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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ダンスパーティにてギャングに襲われる

作者: TAKUMI
掲載日:2026/02/09

 ある日、男達2人が高層ビル群が建ち並ぶ街を歩いていた。


「俺に彼女なんて出来るわけがない」


「俺は職場で出会った。気が合って付き合えたんだ」


「お前はいいよな。気が合う相手がいるなんてな」


「お前に気が合う相手はいないのか?」


「いない」


 2人は、彼女がいるかいないかの会話をしていた。


 すると、一人の女性が通りかかった。


「お前あの女性をナンパしてこい」


「できないぞ」


 2人が言い合っている間、女性は酒場の方へ入って行った。


「今からあの酒場へ行くぞ」


 男性Bは高層ビルの中にある酒場の方へ向かった。


「ちょっと!待って下さい!」


 慌てて男性Aは男性Bを追いかけて行った。



 酒場に入ると、大勢の人達が飲み会や打ち上げなどで盛り上がっていた。


「凄い人だかりだ」


「めっちゃ人が多い」


「あの女性はどこに行った?」


「人が多すぎてわからない」


「てかお前彼女にバレたら即別れられるぞ」


「この事は内緒にしとくわ」


 2人は、追っていた女性を探そうと酒場の中を探し回っていた。



 一方、女性はその場にいたギャングに絡まれていた。


「お姉さん。ワシと一緒に飲まねえか?」


 ギャングに絡まれると、


「いえ、結構です」


と断った。


「チェッ。折角のチャンスだったってのによ」


 女性は、バーカウンターにある席に座った。


「オーナー。ワイン一本お願い」


「かしこまりました」


 女性がオーナーにワインを頼んだ時、


「ここにいましたか。私のレディ」


「私のレディ?」


 男性Aが隣の席に座り、ようやく声をかけた。


 女性は困惑しながら、男性Aに合わせるように、彼と喋り合った。


「さっきガラの悪い男に絡まれているのを私は見ました。こんな時は私が貴方をお守りします」


「え…えぇ」


『ようやく見つけたけどやっぱり気まずい…』


 心の中ではこのように思っていた。


 ワインを飲みながら男性Aと女性は喋り合っていた。


 一方、男性Bは、別の席で、ワインを飲んでいた。


「あいつ上手くやってるかな?」


そう言って、女性に絡んでいる男性Aを見つめていた。


 男性Aは、女性を連れて、酒場の中を移動し、流れている音楽のリズムに乗って踊っていた。


 女性も男性Aに合わせて踊っていた。


 男性Aと女性はサークルになっているところに入りダンスセッションをした。


「ウェーイ!」


「ウェーイ!」


 酒場ではサークルの真ん中で踊っている人に対して歓声が上がっていた。


 男性Aの出番が来て、サークルの真ん中で踊った。すると、アクロバティックな技を披露し、酒場の中は大盛り上がりだった。


 次に、男性Bがサークルに入ってきて、真ん中で踊り出した。男性Bも色々と技を披露し全員が大盛り上がりだった。


「ウェーイ!」


「ウェーイ!」


 男性Aが女性にサークルで踊ろうと誘う。


「君も来てくれ」


「私は…ちょっと…」


「大丈夫だ。挑戦してみるんだ」


 少し自信はなかったものの、女性もサークルに入る事になった。そして女性もサークルの真ん中で踊り、男性Aや男性Bとは違う滑らかな踊りを披露した。


 最後にターンをした時に周りからは歓声が響き渡った。


「ウォー!」


「すげぇ」


 女性は踊り終わった後、サークルの集まっている所に戻った。


「君もすげぇな。まさか回るような動きをするなんてな」


「まあ、それほどでも」


 女性は少し自信なさげに答えた。


「君もあんな滑らかなダンスをやっていたのか?」


見ていた男性Bも聞いてきた。


「小さい頃以来ね。ところでこちらは?」


「俺の友達さ」


「よろしくお願いします」


「よろしく」


 その後、3人でダンスパーティを楽しんでいた。


その時、


パーンッ!


バキューン!


突然、銃声が鳴った。


当然ながら、盛り上がっていた人達もみんな静かになった。


「なんだ?何が起こっているんだ?」


 その場にいた人達はみんなこのような反応だった。


「一体何が起こっているんだ?」


「わからない」


 男性AとBも同じような反応だった。


パリーン!


