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RYANGA--リャンガ  作者: 錬寧想
第一章:リャンガとして
7/33

第四.五話《続》リポムファンカース前

7回目の投稿になります。

五話目が長くなってしまい分けたため短くなっております。


一瞬でも楽しんで頂けると幸いです。

どうかよろしくお願い致します。



 なにがなんやら状況を理解できずにいたカウリは丸柱に背を付けたまま、きょとんとした表情で二人の方を見ていた…………



 カウリがいたのは、ミハリとの待ち合わせ場所だった【リポムファンカース】という大型デパートの前。


 少し前にミハリも到着していたのだがちょっとだけリポムファンカースに寄らせてほしいと彼女にお願いされたため、カウリはそれを(こころよ)了承(りょうしょう)しその間リンロと通話をして待っていたところだった───


 

 カウリと目が合い気まずくなったスレチサが、一旦(いったん)ソモの方へと目を向ける。


 ソモを見たスレチサの身体に、鳥になってしまうんじゃないかというほどの鳥肌が立つ。


 なんとおそろしいことにソモは言い逃れ不可避(ふかひ)のこの状況で「どうしたんですか?」と言わんとばかりのきょとん顔をし、カウリのきょとん顔に応戦(おうせん)していたのだ。


 ソモが口を開く。


 「どうしたんですか?」


 (言ったあぁぁぁ~~~っ!!! それはお前のセリフじゃねえぇぇぇ~~~っ!!)


 いてもたってもいられなかったスレチサは、すぐさまソモの頭を鷲掴(わしづか)みにし自身と共に土下座をさせカウリに謝罪した。


 「急に指を指して大声で言い掛かってしまい(ソモが)、本当にすいませんでしたっ!!」


 続けてそのまま土下座をした状態でスレチサが、ソモの方を向き叫ぶ。


 「オマエヤバァァーーーッ!! ハズぅぅーーーッ!!」



 今まで共に過ごしてきた11年間の中で初めて目にするスレチサの表情・気迫・声量に驚愕(きょうがく)したソモは、まるで口の中に手洗いの達人がいるのかと思わせるほどの泡を吹き気絶した…………


 (大声にビックリしただけなのに何故この人たちは謝ってくれるのだろうか)と疑念(ぎねん)(いだ)きつつ、二人の様子を見ていてなんだか申し訳ない気持ちになったカウリはとりあえず流れに合わせようと二人に許し込めて優しく微笑(ほほえ)み一礼した。


 するとカウリの許しを感じ取ってか、スレチサの表情が少し(やわ)らいだ。


 スレチサはここぞとばかりに申し訳なさそうにしながらも立ち上がり、再度カウリに謝り頭を下げた。



 ズズズズズズズ



 気絶したソモを引きずりながら、スレチサがその場を去っていく。


 そんな二人の後ろ姿を心配そうにカウリが見守っていると、不意(ふい)に彼の目の上に暗い影が落ちた。


 「?」


 カウリがその影に気付くと、視線を変える間もなくして影を落としていたものがカウリの目飛び込んできた。


 バッ!!


 「!!」


 大きく目を見開いたカウリ。



 それは【棒付きキャンディーを咥えた小さな少女と少女を抱き抱える祖父(そふ)らしき人物二人の上半身】だった──────




 



この度は、貴重なお時間を頂き本当にありがとうございました。  

また続き読んでやってもいいぞ・今後楽しめそうだと感じられましたら、ブックマークや広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして頂けると至極幸いです。


皆様の応援を頂けますととてもモチベーションとなりますっ。これからより多くの読者様に届いて一瞬でも楽しんで頂きたいので是非お力添えの程よろしくお願い致しますっ!!


 

次回は、『第五話:トゥーチョの気合い・注入っ!!』です。よろしくお願い致します。

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