覚醒したゴールド「覚醒勇者」そのものたちが繰り広げるばとる。
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この世界には、ある秘宝が存在する。伝説の竜の蹄
青い竜珠
1000年も前、ある一人の魔王が竜珠を見つけ出し、竜珠そのものを体内に取り込んだことがあった。結果、異次元の強さを得た。限界。種族問わず、生物には必ず己の限界が存在する。その力の極致にたどり着くということである。だが魔王は、竜珠を取り込み、いとも簡単にその壁を破ってみせた。何回も何回も己の限界、壁を破壊してみせた。誰も行き着かなかった世界。そこに彼は到達してしまった。だが、強すぎる力は時として、己自身を滅ぼす。未知の世界、誰も体感したことがない世界。結果その魔王は、自身の力を制御できなくなり、暴走を始めた。誰にも止められない。魔界のみならず、人間界を影響を及ぼし始めた頃。ある一人の勇者が、魔王を討った。
魔王の暴走から人々を救ったのは、一人の勇者だった。後にその勇者は、進化の勇者と呼ばれ、人類文明の歴史に深くその名を刻んだ。
青い竜珠はその後封印された。悪の魔王もそれと同時に世界の発端にて封印されたといい伝えられている。
そして現在。人間界。説明すると、この世は4大勢力で成り立っている。まず、人間界、魔界、そして、その他二つの勢力。人間は、南西の地にて暮らしている。人間は今まで魔人によってその他を追われてきた。だが、星の核の歪みにより生じたとされる、地球を一周する溝、。
最深溝「 デスノール 」
それにより、人間たちは、小さな領土の確保が可能になった。大きな領地を持つ魔人だが、デスノール出現により、領土が、星の3分の2に減った。そして、残りの3分の1を人間が占拠した。
星の赤道を基準とする。南極点の一歩手前の位置から、赤道をまたいで北極点までつながる大陸が魔大陸、暗黒大陸とも呼ばれる。その他、小さな島や、3つの大陸も含む。そして、海域全てを含んだ表面積は、星の約3分の2にあたる。そしてデスノールを挟み、人間界というわけである。
人間界、魔人が支配していた時代より、この地に生息する、超獣。もともと現在、人間界である場所は、魔人が人間を対象に植民地としていた場所である。つまり、魔の生物である。そのため、人間界の生物とは別の枠組みに入っている。生物という分類では同じだが、分類郡名、動物そして超獣。超獣は動物の進化系。上位種といっても過言ではない。実際の動物の上位種とされ分類される。超獣はいわば、動物と分類されるものの、原生種である、そこから派生したのが動物である。いわば、超獣の亜種でしかない。
人間界とは、人間が社会を領域のことを指す。人間個人個人が、人との繋がりを持ち、助け合っている。人は、創造神が創作し、「私にかたどり、私に似せて人を作ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣。地を這うものすべてを人間に支配させよう。」そして、神の意志にそい、原初の人間が誕生した。最初の人間。その人間を主軸に、人類の文明が始まった。人間の世界が繁栄して、数百年後。時空が歪みある異常種が誕生した。
その個体は誕生したから間も無く、人類に大きな影響を与えていく。異常個体は、人間ならざる力を所有し、人間の域を超えた、力を人々に与えていった。その者達は、みな異常個体の配下となり、忠誠を誓った。そうして月日は経ち、いつしかその者達は、魔人と呼ばれるようになった。異常個体から派生していった者たちは、原種の魔人「異常個体」には及ばぬものの、人間を超越した力持ち、人間たちと争うようになった。
人間たちもまた進化した。「覚醒」である。人間たちは、己の定める限界を超えるかで、著しいパワーアップをしていった。だが、これは誰でも覚醒できるわけではない。覚醒できるのはその素質を持ったごく一部の者たちだけである。原石を持たなければ、磨いても光ることはない。また 、覚醒以外に力を得る方法もある。瀕死の状態から、復活するという方法だ。これは少し過酷である。自分自身を死ぬ寸前まで痛めつけ、復活すると時たまに体の機能が爆発的にあがることがある。これは魔人化効果と似ているが、魔人のように簡単に手に入れられる力ではないし、理性や記憶を失う心配も少ない。ただ単に自分との戦いなのである。
魔人も進化を遂げる個体が現れていた。体や容姿を変形させ、自由に体を操ら柔軟性抜群の魔人や、魔人固有能力を持つもの。そういった魔人は上位魔人と呼ばれる。推測されていることだが、おそらく1000以上前に誕生したと言われる以上個体しか、人を魔人にすることはできない。また、この世界には悪魔がいる。悪魔は魔人並みの力を持ち魔界というのは、主にこの二種族が取り仕切っている。異常種。
覚醒、人間は時に覚醒することで、上位魔人を優に超える力を発揮する時がある。それは本当に希なことだが、人間の潜在能力は、魔人化などでは全て引き出されることはない。自身の努力の積み重ねが、飛躍的な進化につながる。力と向き合うことで、人間はその力を、真価を発揮することがある。
原初の人間、原種の魔人「異常個体」原初の人間は、覚醒の世界、「魂の世界」を具現化させた時代の先導者である。原種の魔人は自分が勝てる相手ではないと判断した。魔人たちの根源であり、魔界の統一者だった。