正義の為には悪が要る。
どうも、ファイルに保存してあったやつです
続きが書ける気がしなく一回きりのものにしやした。
「助けてくれてありがとう、お兄さん..!!
ねえ、お兄さんは一体誰?」
「そうだな...正義のヒーロー、とでも名乗っておこうかな、少し照れくさいけど..。」
「そっか!!じゃあ、僕がピンチになった時、また助けに来てくれる?」
「いや、少年、次は無い。」
「な、何で!?」
「君は、もう、強いから_______..ね。」
「いやあ、格好いい事言うねーwwww」
珈琲の薫りが漂う中、からかわれる俺は孤独だ。
「美森さん、ヒロ君困ってるからやめてあげて。」
くすくすと笑って、俺の前にコトリと良い薫りのする珈琲が置かれる。
「如月は真面目過ぎんだよ..ったく。」
にやにやしながら、珈琲を一口。
「美森さんは悪過ぎです...」
俺は溜息を吐く。
因みに俺は、白神ヒロ。
所謂正義のヒーローだ。
「それにしても、毎回毎回やられる悪者も可哀想だよな-...」
俺がもう一度溜息を吐いたときに、
美森さんはギョッとした眼で此方を見ていた。
「お前、もしかしてあいつと_____...」
「は? あいつって誰ですか」
俺は怪訝そうに窺う。
「ああ、いや、知らないなら別にいい。」
珈琲を一口。
何か可笑しい、てかあいつって?
清ちゃんを見ると、にっこり笑って首を傾げる。
彼女は僕の片思いの相手、如月清、18歳、美人で可愛くて優しくて面白くて明るいのに、
な、ぜ、か、所長、美森仁さんの彼女なのだ。
羨ましいが、それと同時に意味が分からない。
こんな適当な人のどこが________
「おい、仕事だ、ヒロ。」
「___はい!」
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彼は死なない
それはヒーローだからだ
彼は死なない
それはシナリオがあるからだ
彼は死なない
"シナリオ"が有る限り
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