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申し訳無いのですが、時間の都合上今回文字数が少なめです。

 次の日の朝。昨日、深夜になるぐらいまで俺は瞑想について調べていたので、今日起きるのに苦労するかもしれないと覚悟していたのだが、不思議と爽やかな朝を迎えられた。

 昨日は途中から、訓練所ではなく自室で瞑想を行った。10時に部屋へ戻されたのだ。瞑想の途中では、周りの音と景色が見えなくなる。だから、昨日も俺を迎えに来てくれたルイザさんはかなり苦労したそうだ。何でも、寝ていると思って耳元で呼び掛け続けていたらしい。ルイザさんへの申し訳無い気持ちが募っていく…

 まあ、それだけやったお陰で瞑想の効果について、詳しく、いくつか割り出せた。まだわからない点はあるが、今のところはこの三つの効果が解っている。

 一つ目は、MPが増えることとその条件だ。条件は、恐らく自分の最大MP×4分の3分続けて瞑想をすることでMPが一つ増える。それで分析中にMPが4増え、54になった。まあ、レベルアップすると、HPとMPはレベル分倍に増えるらしいから、瞑想で上昇したMPも倍にならない限り、圧倒的に効率は悪い。

 ステータスを見ると常時MPの横に(+6)と付いていることから、残念ながら追加されたMPもレベルアップで倍になることはないだろう。

 二つ目は、タイマー機能のようなものが付いていることだ。これは、今回の検証の前から分かっていた。効果は、例えば20分間瞑想をしたいと思って瞑想をすると、キッチリ20分間瞑想が出来る。それだけだが、まあまあ便利だ。

 三つ目は、瞑想をしている時は、触覚以外の五感が全て機能しなくなるということだ。これはメリットなのかデメリットなのか判断が付けがたいが…集中し易くなるという点ではメリットなのだろう。

 この瞑想の効果を見つけたのは、ルイザさんのお陰だ。二日目の夜に訓練所で瞑想をしていた時のことなのだが、最初にルイザさんが瞑想の途中に肩を揺らして来たときは驚いた。

 こんな感じで瞑想はとても優秀なスキルということが分かった。検証中に瞑想のレベルが上がり、レベル2になったのでこれからの瞑想には期待している。


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 訓練二日目、前回の訓練では魔法チームの半数以上が魔力を操作出来るようになった。とはいえ、まだ操作が出来ない生徒も少なからずいるので、今日の訓練では魔法を使う練習をする班と魔力を操作出来るようにする班に別れるようだ。


「魔力をグィーッとする班は昨日と同じようにコネコネしてください。では、魔法の練習をする班は周りの人と十分に距離を取って下さい。広がったら、魔法の使い方を説明します」


 そうエリーさんに言われたので、周りと距離を取る。大体5メートルごとに一人の感覚だ。


「はい、大丈夫です。それでは魔法の使い方を説明するので、聞き終わったら試してみましょう。まず魔力をグィーッとして、身体の外に出して下さい。出すのはどこでもいいですが、最初は手がオススメです。…出せたら、身体の中から出したい魔法をイメージして、魔力をそれに変えたいなーと祈って下さい。そしたら出来ます。頑張ってください」


 相変わらず分かりにくい説明だが、やっていく。まず、魔力を操作して、身体の外側に魔力を出す。オススメ通り、手から魔力を出しているのだが、魔力が外に出た途端に散乱してしまい、消えてしまうので維持が出来ない。

 …暫く続けていると、散乱せずに維持出来るようになった。……〔《魔力操作》のレベルが上がりました。〕魔力操作のレベルも上がったようだ。次は、魔力を変化させよう。

 俺は今回水魔法を試そうと思っている。理由は特にない。強いていうなら危険性が少ないという理由もあるっちゃある。

 …水をイメージする。雨の中、葉に着いた水玉。蛇口から流れ出た水道水。波の荒れた海。それを魔法に変えたいと念じる。

 …すると、魔力は忽ち水に変わっていった。だが、手の中に制御はまだ出来ないようでどんどん流れ出ている。このままでは勿体ないと感じ、手の中に水を維持しようと、魔力を操作しようとする。しかし、なかなか上手く行かない。しばらく悪戦苦闘していると…意識が途切た。


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