 突然、何者かがガラスのコップを割るような音がした。


「今度は何?」


女性もこのような反応だった。


「誰かがコップを割ったんじゃないか」


「俺が割ったんだよ」


すると、ギャングの集団が現れた。


「お前は、さっきこの子に絡んでた…」


「ワシの女に手を出すな」


「何?」


「手を出すなっつってんだろ」


「…」


「ケンカ売ってんのか?あぁ?」


「コイツ、君の知り合いか?」


男性Aは女性に聞いた。


「いいえ。こんな男見た事がありません。さっき無理矢理私に絡んできただけです」


「この子に手を出すな」


「なんだよこの生意気な野郎は」


「おい、やめとけよ。コイツらはただでさえ手強そうな相手だぞ」


「わかってる。だけど今はこの子を守るために俺は…」


 男性Bに止められるものの、男性Aは女性を守ろうとギャングの男と対峙するのであった。


 すると、ギャングは、女性を捕まえて銃を向けた。


「離して!」


「おとなしくしてるんだ。おい、この女がどうなってもいいのか?あぁ?」


「…!」


「これはマズイ事になったぞ…!」


 ギャングは女性に銃を向けた状態で、次のように言った。


「この女はワシがもらい受けるんだよ。お前のような奴にはやれねぇんだよ」


そう言って、女性を蹴り飛ばした。


「やめろ!」


「やめろだと?こんな事やめる訳ねぇだろ。言っただろ?ワシがもらい受けると」


 ギャングはそう言うと、今度は男性Aの胸ぐらを掴み、押し倒した。


バタン!


 男性Aはギャングに押し倒され、その場で倒れ込んだ。


「イッテェ…」


「おいっ!大丈夫か?」


 男性Bが駆けつけた。


「お前もああなりテェのかゴラ!あぁ?」


「だから手強いと…」


「いや…。なんとしてもアイツをなんとかしなければ…」


 男性Aは押し倒された衝撃で少し体を負傷してしまったが、まだ諦めなかった。


「オーナー!コイツは俺が片付ける。あの子や他のお客さん達を逃して!」


「おい!正気か?仕方ない!他の従業員も協力を頼む!」


 急に言われて困惑していたが、オーナーは、女性や他のお客さんを逃すために他の従業員達と一緒に誘導した。


「こっちだ」


 女性と男性Bも一緒に逃げていた。


「あの人大丈夫かしら?」


「わからん。無茶しやがって。一応警察を呼ぶ。無事に帰ってくる事を祈るしかない」


 男性Bは、警察を呼ぼうと電話をした。




 一方、男性Aは、ギャングとの1vs1の戦いになっていた。


「お前しかいねぇな。逃げねぇのか?」


「お前を倒すまで逃げない」


「そうか」


そう言うと、ギャングは男性Aに斬りかかろうとするが男性Aは、なんとか避けようとしていた。


「この男、動きが速い!」


なんとか避けようとしているが、限界が来てしまった。


バタン!


「そろそろ降参でもするのか?」


「まだまだ…!やれる!」


 最後の力を振り絞るように戦おうとしたが、力が出ずにそのまま倒れ込んでしまった。


その時、


「警察だ!犯人は無駄な抵抗をやめておとなしく出てくるんだ!」


 男性Bが呼んだ警察が駆けつけた。


「警察か…」


 ギャングの男は警察に取り押さえられた。


「お前を現行犯で逮捕する」


『アイツが呼んだのか?』


 男性Aは心の中で呟いた。



 連行されるギャングに対して、男性Aは、


「もう、二度と俺の前に現れるな」


と口にし、ギャングも


「お前には二度と会いたくない」


と返した。




 男性Aは、散らかった酒場を後にし、男性Bと女性がいる所に向かった。


 女性が駆けつけてきた。


「大丈夫?」


「待たせたな」


 二人は一瞬だけ抱き合うようにハグをした。


 男性Bも来て、


「無茶しやがって。お前もようやく付き合えるんじゃないか?」


と言うと、


「まだわからない」


と返した。


 その後、3人で一目散に酒場を後にしたのであった。


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