童話風 桃太郎の木
オジサンとお姉さんは〇〇ではありません。
昔々ある所に平屋の木造建築90㎡に住む、オジサンとお姉さんが居ました。
オジサンは裏山を所有する30代の男性、お姉さんは自称20代後半の女性と言う噂です。
オジサンとお姉さんの起床時間は朝の6時30分、遅くもなく早くもない丁度いい時間に目覚めたお姉さんは朝食に使う食材の準備を、オジサンは米を研ぎ竈の準備を。
朝食を済ませたオジサンは裏山から伐採してきた木を薪にする為の加工をするか、と予定を組み立て。お姉さんは庭に井戸があるけど水汲みが面倒なので近くの川に洗濯をしに行く予定を組み立てました。川で洗濯物を洗う予定をしていたお姉さんは川上から流れて来る不思議な形をした大きな物体を見て唖然。(*°ω°*)ふぁっ!
目前に迫るうす赤い色の不思議な物に怖くなったお姉さんは庭で薪作りをしているオジサンを呼びに行きました。庭で薪作りをするオジサンの元に慌てた様子のお姉さんが駆け寄り川から何かよく分からないうす赤い色の不思議な大きな何が流れて来た、とオジサンに説明しました。(((*・ω・*)))
ε≡≡ヘ(* ´Д`)ノ
お姉さんの説明ではよく分からなかったオジサンは川に様子を見に行く為に、オジサンは剣鉈を持って行くか斧を持って行くかを悩み、斧をお姉さんは鋤を何故か担ぎ川に行く事にしました。
乀(*>_<*)ノ (¯―¯٥)?
川に到着したオジサンとお姉さんは、オジサンのお手製桟橋に引っかかっている不思議な形をした大きな物体に恐る恐る近づくと凄く甘い香りがしました。
甘い香りのする物体を川から持ち上げようとオジサンが掴んた瞬間… つるん! オジサンの手が滑り川に落ちてしまいました、川に落ちた物体をオジサンは再びを掴もうとしますが… つるん! つるん! 掴めません、少しイラッとしたオジサンはお姉さんが持っていた鋤を甘い香りのする物体に振りおろし… ザクッ! 川から引き上げました。
おら!(# ゜Д゜)ノシ ざくっ!
オジサンが鋤で強引に甘い香りのする物体を引き上げた為、辺りには更に甘い香りが…ジュるり 余りにも美味しそうな甘そうな香りにオジサンもお姉さんもヨダレを垂らしてしまいました。
(°﹃°)じゅるり(*°﹃°*)
本来なら得体のしれない、食べ物かも分からない物など食べようとはしないオジサンですが、お姉さんの今にも食らいつきそうな雰囲気に押され安全性の為に味見をする事に。先ずは鋤に付いた汁を指先で掬い舐める事にしたオジサン ぺろり うまぁ〜あまぁ〜 オジサンのうまぁ〜の時点でお姉さんは先ほどまで鋤の刺さっていた場所に指先…ではなく手をつ込み…ぺろり…うまぁ〜何これ?ぺろりうまぁ〜ぺろりうまぁ〜 状態に。
( ゜д゜)うまぁ〜Σ(°ω°*)
先ほどまでオジサンの目の前ではしたない事をしでかしたお姉さんの顔は少し赤いが目線はうまぁあまぁな物体に釘付け、一方でオジサンは取り敢えず食える、と言う凄く簡素な答えが出ていました。
取り敢えずと言うか食べる事が決定している二人の前に少し問題が発生、コレどうやって食べる?問題。オジサンさんは斧をお姉さんは鋤をつまり切り分ける事が出来ない、と思われましたが二人は既に素手で食うという駄洒落か!と言うツッコミを無視する様に貪り食う二人。
(°~°)むしゃ (*°~°*)むしゃむしゃ
二人が凄く甘くて美味美味な物体を3分の1ほど食べた時、ある異変が起きる…ガツン!…?…?指先がじんじんする二人。
((°д°))じみ いたぁ((*°д°*))
地味に痛い思いをした二人は一旦食べるのをヤメ、先ほど痛い思いをした場所を見ると種の様な物が見え…種があったら食べられる部分が減る、と何故か騙された気分になるオジサンさんと、まだ食べられる所があるから別にいいや、と凄く前向き考えのお姉さん。
取り敢えず種以外の食べられる部分を再び貪るオジサンとお姉さん、沢山あった凄く甘くて美味美味な物体が残り4分の1程になった時、はっ!この種を植えればまた凄く甘くて美味美味が食べられるのでは?、とオジサンの脳内に謎の食天啓が。
Σ(¯∆¯)はっ!
