孤求
さびしい
無性に
なんだか、さびしい
誰かと話していても
”何かが違う”と
苦しくなってしまう
いきが、うまくできない
誰かに傍にいてほしい
でも、その”誰か”は誰でもいいわけじゃなくて
具体的にいるわけでもなくて
結局
僕は一人きりで
くうきが、ほしい
何かしたい
何か
話したい
傍に
願望ばかりが喉に詰まる
気道を塞ぐ
らくになりたいな
僕が求めているのは誰?
求めているのは何?
この寂しさを
苦しさを
哀を
埋めてくれる
消し飛ばしてくれる
息をさせて、くれる
くるしいよ
たすけて
早く、早く
酸素をください
誰か、誰か
誰か
この寂しさの沼から
寂しさしか周りにない
空気のないここから
引き上げて
出して
出して