俺、みんなにバカだって思われてたの!?」


空「バカの中のバカ、キング オブ バカだろ?」


雄二「俺って王様だったの!?」


そんなやり取りをしていると避けられてキレた胡桃が雄二の腹にパンチを食らわした


空「おぉ、正確に鳩尾にヒットしたな」


雄二はそのまま倒れてぴくぴくと痙攣して動かなくなった


胡桃「バカには制裁!!!」


まぁ今のは胡桃をからかった雄二が悪いな


それにしても避けると胡桃が怒って威力が増すのにそれでも避ける雄二はやっぱりバカなんだろう


?「おーすっ!おすおす!」


そんな倒れた雄二を踏み付けながらもう一人のバカがあいさつしながらやってくる


バカ2「あ~空ちん、今あたしの事もバカだと思ったでしょ?ひどいな~悲しいな~しょげちゃうぞ!」


空「いや、朝からハイテンションなバカについていけないな~って思っただけだ」


バカ2「ヒドス!胡桃ち~ん、空ちんがバカにするよ~」


胡桃「全く、なんでりんは朝からそんなにハイテンションなのよ」


りん「ハイテンションなのはいい事だ!毎日がエブリデイなのだ~」


空「毎日はエブリデイだろ」


このハイテンション娘は神尾りん


名字で分かる人もいると思うが雄二とは双子だ


顔は全くといっていいほど似てないがバカな点は似ているのはやっぱり遺伝なんだろう


そんな事をしみじみと考えていると急に背後から名前を呼ばれて俺はビックリした


?「おい、もう授業始まるぞ!」


空「優子先生!いたんですか!?」


優子「いたとは失礼な奴だな」


この人は俺達の担任の立花優子先生


立花優子という名前に似合わず男っぽい性格で大雑把な人だ


優子「おい空、何か失礼な事考えなかったか?」


空「いっ、いえ!何にも考えてません!!!」


優子先生には下手な事は口が裂けても言えない


何故なら優子先生は空手道場の先生もしていて初段を持っているらしい


なのでその優子先生に鉄拳制裁された日には多分半日は寝たきりになるだろう


というか実際、雄二が優子先生に変な事を聞いて半日寝ていたという事実がある


ちなみに胡桃も優子先生の道場に通っている


優子「まぁいいや、早く席につけよ」


空 胡桃 りん「はーい」


俺は優子先生の大雑把な性格に助けられ自分の席に座った


……


………


…………


あれ?何か忘れてるっけ?


雄二「先生まで踏み付けないで下さ~い」


忘れさられた雄二は泣きながらまだ床に寝そべっていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