種を植えればまた食べられる?、と浅はかな考えをしたオジサンですが、よくよく考えるとこんな大きな種を植えた事も見た事も無いのに自分達が育てられるのか?、なら専門家に聞いて手伝ってもらえばいいのでは?、という他人任せな結論になりました。
オジサンが凄く甘くて美味美味…面倒くさいので桃(仮名)を知り合いの農家?さんに相談と言う名の丸投げをしようと考えていたその時!?、お姉さんはそういえば洗濯をしに来たのに洗濯して無い!、とようやく気づきました。
う〜ん(¯―¯٥) Σ(*°ω°*)せんたく…
オジサンは残り4分の1あった…?残り5分の1になった桃を知り合い農家さんに見せる為に持って行き、農家丸投げ計画の事をお姉さんに話した結果…別にいいよ?それよりも洗濯しなきゃ、と軽く承諾を得ました。
オジサンは腰紐に斧と鋤を差し桃を知り合いの農家さんに見せに行く事に。お姉さんは忘れていた洗濯を…既に洗濯中でした。
せんたく〜(*°ω°*) ε≡≡鋤( ´Д`)斧
腰紐に斧と鋤を差し素手で桃を運んでいたオジサンは知り合いの農家さんに会いに行く途中数人に二度見されましたが無事たどり着く事が出来ました。
( ゜д゜)エッ!(つд⊂)ゴシゴシ(;゜д゜)エエーッ!!
オジサンは知り合いの農家に突撃訪問をしましたが、どうやら農家さんは留守のようで誰も居ませんでした。オジサンは取り敢えず手頃な桶に桃を入れて、桃の汁でベタベタしている手を近場の井戸で洗いサッパリしたのでそのまま自宅に帰ろうとしました。
が、自宅に帰る途中で桃が入っている桶を持った農家さんに捕まり、桶の中にある桃について説明しろ、と割とガチに説明を求められたので、オジサンは仕方なしに自宅に帰りながら説明しました。
(#・∀・)どゆこと?(¯―¯٥)
取り敢えず桃を拾った経緯を嫌々ながら農家さんに説明オジサン、それをそんな馬鹿な事は有り得ないと疑惑の眼差しで聞く農家さんだが自分が持ち運んでいる桶に現物の桃が有るので否定が出来ない農家さん。
やがて二人はオジサンの自宅に到着、取り敢えずこれからどうする?的な話し合いの結果、取り敢えずまだ残ってる桃食べよう?みたいな流れになり桃を美味しくいただきました。
めでたしめでたし。では終わりませでした。
取り敢えずオジサンとお姉さんは桃の種を農家さんに託す事にしましたが…いやいやそんな無茶振りすんな、と農家さんはやんわりと断わろうとしますが…桃美味しかったよね?また食べたいね?誰か育て方知ってる人いないかなあ〜的な、桃食べたよね?まさか食い逃げしないよね?もう逃がさないよ?、とあれ?これ俺ハメられてね?状態にされ、渋々了承しました。
恐らくこの種はバラ科の種で1度冬を経験させてから春に植えれば育つ可能性が高い、しかしこの種の大きさから考えると相当な大木になるので川の近くに植えた方が良いが、問題は実った時!……とよくわからない事を力説しますが肝心のオジサンとお姉さんはポヤ〜と今日のご飯は何を食べようかな〜と上の空でした。
(︶∀︶) (¯―¯)ごはんなにしよ?(*・ω・*)
農家さんの指示道理に種を植えた結果…め、芽が、出てるー!と喜ぶオジサンお姉さん。そしてこれからが大変だな、と1人考えふける農家さん。日に日に成長する木にそろそろ名前を付けないとな、と農家さんは提案しますが…実が尻の形に似てるから尻の木で良くね?、とオジサンは提案しますがお姉さんと農家さんに、それは倫理的に駄目だろ?、と却下され、じゃあそのしたで腿と名付けようとしましたが、なんか色々とあって最終的には桃に改名されました。
やがて大木になった桃の木には立派な桃が実り、オジサンとお姉さんと農家さんは大喜びでしたが、問題はあんなに小さかった桃の木が今は見上げる程の大木になり沢山の桃を実らせていますが桃の木が高すぎて収穫出来ません、なら落下してくる桃を捕えればいいのでは?、と熟して今にも落ちてきそうな桃の下で準備をしました。
