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ディブロスの圧倒的な力

攻撃を悉ことごとく防がれたディブロスの巨大な体がゆっくりと動き出し巨大な咆哮を天に上がげる。


リアはその勢いに吹き飛ばされる。

「雄叫びだけでこれなの?」


広間の空気がさらに重く張り詰めた。


リアとクルスは、視覚と意識を共有しながらも、その圧倒的な威圧感に心が揺れるのを感じていた。


「リア、気を引き締めていこう。あの龍の攻撃はどれも強力だ。」クルスが焦る気持ちを抑えながら言葉をかける。


リアは剣を握りしめ、呼吸を整えた。「クルス、私は貴方と繋がっている。大丈夫。絶対に負けない!」


その瞬間、ディブロスの口元が再び開き、闇の波動が広がり始めた。空気が震える中、その波動は広間全体を呑み込みそうなほど大きく膨れ上がり、次の瞬間、激しい闇のエネルギーが一気に放出された。


「来るぞ、リア!」クルスが叫ぶ。


リアは咄嗟に剣を構え、闇の波動に立ち向かうための防御魔法を発動しようとしたが、その圧力は並大抵のものではなかった。彼女の結界が幾重にも広がっていくが、その強烈な闇のエネルギーは次第に防御を押し破ろうとする。


「このままじゃ耐えきれない……!」リアが苦しげに言葉を漏らす。


クルスは焦りながらも、魔法翻訳アプリでさらなる強力な防御手段を探し始めた。しかし、どの防御魔法もこのSSランクの暗黒龍の前では足りないと感じ、彼は改めてその脅威に直面した。


「リア、少しでも闇の力を削れるような攻撃を探してみる!」クルスは再び魔法翻訳アプリを操作し、ディブロスの弱点を探し始めた。検索に”ディブロス 弱点”と入れる。


そして、彼の目に映った魔法があった。


「リア、これだ……『精霊武装』。エルフの力で大地の精霊の力を纏い、君をパワーアップさせる魔法だ。十詠唱だが、二詠唱に短縮できる方法がある」


リアは力強く頷き、すぐに精霊武装の詠唱を始めた。「それはエルフに伝わる伝説の魔法。私に使えるのかしら…でもやってみる!大地の精霊よ、我が身に宿り、暗黒を払う力を授けよ――精霊武装!」


リアの体に柔らかな緑色の光が宿り、大地の精霊の力が彼女に注ぎ込まれた。


エルフとしての彼女の力がさらに引き出され、まるで自然そのものが彼女を包み込んでいるような感覚に満たされる。ディブロスの放つ圧力に負けず、リアは一歩前に進み、精霊の加護を感じながら剣を振り上げた。


「これなら、いける……!」リアは自信を取り戻し、再びディブロスに向かっていく。


精霊武装によって強化されたリアの攻撃は、ディブロスの鱗をかすかに傷つけ、その巨体が一瞬たじろいだ。しかし、ディブロスも負けじと再び闇のエネルギーを全身に集め、さらに強大な攻撃を繰り出そうとしている。


「クルス、ディブロスが本気を出してくるわ!」


クルスはその緊迫した状況に息を呑みながらも、スマホの画面を必死に見つめ、新たな魔法を探し出した。


「他にも使えそうなものはないか………あった!」


「リア、次は伝説のエルフの武器を召喚する『精霊の剣』だ。これで君の攻撃力がさらに上がるはず!」


リアは再び詠唱に入った。全身の魔力を込め、精霊の剣を呼び出すための力を集中させる。


「精霊たちよ、我が力に応え、伝説の剣を現せ――精霊の剣!」


リアの手に眩い光を放つ剣が現れ、周囲の空気が震えた。その輝きはまるで神々しいまでの美しさで、ディブロスもその剣に目を向け、鋭い視線を向ける。


リアはその剣を構え、次の一撃を準備する。「ディブロス!この剣で切り裂いてみせる!」

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