そして始まる第一回桃収穫祭、狙い通り桃がグラグラと揺れ落下…よし今だ!腕を突き出し捉えた!と思った瞬間、グシャブチュリ!桃にめり込む腕、そして飛び散る汁がオジサンと農家さんの目を襲う。
(>_<)あ〜めが〜(>_<) Σ(°ω°*)
予想以上に桃が柔らかかった為オジサンと農家さんに一部被害はありましたがなんとか目的の完熟桃を手に入れる事に成功。このまま試食する予定でしたが流石に完熟桃の汁で服や体がベタベタなままでは不愉快なので一旦完熟桃を地面に降ろし、オジサンと農家さんはお姉さんの誘導で川に洗いに行きました。
オジサンと農家さんが川に入り自身を洗濯していると…何故か川上から、どんぶらこ〜どんぶらこ〜どんぶらこ〜どんぶらこ〜どんぶらこ〜、と大量の桃が流てきました。
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突然の出来事に唖然とする3人でしたが、オジサンとお姉さんは最初に食べた桃も、この様にして流れて来たのでは?、と頭で考え、心の中では…桃ってこうやって増えるんだ?凄えな桃?食べて美味いだけじゃなくて行動力もハンパないな!っと訳の分からない混乱をきたしていました。
(・д・)もも すげぇ〜ぱっねぇ〜(*・д・*)
一方農家さんは押し寄せる桃を回収しよと桃を掴もうとしますが つるん! と川底で足を滑らせてしまい、慌てて起き上がろうとしましたが桃流れ連鎖により上手く立ち上がる事が出来ず、まだ泳ぐには早すぎる三途の川の予行練習をしました。
(´;ω;`)ぅぅぅ
なんやかんやと色々あった第一回桃収穫祭は最終的に桃は一個だけ残り、3人で仲良く美味しくいただきました。
(°~°)むしゃ (*°~°*)むしゃむしゃ(°~°)
あれから約一年後…再び立派に育った桃を収穫するべく桃の木の下でスタンバイするオジサンと農家さん…そして何故か不在のお姉さん。
実はお姉さんは出産間近の身重のため今回の収穫には不参加になりましたが、一年に一度しか味わえない桃を忘れらず…必ず桃を持ち帰って来てね?、と言ってる意味分かるよね?、と持って帰らずにその場で先に食べたらどうなるか分かってるよね?、と半ば脅し…切なる願いに釘を…心を打たれたので、二人は何が何でも桃を持ち帰らねばいけませんでした。
(¯―¯٥)がんばるかぁ(¯―¯)
そして繰り返される悲劇…グシャブチュリ!やはり桃にめり込む腕、そして又も飛び散る汁の洗礼を受けるオジサンと農家さん
(>_<)またか〜(>_<)
そして時は立ち…第3回桃収穫祭、今年も沢山の桃が実り、オジサン お姉さん 農家さん 赤子さんは嬉しそうでした。
めでたし めでたし
おしまい。
始まりは1つの桃だった…
神様『あっ!桃が外界に落ち〜!!?……ま、まぁ一個だし大丈夫だよね?』
桃がパッカ~ン
桃?『オギャー!オギャー!』
婆様『あんれまぁ〜めんこい子でねぇか』
爺様『ほう?』
犬『わんわん!ワンワン!椀椀椀!』
猿『俺様の名は…!』
桃?『チェンジで』
猿『うきゃ?』
雉『ケーン!』
緑鬼『我ら!』
黄鬼『3人!』
赤鬼『揃って!』
『『『信号鬼!!!』』』
桃?『チェンジで』
インタビュー『なるほど、あの時のアレはそういうコトだったんですね!…。それで桃?さんのお産まれは桃からとお聞きしてますが?』
桃?『ええ、確かに桃から生まれたんですがね…実は……です』
インタビュー『えっ?。ちょっと言ってる意味が分からない??』
桃?『チェンジで』
神様『まさか!。お前はあの時の…桃?』
桃?『よう親父、会いたかったぜ?』
そして実家に帰ってきた桃〇〇の復讐が今始まる。
【生みの親を探すついでに鬼退治して爺様と婆様に孝行したけど俺は俺を捨てた親を許さねえ許しちゃおけねえだから俺は旅に出るぜ?復讐のな!だからいい子にしてるんだぜ?犬 猿 雉。あばよ地上界、そしてここが俺の本当の故郷か…だが今は干渉に浸ってる場合いじゃねえ!待っていろよ親父…俺はあの時にお前が言った…『ま、まぁ一個だし大丈夫だよね?』を忘れてはいないぜ?】(偽タイトル)
は書きません。
桃?『チェンジは?』
しません。